
漫画「異世界剣王生存記」は原作SOON-G先生、漫画YKB先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「異世界剣王生存記」67話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
前回66話では・・。
空高く舞い上がる張朗信とレズリーは、東の渓谷へと向かいます。
張朗信の意識は、オンパロスの祝福と戦っているのか意味不明な言葉を・・。
フェラードとレオンハートとの戦いは、激しさを増して・・。
異世界剣王生存記67話の見どころ・考察予想
朗信、心まで奪われるの・・?
朗信の身体が、少しずつ壊れて行くことに気付きます。
「オンパロスの祝福は、朗信のエネルギーを吸い取ろうとしている。」とアーティス。
朗信は、精神世界でオンパロスの祝福と戦っていました。
「やめろ!やめてくれ!人を殺すのは・・!」と叫び続けます。
オンパロスの祝福は朗信を黙らせ、全てを奪ってしまうのでした。
そして、新しい形へと進化を続けます。
この世界で、生きて行くと言うことは・・
アーティスと朗信が、激戦を繰り広げているのをぼんやりと眺めているレズリー・・。
「結果は、いつだって・・決まっているのよね。」とうつ向き加減に、ポツリと・・。
そんなレズリーに、エビルが近寄って髪を下ろしてエリーゼの姿を真似て「この人に、知らない?」と尋ねます。
レズリーは、一瞬気付きますが悪びれて「自分を殺したいと思っているヤツは、沢山いるから・・。」と・・。
そんなに悪人ぶらなくてもいいのに、自分も同じ扱いを受けているのに!
彼女は、自分が思っているより良い人なのではと感じさせるシーンでする。
エピルの差し出す剣を取り、自分の喉に刺して「殺しなさい・・。生きていても、最後は決まっているの。」とレズリーが言います。
エピルは、溜まっていたグレイトアースたちへの怒りと悲劇を吐き出すように・・。
「あんたは、自分を誤魔化しているだけよ!」と泣き叫びます。
その声に反応して、朗信がレズリーを庇うようにエピルを斬りつけて谷底に落ちて行くエピル。
そんなエピルに、レズリーは魔法で傷を治します。
彼女は、自分が思ってより良い人。
ただ、ゼノビアに翻弄されていただけ・・辛く悲しい時間が長かったのですね。
やっと勇者に・・
レズリーは、朗信に逃げるように言います。
異端審問官は、私を捕まえればいいことだから・・。
そんなレズリーを新たな獲物と認識するオンパロスの祝福。
レズリーは首を絞められ「最後までゼノビアたちの為に、使われるなんて・・。」と思った時に、オンパロスの祝福を引き裂き飛び出してくる朗信でした。
やっと、目覚めて勇者が誕生したようです。
オンパロスの祝福にとどめを刺す・・
その場からレズリーを助け出し、アーティスにとどめを刺すように朗信が叫びます。
アーティスも、これで始末できると初めて使う大技の「イグニッション・レイ トリプルレイヤー」の大火炎を打ち放ちます。
オンパロスの祝福は、火炎に包まれ燃え溶けてしまいその火柱は宇宙の彼方へと一筋の光となって・・。
アーティスは初めて使う大技の為、力を使い果たしてしまいます。
そこに朗信とレズリーの姿が現れます。
果たしてこの2人は、見方となって一緒に戦って行く友となるのでしょうか・・?
それとも・・?
異世界剣王生存記67話のネタバレ込みあらすじ
全ての力を乗っ取られる張朗信・・
アーティスは、張朗信と戦っていると音を立てながら身体にヒビが入って行くのを見て・・。
「このまま戦ってもいいが・・、張朗信の精気を取ろうとしている。」とオンパロスのカケラが限度に達していると気付きます。
しかし「このまま戦っていては、オンパロスのカケラだけを取り除くことはできない!」と身体の一部を凍らせて、張朗信に意識を取り戻すように呼びかけ戦うのでした。
張朗信の心の中では、オンパロスのカケラが全てを支配していきます。
張朗信は「やめろ!俺のせいで・・、何人殺せば気がすむんだ・・。」とオンパロスのカケラと心の中で戦い続けるのでした。
戦い続ける張朗信の口を塞ぐように、オンパロスのカケラ事態が「利用者に残存の意思がないと・・。」と全ての権能を奪われてしまいます。
そして、新たな姿へと変身して行く張朗信・・。
レズリーは、全てを諦めて・・
アーティスと張朗信が、戦っているのを橋の上から眺めていると・・。
「これが、限界か・・。」と呟くレズリー。
そこへ、エピルがやって来ます。
「この顔に、見覚えはない?」と髪を下ろして尋ねます。
「知らないわ。私を始末したい奴は大勢いるからね・・。」と悪びれて言うのでした。
でも、レズリーは覚えているようですね。
そんなに悪びれなくてもいいじゃない・・、彼女の闇の深さを感じる場面でもあります。
エピルは、レズリーの顔に剣を近づけて・・。
「ふざけないでよっ!」と覚えているとは思ってなかったけど・・。
「あんた達の為に、どれだけの人が道具として使われ犠牲になったと思っているの!」
「なんで、なんで・・!そんな事が、平気でできるの!!」と涙ながらに訴えます。
「多分・・。生き残っている異世界人が、悪者だから・・。」といつかは殺される?自殺するかだからとレズリー・・。
そして「この世界に転生した目的は、悪人になるため・・。」
「どうあがいても・・、意味なんてないのよ・・。」とこの呪いから逃げられないと話します。
そしてエピルの剣を手に取り、自分の首に剣先を向けて「さぁ、刺しなさい・・。」とこうなるのが定めと言うのでした。
「バカなこと言うなっ!それはアンタを正当化しているだけよっ!」とエピルが叫ぶと張朗信が現れ、エピルを斬りつけます。
谷底に落ちるエピルを魔法で受け止めるアーティス。
怪我はないかと駆け寄って来るアーティスに、大丈夫ですと言うも・・。
洋服には確かに、斬られた跡が残っていました。
レズリーが、魔法を使って怪我を回復させていたのです。
「少しは償いになるかしら・・」とエリーゼのことは、アレハンドロがやった事だけど・・。
張朗信が、目覚める・・
レズリーは「早く、ここから逃げなさい。捕まるのは私だけで・・。」と異端審問官が来ると言います。
すると目つきを変えて、いきなりレズリーの首を握りしめる張朗信。
オンパロスのカケラは、新たな標的をレズリーに替えエネルギーを吸い取ろうとします。
「最後の最後まで・・、ヤツラに利用されるなんて・・。」と最悪と思いながらも笑みを浮かべるレズリー・・。
次の瞬間「まだ、終わりじゃない!」と自らの口を引き裂き、オンパロスの鎧から抜け出す張朗信。
「こんな最後なんて、勇者が黙っていません!」と笑顔で飛び出してくるのでした。
暴れ狂うオンパロスの抜け殻・・
暴れ狂うオンパロスの抜け殻に「やっつけてください!アーティスさん!」と言ってレズリーを抱きかかえ失った左腕はオンパロスのカケラで再生されて翼を開きながら降下していく2人。
アーティスは「もう容赦は、しないっ!」と最大級の火炎魔法を放ちます。
その火炎の力は凄まじく、天空の遥か彼方まで・・。
オンパロスのカケラと洞窟までも、跡形なくなる程に消滅してしまいます。
アーティスの側に駆け寄るエピルは「凄い魔法ですね!どうして隠していたのですか?」と目を丸くして言うのでした。
「自分のレベルを超える魔法だから、上手くコントロールできないんだ。」と力尽きてその場に座り込みます。
そこに、張朗信とレズリーが姿を現し・・。
「戦えますか?」とアーティスの肩を支えながらエピルが言います。
「もう限度は過ぎている・・。」あの二人も同じであることを期待するしかないと言うのでした。
異世界剣王生存記67話の感想&次回68話の考察予想
今回のお話しは、張朗信がオンパロスの破片に操られ自分の世界に逃げ込んでいましたが、アーティスの呼びかけと数多くの犠牲者を出している自分の狭間に揺らぎついに勇者として誕生します。
そして、レズリーは何もかも結末は変えられないと全てを諦めていました。
今回は、レズリーにスポットをあててみたいと思います。
いつもどこか、悪ぶっているレズリーですが・・。
彼女は、自分が言っているほど悪い人ではないように感じました。
エピルが、エリーゼのことを忘れたの?の問いかけに彼女は反応していました。
本当に、悪い人が自分を攻めたりするでしょうか?
私は、しないと思います。
それは、自分が悪いことをしている自覚がないから自分を攻めたりしないと思うからです。
しかし、レズリーはどうでしょう?
エリーゼのことも、アレハンドロが利用していたことをしっかりと覚えていました。
もしかしたら、犠牲にして来た人達を覚えているのではないでしょうか?
自分も同じ道具として扱われているから、そうしなければならない状況にあったからではと思います。
それをして良いと言っているのでは、決してありません。
ただ、彼女はそれ自体を悪だと認識して自分を攻めているその気持ちが悲しいと感じるから・・。
何をしても、結局は奴らの為となってしまう。
だから、全てを諦めて生きているそんなレズリーが悲しく、切ないものに思えて仕方がないと感じるからです。
そのレズリーの結末は、変わるのでしょうか?
変えて欲しい!あの三人、四人になるのかな・・?
それを期待して、次回を楽しみにしています!!
さて次回は、そんな2人がアーティスとエピルの前と姿見せて戦いとなるのか?
一緒に戦っていくのか・・、そしてフェラードとレオンハートとの戦いは・・。
まとめ
今回は漫画『異世界剣王生存記』67話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。