漫画「公爵夫人の50のお茶レシピ」は原作Lee Jiha先生、漫画Ant Studio社の作品です。
前回17話ではポートナム夫人へプレゼントした手作りのミルクジャムが評価されます。
バーテンベルク公爵の後押しもあり、夫人から提案されたミルクジャムの事業化を前向きに検討することを決めたクロエ夫人。
また、城の厨房ではお茶を淹れることが日常茶飯事となっていましたが、そんなクロエに対して複雑な感情を抱いている下女のジャクリンなのでした。
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今回は「公爵夫人の50のお茶レシピ」の18話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
公爵夫人の50のお茶レシピの【18話】の考察予想
厨房で働く他の下女たちはすっかり明るく接するようになったクロエ夫人に慣れてお茶にも興味が湧いてきたようですが、ジャクリンにはどうやらある事件をきっかに、彼女を受け入れられない確固たる理由があるようです。
18話ではその真相について迫ります。
下女たちのために淹れた暑い日にピッタリのお茶も要チェックです!
公爵夫人の50のお茶レシピ【18話】ネタバレあらすじ
下女のジャクリンに南国の果物ドラゴンフルーツと蜂蜜を用意させたクロエ夫人。
文句を言わずに準備してくれたことにお礼を述べます。
厨房で初めて紅茶を淹れたあの日、忙しいことを理由に鉄のヤカンの準備を一度断っていましたからね。
ー更に半年前。
あの頃のクロエ夫人は一度や二度では済まないほど業務ミスを多発していました。
その中でも食材取引証明書を紛失してしまう大失態を犯したクロエは、なんとその罪をジャクリンに擦りつけてしまったのです。
もちろん、彼女は取引証明書の存在すら知りません。
完全なる言い掛かりに無罪を主張しますが受け入れてもらえません。
ジャクリンの無実を知っているはずの執事キエルはその言い分を聞き流すだけではなく、無慈悲にも鞭打ち60発の刑を言い渡したのでした。
この事件の現場に居合わせた他の下女たちはそんな彼女に気を使い、クロエ夫人が淹れるお茶にはまだ一度も手をつけたことがありません。
しかしこの日はドラゴンフルーツが浮かぶ一段と輝いて見えるアイスティー。
身の回りの手伝いをしてくれる侍女たちのようにいつも近い距離にいるわけではありませんが、クロエ主催のお茶会の準備を手伝ってくれたこと、今日のような暑い日も一生懸命仕事をこなしてくれていること。
日頃の感謝をクロエは素直に伝えます。
お馴染みのエリーが頂きます!とコップを差し出すと、釣られて他の下女らも順にドラゴンフルーツの入ったアイスティーを堪能するのでした。
皆初めて飲むお茶に感激しています。
そんな中、無表情でコップ中のアイスティーを飲まずに眺めているだけのジャクリン。
厨房を去る間際に、下女たちは頭を下げて謝意を示します。
やっと厨房の下女たちに温かい言葉をかけれて目が潤むクロエです。
しかし半年経ってもふくらはぎに痛々しい鞭の跡が残っているジャクリンだけは頑なに頭を下げませんでした。
不躾な態度にまた夫人は怒るだろう…
でも彼女の優しさを認めてしまえばこれまで通りに憎めなくなってしまう。
ジャクリンはグッと口を紡ぎます。
クロエはその態度に怒るどころか一言、労りの言葉をかけて厨房を後にしました。
ー本当に奥様は変わったのか?
『あなたの気持ちはよく分かるわ。』
去り際に放った台詞を思い出してはまた混乱するジャクリンですが、コップの中に残っていたはずのアイスティーはしっかり空になっていたのでした。
公爵夫人の50のお茶レシピ18話の感想&次回19話の考察予想
5話ではなぜ鉄のヤカンを用意するだけで嫌な顔をしたのか不可解でしたが、自分に罪を擦りつけたクロエがいきなり優しくなったのでどう反応していいのか彼女なりに悩んでいたのですね…。
鞭60発の刑は可哀想ですし、気弱な前のクロエ夫人が何故その責任を無関係のジャクリンに押し付けてしまったのか。
まだ問題は解決されていません。
傍観者のキエルにも少し苛立ちを感じました。このままでは変に誤解を与え兼ねそう。
この際、日向楓が転生してクロエ夫人になったことを打ち明けるのが賢明ではないでしょうか。でもタイミングもありますし、難しいですね。
今回クロエが振る舞ったドラゴンフルーツと蜂蜜のアイスティーがこれまた斬新でした!
騎士団へフルーツアイスティーや桃の香りのウーロン茶をご馳走した時もそうでしたが、暑い中で飲むお茶は格別に美味しそう♪。
そして次回の19話では事業化の話が進みそうです!
バーテベルク公爵はどのようにしてクロエ夫人の相談に乗ってあげるのでしょうか。
まとめ
今回は漫画『公爵夫人の50のお茶レシピ』18話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。