
漫画「悪女は2度生きる」は原作Mint先生、漫画PEACHBERRY先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「悪女は2度生きる」41話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
披露宴を後にした皇帝は、ミライラの元を尋ねていました。
ミライラの寝室に入ろうとすると一人のメイドが立っています。
どうしたのか尋ねると、アルティゼアからスープを作るように指示されたと言いスープを持っていたのです。
メイドからスープを受け取った皇帝は、アルティゼアを評価します。
自分の身の振り方を知っていて、プライドや感情を後回しに出来るのだと言うのでした。
そして、皇帝はミライラの寝室へ入っていきます。
悪女は2度生きる41話の見どころ・考察予想
息子のローレンスに酷い事をたくさん言われ、アルティゼアには欲しくても手に入らない地位を持つ皇后に母親の権利を奪われ散々なミライラ。
流石に少し可哀想ですが、これまでのメイドたちやそのほかの人への仕打ちを考えると仕方のない事なのかなと思います。
皇帝は、荒れたミライラを収める事が出来るでしょうか。
悪女は2度生きる41話のネタバレ込みあらすじ
後ろめたい存在
ミライラの寝室へと入っていく皇帝。
床にはミライラが飲み散らかしたワインのボトルやグラスが割れ落ちています。
皇帝はベッドの端に座り、ミライラの髪を触りながら語りかけました。
そんなに頭に来たのかと。
ミライラは皇帝の方を見ずに帰ってと願い出ます。
そして、ローレンスに言われた事や過去の事を思い出すのでした。
結婚式場でローレンスに言われた存在自体が後ろめたいと言う言葉が離れません。
高いもので着飾り、自分の言葉に逆らう人を許すことはなかったミライラです。
手中に収めた権力が本物かどうかを試すために人を踏み台にしたこともありました。
その結果、社交界で貴婦人たちがひざを曲げて挨拶する姿が見られて安心していたのです。
さらに、目障りだと思うメイドを殴る蹴るの暴行を加えたりもしました。
それでも堂々とできない身分だと自分が一番理解していたのです。
ミライラが結婚したのは、自力で歩くことが出来ないほどの老人でした。
ブーケも来賓もなく、母親からの純金の宝玉もなく、ただ書類にサインをしただけなのです。
結婚を見届ける司祭でさえ、軽蔑の目でミライラを見ていました。
それでも、皇帝はその日の夜に真っ白なドレスを準備してくれたのです。
しかし、ドレスは網で覆われており寵愛は受けられても、正式な結婚の証ではありませんでした。
皇帝はミライラを妻だと言いました。
皇后宮から出てこない女は妻じゃないとも。
その言葉通り、皇室行事に皇后の代わりに出席したことも皇帝のベッドの隣もミライラのものです。
それでも、皇帝の墓に刻まれるのは皇后の名前なのです。
ローレンスの言う通り、ミライラは後ろめたい存在だと言えるのでした。
けれども子供であるアルティゼアとローレンスは、世界中が後ろ指さしたとしても同じようには振舞わないと思っていました。
ミライラは、どうしてこんな仕打ちが出来るのか泣くのでした。
どんな思いで育てたのかとも。
皇帝は、ミライラを悲しませるローレンスにきつく言わなければと提案します。
その提案を止めるミライラ。
こんな事をされてもローレンスが心配なのかと皇帝。
ミライラは、皇帝はこうなる事をすべて分かっていたのだろうと言いました。
皇帝は困惑します。
アルティゼアが侍女になった事や、ローレンスが結婚式に来ないでくれと言った理由を皇帝が知っていたのだろうと問い詰めるミライラ。
だから、一緒に行こうとは言ってくれなかったと責めるのです。
皇帝は慌てて否定しました。
さすがに、いくら自分の目や耳が早いとしても皇后宮内での事は知りえないと。
アルティゼアが結婚の祝いを貰ったことは知っていたけど、相手がセドリックだから当たり前だと思ったのだと言います。
アルティゼアがここまで大きな事をやってのけるとは思っていなかったと伝えました。
ミライラはアルティゼアを褒める事をよく思いません。
皆がそろって自分に仕打ちをしていると思い込んでいます。
結局、皇后がミライラの娘も息子も奪っていったと。
皇帝は、いつか子供は親離れしていくものだと言い機嫌を直すよう伝えます。
そして、ミライラを抱き寄せました。
自分が何だって叶えてやるからと、そんなに悲しむなと言いました。
ミライラは、心の中でそれなら皇后にしてくれるのだろうかと考えます。
しかし、そんな言葉は叶えてくれないと思い男など信じられないと思うのです。
今は愛してくれているが、年老いて美しさを失ったら、気に障るようなことをしたら、楽しませられなかったら捨てられると思うのでした。
結局残るものは血筋だと思うのです。
しかし、その血筋さえ離れていってしまったのでした。
自分の目で見る事
結婚式から1か月半が経ちました。
アルティゼアは船の甲板にいます。
アリスが鹿がいると嬉しそうに報告してきました。
あんなに見たのに飽きないのかとアルティゼア。
アリスは不思議と飽きることなく、人を見ても逃げない鹿に魅力を感じているようでした。
アルティゼアも首都では野生動物はなかなか見られないと賛同しました。
アリスは、国内であるはずなのにまるで外国のように感じると言います。
入り江で船を乗り換えてから1日経ったのに未だに人影がないと。
冬は港が凍るから往来が少なくなるのだとアルティゼアが言いました。
アリスは、交流が少なくなるから北部人と呼ぶのかと納得したのでした。
そこにセドリックがやってきてアルティゼアに暖かいコートを掛けました。
その姿にアリスはドキドキ嬉しそう。
セドリックはアルティゼアの体調を気にします。
アルティゼアは半月もの間、船酔いに悩まされていたのでした。
もう大丈夫だとアルティゼア。
境界線を越えたから気温が低くなり、さらに本城に近づく冷え込むからとセドリックは伝えました。
無理はしないようにするとアルティゼア。
セドリックは、アルティゼアの言葉が信用できないと言います。
首都にいる方が良かったと思うとセドリックは伝えました。
アルティゼアは、結婚後すぐに別居だと思われるのはよくない答えました。
そして、冬の間は首都を離れたいのだというアルティゼア。
種をまいたものが芽を出すまでは離れていたいと思うのでした。
アルティゼアは過去を思い出します。
前はセドリックが滅亡した帝国を見せてくれるまで、アルティゼアは暗い部屋でチェスの駒を操るような人間だったのです。
皇宮や社交界で表に出る事はあったものの、手下が増えた事で直接手を下す事はなくなっていたのでした。
当時、西部の果てしない地平線も東部の美しい丘陵も見る事も行く事もなかったのです。
もちろん、北部にも行く事はありませんでした。
権力を握るための陰謀は部屋の中で出来るけど、政治は無理だと悟ったのです。
政治は、様々な生き方が存在している事を理解する事が大切だと気が付きました。
もっと早く世の中に目を向けていたら、あんな事をしなかったのにと思うアルティゼアです。
セドリックは、何を考えているのか問います。
何も考えていないと答えるアルティゼア。
まだ、出発点に立ったばかりだと思い、人の命を数字以上のものとして考えてはいけないと自制するのでした。
セドリックがアルティゼアに話しかけようとした時、見張り番が本城が見えたと報告しました。
悪女は2度生きる41話の感想&次回42話の考察予想
ミライラは側室と言う立場から、良いこともいっぱいあったと思いますがつらい立場ではありますよね。
子どもたちを一人で育ててきたものの、あっという間にライバルの元へ侍女として入った事や冷たい言葉で突き放されたらさらにきついと思います。
ミライラが本当の意味で幸せになる日は来るのでしょうか。
また、アルティゼアとセドリックの北部領地での生活も気になります。
次回も楽しみです。
まとめ
今回は漫画『悪女は2度生きる』41話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。