悪女のペット15話ネタバレ(ピッコマ)＆感想！殺意を抱くほどの怒りも綿あめであっさり納めるナスカvsさすがの交渉人アース

悪女のペット【15話】の考察予想

脇役令嬢に憑依してしまった主人公がただ一人の幸せの為に頑張るお話です。

交通事故にあった主人公は、気が付けば自分の知る外見とは全く別の人物になっていました。

よく考えた結果、彼女は愛読書の「アトランタの恋人」に登場する脇役の令嬢に憑依していることに気が付いたのです。

 

彼女の名はシャシャ・タルト。

貴族の中でも下流の立場の令嬢のシャシャが貴族社会を生きるためには、前世の社会人経験を活かして媚びをうったり悩み相談をすることで、令嬢たちに可愛がられる存在となり、「お偉方のペット」として有名になるのです。

 

色々な令嬢と繋がりを持つ一方で、原作を知るシャシャはなるべく原作に登場する人とは関わらないように気を付けていました。

特に、最後には処刑されてしまう悪女レベッカ。

彼女に関わり、巻き込まれたら大変だと常日頃考えていたのにも関わらず、初めて招待された宮殿でのパーティーで運命の出会いを果たすのです。

シャシャの外見や雰囲気を気に入ったレベッカにお茶会に誘われたシャシャは悩みながらも、レベッカの美しさと婚約者の皇太子ヨハネスへの健気な思いなどに惹かれてしまい、先のことを考えるのは止めようとレベッカの幸せを願うことに決めました。

 

それから２年後、シャシャはレベッカの願いにより彼女の自宅に住み込むようになりました。

ヨハネスの側近でもあるメインキャラ、アース・クラインもレベッカへの用のために何回も訪れるためにシャシャとも大分打ち解けて会話をするようになります。

精神的に不安定だったレベッカを宥めて落ち着かせることが出来たシャシャにアースは一目置いており、最近レベッカはヨハネスと口論するまでになった、という情報も流し、レベッカが変わってしまったのはシャシャのせいだと皇太子が怒っているので大人しくして下さいと助言をもしてくれるようになったのです。

 

元々浮気性なヨハネスが苦手なシャシャは彼と関わらないようにすることは願ってもないことではあったのですが、直後にレベッカから宮殿のパーティーに誘われてしまいます。

さすがに断ろうと思うシャシャですが、「第二皇子ペインが帰還する」と聞き、考え込んだ末に参加を決めたのです。

ペインは読者に絶大な人気があり、シャシャは遠くから見る程度ならぜひ会いたいと願っていたキャラでした。

 

早速参加したパーティーですが、このパーティーにはヒロインリリスが登場することに思い至ります。

天使のように無邪気で可憐なリリスに皇太子ヨハネスが興味を持つ、という原作を思い出すのですが、ヨハネスはまずレベッカの元にやってきて、傍にいるシャシャを威嚇するなど、少々原作と違うような雰囲気でした。

 

そして、更にシャシャはリリスを見てとても驚くことになるのです。

原作とは全く違い、彼女の方が悪女のように真っ赤なドレスでソファに腰かけ、令息たちを侍らす姿に引いてしまいます。

 

それから、幾つも原作のパーティーとは違う展開が巻き起こるのです。

ヨハネスはリリスなど眼中にないようで、レベッカを振り向かせることに必死になり、そのレベッカはヨハネスを適当にあしらいます。

そしてリリスもヨハネスよりもペインにのみ話しかけて楽しそうに過ごしていました。

更に、ヨハネスの側近でもあるアースはヨハネスに対しての苛立ちや憎悪の思いに混乱し、シャシャに話を聞いてもらう場面もありました。

 

数々の違いにシャシャは混乱し、帰りの馬車の中でグッと親指を噛みしめました。

原作が変わってしまったこと、それは、自分が余計な行動をしたからだろうか、と怖くなってしまったのです。

彼女が一番心配なこと、それは、これから登場するだろう、ドラゴンの存在。

リリスに恋をする一人で、彼はリリスとの友情の為にこのアトランタ帝国を守護することになるのです。

そのリリスの性格の違いや、ドラゴンさえも原作とは違うかもしれない。

そうなると将来の国の存亡という大きな出来事にまで発展しかねない状況に怯えているシャシャを、レベッカはそっと慰めてくれました。

 

そんな彼女を見て、シャシャはやっと落ち着いてきて自分の本来の目的を思い出し、再度決意します。

シャシャの願いはただ一つ、「レベッカが幸せになること」なのだから。

 

早速シャシャはリリスに会い、彼女が憑依者ならば原作との齟齬を相談しようと考えていたのですが、いざ再会したリリスはパーティーの時のキャラとはまた違い、原作に近い雰囲気の令嬢でした。

しかし、やはり原作のリリスとは違うと悟ったシャシャは、「アトランタの恋人」を知っているかとたずねました。

 

ところが、リリスの反応はシャシャの予想外の物でした。

「それは原作という意味か」と聞き返されてぽかんとしている間にリリスは青ざめやや震えながら去ってしまったのです。

 

唖然と見送るシャシャは偶然アースと出会います。

リリスと食事をしたレストランがシャシャの趣味でないレストランだったため、店の前にいるシャシャを怪訝に思ったようです。

シャシャはお肉と糖分をアースにねだりつつもリリスと会っていたことを伝えます。

 

あっさりリリスの情報を口にするアースを見てさすが、アカデミー時代にほとんどの学生から嫉妬される秀才だと感心していると、突然アースに腕を引かれ、その脇を暴走する馬車が通り過ぎていきました。

 

周りの悲鳴に引かれて馬車の前方を見て、シャシャは驚くことになります。

悩みの一つであるホワイトドラゴンのナスカ、その人が馬車を跳ね飛ばすシーンでしたから。

原作では人間界の常識に疎いナスカは少々あほの子扱いをされていたようで、実際綿あめ屋さで綿あめを宝石で買おうとして怒られたりする場面にシャシャも肩を落としていました。

 

シャシャは何とか彼をレベッカに引き合わせようと、とある料理を作り、それをエサとすることにしました。

ナスカがリリスに興味を持った理由は「刺激」であり、少々方法は違っても刺激のあるもので誘おうと考えたのです。

 

後日、ナスカを探そうと一人で外出した際、偶然リリスとペインを見かけてしまいます。

随分仲の良い雰囲気に、リリスはペインが好きなのかと考えながら歩いていると、柄の悪い傭兵にぶつかり絡まれてしまいます。

 

必死で断り逃げようとしていると、ふと聞き覚えのある声が聞こえ、すがるようにそちらを見つめます。

シャシャの視線に気づいたのはナスカでした。

ナスカはシャシャたちの状況に興味があるわけではないようでしたが、彼に助けを求めるようなシャシャに、傭兵はナスカを馬鹿にするような発言をします。

 

それに対して苛立ったのか、あっさりと指一本で傭兵を吹き飛ばし、シャシャを助けた形になったナスカ。

そんな彼の手を握り、熱心にお礼を伝え、ご馳走をするからと何とかナスカに料理を食べさせる展開に持ち込めました。

 

しかし、彼に披露した料理はなんと、真っ赤な・・・トッポッキ。

ドン引きする彼に何とか食べさせたシャシャでしたが、その辛さにナスカは怒りを露にして傍にあった木を殴り倒し睨んできます。

恩を仇で返す下賤な人間だと、シャシャの胸ぐらを掴み殺そうとするナスカに怯え、脇役のくせに出しゃばってごめんないと内心で謝りながら目をつむるシャシャを助けたのは、駆け付けたアースでした。

 

刺激の方向が独特と思いますが、ある意味ナスカにとっては刺激のある一幕であったことでしょう。

いくら何でも殺されることはないでしょうけれど、助けにきてくれたアースがなぜタイミング良くやって来たのか、これからのナスカとの関係がどうなっていくのか、ある意味先が読めず面白いです。

 

そして、それとなく脇役令嬢キャラだったのに主要人物に関わり十分ヒロインのような位置になっているシャシャ。

この先恋愛に発展するようなことがあるのかも、ちょっと期待しつつ、これからの展開がとても楽しみです。

悪女のペット【15話】最新話ネタバレあらすじ

ナスカの怒りを買い殺されてしまいそうになるシャシャを助けたのは、駆け付けたアースでした。

胸ぐらを掴むナスカの腕を抑えるも、その力の強さに驚きます。

しかし、自分よりも弱い相手に何てことを、と諫めますが、ナスカはその弱い人間が自分に何をした、と怒りを納めないナスカ。

 

一体彼に何をしたのだとシャシャに尋ねると、シャシャは素直に謝罪し、自分のせいだと落ち込みます。

普段大人しいシャシャが恩を仇で返したと怒られていることに疑問を持ちつつ、それでも命を取るのはやりすぎだと告げると、ナスカはシャシャを掴んでいた手を放して何をしたかを説明しろと促しました。

 

そこで、シャシャはお礼に「トッポッキ」をあげたこと、皆が美味しいと言っていたから、こんなに辛いと思っていなかったと泣きだします。

そもそもトッポッキ自体を知らないアースは、蹴散らされている料理を見て一つ、ため息をつきました。

使用人からシャシャが危険な料理を作ったと怯えていたこと、周りの人が美味しいといったアルチェン家の人々であり、主人であるレベッカが可愛がるシャシャの作ったものだから気を遣ったのだろうという推測を伝えました。

シャシャは、皆が我慢して美味しいと言っていたことに気が付き、迷惑をかけてしまったと落ち込みます。

 

その様子を見ていたナスカは再度続きをしようとしますが、アースはわざとじゃないので大目に見て欲しいと頼むのですが、ナスカは人間は裏表の激しい種族だから信用できないという言葉に疑念を持ちます。

 

確かにシャシャが悪いけれど、これは度が過ぎると冷たい表情を浮かべるアースとナスカがにらみ合ってしまう事態になり、シャシャはアースが危ないと必死で謝罪します。

怒りを露にするナスカに怯えつつ、何とか最後のチャンスを欲しいと申し出るのです。

チャンスが貰えたらナスカの口に合う料理と数十個の綿あめをご馳走できるのに・・・と。

 

一瞬の間の後、ナスカはすっかり怒りの表情を消し、「反省しているのか」と訊ねてきました。

一度だけ信頼してくれるという言葉に大喜びをするシャシャ。

無事に切り抜けられたしアルチェン家にスカウトするチャンスも作れたとやる気を見せるシャシャを、アースは読めない表情を浮かべつつもよかったですね、と答えるのです。

悪女のペット15話の感想＆次回16話の考察予想

アースから見たらシャシャの行動は不思議なのでしょうね。

ロクに素性も知らない、しかも自分は人間じゃないというようなことを言い、辛かったからと女性を殺しかける少年をスカウトする意味が分からないでしょう。

それでも、彼なりにシャシャのことを信頼しているからこそ、シャシャのやりたいようにさせているのだと思います。

 

あんなに怒っていたナスカが「好きそうな料理」と「綿あめ」に釣られる様子は確かに・・・可愛いですね。

レベッカの家で今度は何の料理を作って、どういう風にスカウトするのでしょうか。

上手く信用を得られるような料理であるといいですね・・・。

レベッカは彼を受け容れるのでしょうか。

 

また、たびたびアースが登場するのですが、彼の行動に裏はないのでしょうか。

知生派キャラは少々不安要素もあるからこの場に登場した理由も気になりますね！

シャシャとナスカの関係が上手くいくといいなと願いつつ、今後の展開を楽しみにしています☆

まとめ

今回は漫画『悪女のペット』15話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。

 

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