
漫画「テムパル〜アイテムの力〜」は原作Saenal先生、作画Team Argo先生 脚色Monohumbug先生でピッコマで配信されています。
今回は「テムパル〜アイテムの力〜」51話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
前回のお話ではツェダカギルドのメンバーと協力してヤタン教の第6番目の僕であるマラクサスとのレイドを成功させたグリード。
更にヤタン教によって捕らわれていたウィンストーンの領主アイリーンの救出を行ったのでした。
テムパル〜アイテムの力〜51話の見どころ・考察予想
前回の話で大金を手に入れたことによって、現実世界においても徐々に生活が変わっていく様を今回は描いています。
家族サービスをしたり、おしゃれをしてみたり、ただしそこには変えられない現実もあるのでした。
そして、グリードの事を本当に求めている人たちからのオファーに自身のすべきことを見出すという感情の浮き沈みが激しい話となっています。
テムパル〜アイテムの力〜51話のネタバレ込みあらすじ
領主アイリーンの救出
捕らわれていたウィンストーン領主のアイリーンを連れて、ウィンストーン城に戻ってきたグリード。
更に、グリード達の手によってヤタン教の第6の僕であるマラクサスが倒された事も伝わります。
場内の人間は以前ウィンストーンに「無我境地の剣」を納品した鍛冶職人と知られていただけに、マラクサスを打ち破ったと聞いて家来も驚きます。
また、クエストを完了したことによってアイリーンとの好感度がMAXになり、アイリーンは常に頬を赤らめているのでした。
今回の件の感謝とのしるしとして、アイリーンがドランから遺品として引き継いでいた指輪をグリードに渡します。
指輪を受け取ったとたん、「ドランの指輪」はグリードに帰属されました。
帰属したことによってグリード以外のプレイヤーが使う事が出来ないアイテムであることが分かりました。
非常に珍しい効果を持つ指輪というだけに、オークションに出せば数百万の値がつくのは確実と考えていたグリードにとって、思わぬ損失なのでした。
それでも今回のクエストをこなしたことによって、アイリーンとの好感度も最高になるだけではなく、レイドの副産物として大金を手にしたほか、レベルアップする事も出来た点はグリードによって大きな成果と言えます。
妹との食事
レイドによって臨時収入として400万円が入ったグリードは、1人2万円以上する高級料理店に妹を招待します。
心配する妹に対して、両親には更に良いお店へ連れていく予定であると説明します。
借金がある中でも家族サービスをしようとしているグリードに偶然店に入ってきたヤタン教に加担しているユラが気づきます。
ユラは取材のために同じレストランでインタビューを受けていたのでした。
ユラとしては、ヤタン教の神殿での出来事に敗北感を感じており、現実世界でその元凶とも言えるグリードに遭遇するとは思ってもみなかった事です。
これはチャンスと、自身がいるレストランの位置を電話で何者かに伝え、男性(グリード)について詳しく調査するように命令するのでした。
一体グリードとは何者なのか?ここにもグリードの存在が気になるプレイヤーが動き出した瞬間です。
そんなやり取りを知らずに食事を取っているグリードの所に、初恋の相手である有紗からの電話に心躍らせます。
卒業アルバムを見て、連絡したくなったという事で、その夜に食事の約束を取り付けるのでした。
告白が出来ていない初恋の相手からの思わぬ展開にフルコーデを決め込んで挑む事にします。
初恋の相手有紗が考えていたこと
妹との食事の後に急遽、美容院と洋服(フルコーデ)を揃えて12万の痛い出費を払ったグリード。
おしゃれなレストランで有紗とのディナーの席に着くのでした。
自身が(ゲームだけれども)就職できた事、借金を全て返済する事が出来たことなど自身の事をさりげなくアピールします。
そんな会話の中で有紗の方も思わせぶりな発言をしてきたことから、有紗の事が好きだったことを告白してしまいます。
ずっと、言えてなかった事を言えて少しスッキリできたのですが、回答は「考える時間が欲しい」と先延ばしにされてしまいます。
化粧直しのために席を立つ有紗。
グリードも今のうちにとトイレに立つのですが、女性用のトイレから有紗が誰かと電話している会話が漏れ聞こえてきました。
どうやら来週に迫った同窓会の『ネタ』として、同窓会にグリードを連れてこれるかどうか賭けをしているという事、思わぬ告白で更なる『ネタ』が増えた事などを笑いながら話しているのでした。
シーンが変わって、帰路に付くグリード。
自分はゲームが上手くいったことで色々と変わったと思っていたけれども、現実世界においては何も変わっていない。と勘づくのでした。
良い服を着ても、お金を稼いでも自分は自分。
現実世界での価値を見出せない自分に涙を流します。
ツェダカギルドへの加入
シーンが変わって、カンの鍛冶場で落ち込んでいるグリード。
何も考えずに借金返済のためにプレイを続けることが本当に良い事なのか?
自問自答します。
そんなグリードの所に、レイドで一緒に戦ったツェダカギルドからメッセージが届きます。
レイドでの戦利品の金額の報告と併せてギルドの中で話し合った結果、グリードにギルド加入を申請したいという内容に、自分が必要とされている環境が少なくともここにはあるとグリードは感じるのでした。
グリードは優しく微笑むのでした。
テムパル〜アイテムの力〜51話の感想&次回52話の考察予想
今回のお話は読み進めることが辛くなる展開でした。
ゲーム(仮想世界)で成功を収めつつあっても現実世界にすぐさま反映されるわけではないという現実に直視しないとならない。
そして、自身の事を必要としない人、必要とする人、敵対する人が描かれており、身の丈以上の事ができない事実を突きつけれる回となりました。
次回以降はツェダカギルドのメンバーとの関係や、ギルドお抱えの鍛冶職人としての展開が進むのではないかと思わます。
また、「こんな事があっても同窓会に参加するのか?」という点も伏線なのかもしれません。
まとめ
今回は漫画『テムパル〜アイテムの力〜』51話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。