公爵家のメイドに憑依しましたネタバレ30話|〜公爵の死去・・・現れるディエゴ〜

漫画公爵家のメイドに憑依しましたは原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。

 

フェデリカに付き添ってリリアナに会いに行ったイベリナ。恋い焦がれた銀髪の君はまさかの女性だったということで、フェデリカは失恋してしまいました。

メイドたちの話を聞いたり、様子を見たりしてイベリナは、この世界では自分は結婚適齢期にあることを感じました。

これからもこの世界で生きていくなら、今結婚を考えるのも悪くないのかもしれません。

しかし呪いが早く解けたからと言って、リアンドロが将来反乱を起こさないとも限りません。

 

自分にはリアンドロに付き添う使命がある。発起を避けるために、彼がもっと多くの人へ心を開き、運命の人と出会うまではこの身を捧げなくてはいけない。イベリナはそう固く決心するのでした。

≫≫前話をもういちど振り返りたい方はこちら

 

今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の30話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。

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公爵家のメイドに憑依しましたの【30話】の考察予想

前回、イベリナの中で新たな目標が固まり、本格的に第二部が始まりました。

イベリナにとってリアンドロはもはやただのお気に入りのキャラクターではありません。

 

一年ちょっとではありますが、一番近くで彼の孤独や苦しみを見てきたものとして、まるで我が子のように思っている様子です。

彼の生涯の幸せのために自分の人生を捧げることを決心するのです。

そんな考えですから、自分へのリアンドロの恋情など思いも寄らないものなんでしょう。

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公爵家のメイドに憑依しました【30話】ネタバレあらすじ

月日を経たある冬のこと。

リアンドロは15歳となり、主治医の健診を受けていました。

 

表情は柔らかく、素直に話を聞いています。

体つきは男らしくなり、話し方はとても穏やかになっていました。

成長に伴う四肢の痛みのほかは特に異常はなく、健康そのものの様子です。

 

もうそれほど頻繁に健診をする必要はないのかもしれません。

主治医は何か身体の異変に気づけばすぐに教えるよう言い残し去っていきました。

 

イベリナも彼が自分以外に穏やかな笑顔を見せるのをとても嬉しそうに見ていました。

リアンドロは貴族としては申し分ない、いえ、同じ年頃の貴族の中では平均以上と言っていいほどの能力を身につけていたのです。

 

主治医が去って、部屋にはリアンドロとイベリナの二人だけになります。

イベリナが街に繰り出して、色んな人と会いに行かないかと提案するとリアンドロは不満そうな表情を浮かべました。

その表情は以前のように露骨で、まるで忖度のないものです。

 

外向きの仮面は身につけていても、イベリナの前では自分の気持ちに正直なわがまま少年のままでした。

また、出不精なために街では「ひどく醜い男だ」やら、「暴君だ」やらあらぬ噂を流されているようです。

 

イベリナはそれを気にして、リアンドロにはもっと外へ出て多くの人と関係を持ってほしいと思っていましたが、リアンドロ自身は意に介しません。

言いたいやつには言わせておけばいいという姿勢を崩さないのです。

 

リアンドロはイベリナさえ側にいればいいという考えを持ち続けていたのでした。

未だにイベリナが友達と話し込んでいたりすると文句を言ったりしているようです。

外目には立派な公爵家の長男に見えるし、イベリナの前でも癇癪を起こすことはなくなりました。

とはいえまだまだ子供なことには変わりがないのです。

 

突然扉をノックする音が鳴り響きます。

返事を待たずに慌てて入ってくる従者。

彼が告げたのはベラビティ公爵、つまりリアンドロの父の訃報でした。

 

ベラビティ公爵が領地の視察ではなく、愛人との旅行でしょっちゅう家を開けていたことは屋敷の殆どの者が知っていました。

その旅行の最中に事故は突然起こってしまったのです。

ベラビティ公爵が乗った馬車が、道の凍った険しい山道を通っている時、スリップし崖から落下してしまいました。

 

無言でその知らせを聞くリアンドロを前にして、イベリナは胸が苦しくなりました。

良い父親ではなかったとしても、たった15歳の少年が父の死という悲しい出来事に直面しているのです。

イベリナは小説で一度その場面を読んでいたとはいえ、実際に目の前で起こってみると、更に悲しく苦しい出来事だと感じました。

 

葬式の日。

参列した貴族たちが、まだ背後に屋敷のメイドがいるのにも関わらず噂話に花を咲かせます。

事故後の公爵の顔はグシャグシャで判別のつかないほどだったとか、不倫旅行中に死ぬなんて不名誉だとか。

公爵本人だけでなく夫人も槍玉に挙げられています。

葬式の最中、涙も見せなかった夫人を冷酷だと陰口を言っていたのです。

 

イベリナは不快な思いで貴族たちがおしゃべりをするのを見ていましたが、まさかそれを注意するわけにはいきません。

聞いていられなくなり、仲間のメイドと部屋を出ていってしまいました。

 

廊下に出ると、貴族たちへの不満爆発です。

失礼な参列客について仲間のメイドと愚痴を話し始めました。

他人の家庭や亡くなった人について批判するのはひどいマナー違反でしょう。

ましてや当人の屋敷で噂するなんてもっての外です。

 

不満を吐き出すと、仲間のメイドは公爵の死を悲しみ泣き出してしまいました。

彼女にとっては小さい頃からお世話になってきた御主人様です。

言ってみれば父親のような存在。

死を嘆くのは当然でしょう。

イベリナはリアンドロに仕え続けていてあまり関わりがなかった上、悪い印象を持っていましたから少しも悲しくありませんでした。

しかし幼少期からこの屋敷に使えているメイドたちにとって、公爵の死は大変な悲劇なのです。

 

イベリナは泣き出してしまった仲間を気づかい、自室で少し休んでいるように言い、仲間と別れました。

一人になると心配になるのがリアンドロのことです。

父を亡くして悲しんでいることでしょう。

イベリナがリアンドロを探そうとすると、少し離れたところで彼が誰かと話しているのが見えました。

リアンドロはお悔やみを告げる相手に対して、とても丁寧に返事をしています。

公爵の子息という高い地位にいるリアンドロが、丁寧に話すべき相手は両手で数えられるくらいしかいません。

珍しくかしこまったリアンドロが話している相手は誰かと見ていると、それはなんとあのディエゴでした。

慌てて物陰に隠れるイベリナ。

二人の会話に聞き耳を立てます。

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公爵家のメイドに憑依しました30話の感想&次回31話の考察予想

序盤大人びた表情を見せていたリアンドロでしたが心の中はまだまだ子供。

15歳にして大人たちに囲まれる立場のリアンドロにとって、イベリナは唯一の心の拠り所なのでしょう。

未だにあまり自分から人間関係を広げようとはしていないようです。

 

そんな時に突然ベラビティ公爵が死んでしまいました。

リアンドロはこれから公爵となっていくわけですね。

彼が反乱を決意しないためにに大切なのはこれからの立ち振舞。

果たしてイベリナはリアンドロを思いとどまらせることが出来るのでしょうか。

しかし葬式に現れたディエゴとリアンドロが話す姿には少し不穏なものを感じます。

衝突が起こらぬことを願うばかりです。

まとめ

今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』30話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。

 

≫≫『公爵家のメイドに憑依しました』の他の話数ネタバレはこちら

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