怪物公爵と契約公女 33話ネタバレ&感想(ピッコマ)心配で不安で押しつぶされそうなレスリーを優しく諭すコンラッド卿の意外な一面!
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漫画「怪物公爵と契約公女」は原作MinJakk先生、漫画Liaran先生の作品です。

今回は「怪物公爵と契約公女」の33話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。

 

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怪物公爵と契約公女【33話】の考察予想

ゴジさん
怪物公爵と契約公女【33話】の考察予想や、見どころについてと後半はネタバレ確定がありますのでネタバレが知りたい方はこちらをクリックして飛ばしてくださいね。

 

生まれた時から生贄として育てられた少女レスリーが幸せになるために奮闘するお話です。

ルーカディウス帝国の上流貴族には、魔力、神力、精霊術などの力を有する貴族が多く、レスリーの生まれたスぺラード家も、闇の力を有する家系です。

しかし、闇の力を持つ子が少なくなってきたころから、とある儀式が行われるようになりました。

 

金髪の長子のために、銀髪の次子が生まれたら生贄に捧げることで、長子に闇の力が宿る、というものです。

まさに金髪の長女エリーのためにレスリーは生まれ、更に銀髪だったことから生贄として蔑まれ、虐待されならが生かされてきたのです。

 

いつか自分も家族の一員にと夢見ていたレスリーですが、ある日ついに儀式の日がやってきます。

恐らくは代々儀式に使われてた橋の上の建物に引きずり込まれ、火をつけられてしまうレスリーですが、これまで犠牲になった多くの子供たちの思いや力により彼女は建物の外に放り出され助かるのです。

 

目が覚めたレスリーには、闇の力が宿っていました。

スぺラード家の闇と家族の思惑の全てを知ったレスリーは、家族に対する夢を諦めてこの家から逃げることを決めます。

 

ルーカディウス帝国には、全ての子供は親の保護下で育てること、という法律があり、まだ12歳のレスリーがこの家から出るには自分を養女として受け入れてくれる家を見つけて願いでないとなりません。

必死で考えた末、皇族よりも先に存在していた、怪物と恐れられる一家に願い出ることを決意します。

 

今よりも地獄があるわけがない、そう考えたレスリーは、ボロボロの服に怪我の残る体のまま、怪物一家、サルバトール家の当主サルバトール公爵に会いに行くのです。

 

レスリーの様子や表情、そして膨大な闇の力を見たサルバトール公爵は、養女として引き取ってもらう代わりに、闇の力はサルバトール家のために使うという「契約」を受け容れます。

 

養女にするには色々な手続きがあることから、レスリーは、一度自宅へ戻らないとなりません。

生贄にされたあの日から、レスリーはこれまでの態度を一変して気を遣うこともなく、遜ることもない様子に家族も使用人たちも動揺し、中でも家族はそんなレスリーに苛立ちさえも覚えていました。

 

レスリーに闇の力が宿っていると知ったスぺラード侯爵はそれを確かめるために再度画策をします。レスリーは火を怖がっていると知ると、燃料を染み込ませた鍵のついた馬車にレスリーを閉じ込め、火を放つのです。

しかし、その現場を確認したサルバトール家の長男、ベスラン率いるリンツェ騎士団の一行が彼女を救出し、結果、無事にレスリーはサルバトール家に保護されるようになれたのです。

 

しかし、ここで問題が解決したわけではありません。

実際、法律は「実親」の方が有利ですので、スぺラード侯爵が返せと言えば、またあの家に戻されてしまいます。

 

数々の虐待を知るサルバトール公爵は、養女として迎えるために証拠集めなどを開始します。

その間、レスリーには公女としての礼儀や知識、作法等を与え、更には実家では感じたことのない愛情や思いやりさえも与え続け、レスリーはとても幸せな時間を過ごせている一方、スぺラード侯爵が何かを企んでいるのではと不安を募らせていました。

 

レスリーの不安は的中しており、次女がサルバトール家に保護されている状態から、様々なうわさが飛び交い肩身の狭い思いをしているスぺラード侯爵はレスリーを取り戻そうと躍起になり策を練り始めるのです。

体の弱いレスリーをサルバトール家が誘拐し、監禁している、そう訴え続ける一方、貴族裁判を開いてサルバトール家の名に傷をつけてレスリーも取り戻すという考えに思い至ります。

 

貴族裁判とは、貴族にとって裁判に関わること自体が不名誉であり、更に敗訴した貴族は爵位剥奪され、平民へと落ちるという最大の処罰が待っているのです。なぜか絶対の自信を持つスぺラード侯爵は、自分を支援してくれているマディア太后にもいかにレスリーが不憫か、彼女を取り戻すために裁判を開いて欲しいと願い出ます。

 

更には長女のエリーにも、婚約者のアーレンド王子にも願い出るよう指示をしていました。

しかし、マディア太后は、以前流した情報をも上手く使えなかったスぺラード侯爵への期待を無くしていたのです。

 

彼よりも、彼の次女レスリーをサルバトール公爵が養女にしようと動いていることから、レスリーに対しての興味が湧いている様子。

レスリーという名の意味は「柊の庭」であり、柊の花言葉は「家庭の平和と幸せ」なのだと考え、祝福として与えるミドルネームさえもない少女にそんな名前を付ける男へただ、「ひどい男」という感想を抱くのでした。

 

サルバトール公爵と交友関係のある皇帝陛下は、スぺラード侯爵や他の貴族、そして自身の息子であるアーレンド王子やマディア太后からも裁判の開廷を求める声を抑えることはもう限界だと、サルバトール公爵を呼び出し話を聞くことになりました。

なぜよりにもよってスぺラード侯爵の次女を養女に、という問いに、サルバトール公爵は報告書を皇帝陛下に渡します。

 

そこには、これまでの虐待や二度もの殺害未遂など、スぺラード侯爵の恐るべき行為が載せられ事実をしり皇帝陛下は顏を青ざめさせるのです。

ウワサもどうでもよく、裁判も開いていいと言い切るサルバトール公爵に、皇帝陛下は説得を諦めて裁判の開廷を決定するのでした。

 

そして、貴族裁判が開かれると聞き不名誉だと嘆く侯爵夫人と、その様子を横目にただでさえ白い目で見られている状況を何とか打破し、レスリーが公女になることを阻止したいと願うエリー。

スぺラード家の中でも家族間の信頼は揺らぎ始めてきているようです。

 

権力や名誉に執着し、娘を道具としか見ていないスぺラード侯爵。

生贄として、家族はおろか、人としてさえ扱わずに迫害してきた娘が彼が渇望していた闇の力を得て家から逃げ出す、おそらく彼にとっては最大の失態なのでしょう。

 

ロクに食事も与えなかったレスリーが、12歳にしては小さく、更に知識にも偏りが激しい、不安定な状態を、怪物と恐れられている一家が心配し、親身になって助けていく様子は本当に微笑ましく、今まで経験しなかったことに純粋に喜んではしゃぐ幼すぎる様子は見ていて可愛らしい一方で胸が締め付けられる気持ちになります。

 

今スぺラード侯爵はきっと、自分の名誉を守るために必死ですが、レスリーを取り戻しても地下牢に繋ぐという外道な思考しかないので、物語の必要悪である彼に対して一切同情する気にもなれないのもすごい話ですね。

 

何とかこの鬼のような家から正式に脱出できるように、心から願ってなりません。

裁判がどう展開されていくのか、これから一話も見逃せませんね!

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怪物公爵と契約公女【33話】最新話ネタバレあらすじ

自分が行動したために迷惑をかけていると不安に押しつぶされそうなレスリー。

毎晩悪夢を見るほど追い詰められ、不安に駆られているレスリーですが、彼女に対する他の人たちの返答は「大丈夫」というものだけでした。

今回の当事者である自分だけが知らされない現状がもどかしくもあり、侯爵にもしものことがあったらと不安を覚えているレスリーの心は次第に暗く沈んでいくのです。

そんな彼女の元を訪れたのは、神学を教えるために依頼されているコンラッド卿でした。

 

彼はレスリーの様子を見て、授業よりもお茶提案します。

コンラッド卿が母のために淹れているというお茶とエクレアを勧め、レスリーの気持ちが落ち着く様子を見てホッとします。

人に話すことで楽になれる、悩みがあるなら聞きます、という彼の言葉にレスリーは弾けたように貴族裁判について尋ねるのです。

彼は内容が内容のため躊躇するのですが、必死な様子のレスリーに手を握られて硬直してしましました。

 

大人びて落ち着いているコンラッド卿ですが、これまでセントルーシア騎士団に所属しており、異性との接触がなかったことを打ち上けつつも顔を赤らめています。

意外な一面により、レスリーは自分が嫌だったのかという気持ちはおさまりますが、不意に触れてしまったことを謝罪し、コンラッド卿も無礼なことをと謝罪し合います。

 

動揺が落ち着いてきたころ、コンラッド卿は貴族裁判について詳しく教えてくれました。

貴族裁判は別名名誉の死刑と言われているということ、過去に裁判で負けた貴族が羞恥に耐え切れずに自ら命を絶ったということも伝えます。

 

その瞬間青ざめ震えるレスリーにサルバトール公爵はそのようなことはない、もちろん名誉も傷つけられないと優しく宥めてくれました。

この帝国で最も高貴な守護者に敗北など似合わないと。

 

サルバトール公爵を信じようと言ってくれるコンラッド卿ですが、レスリーの表情は浮かないままです。

何も話してくれないこと、大丈夫と言われてしまうこと、自分が来てなかったら困らせることにならなかった、申し訳ないと涙を流すレスリー。

 

そんなレスリーの肩を躊躇しつつも優しく叩くコンラッド卿。

レスリーのせいではない、皆さんもそう思っているはずと。レスリーが落ち着いたころ、コンラッド卿は提案します。

 

今までの心の葛藤や悪夢のことを話してみてはいかがと。

それほど不安なのだと伝えないと、レスリーが何を思っているか伝わらない、時には泣いて、ありのままの気持ちを伝えましょう、と優しく諭します。

 

まだ12歳なのだから、泣きたいときは泣いていいのだと、大人になってしまえば泣きたくても泣けなくなることも出てくると教えてくれるコンラッド卿に、レスリーはやっと、今日一番の笑顔を見せてくれるのでした。

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怪物公爵と契約公女33話の感想&次回34話の考察予想

自分の事なのに知らされないもどかしさ。

子供だから、心配かけないようにという大人の気遣いが逆に不安を煽ってしまうということはとてもよく分かります。

しかし、それはちゃんと訴えないと伝わらない、というコンラッド卿の言葉はレスリーにしっかり伝わったことでしょう。

 

それにしても、大人びていつも落ち着いているコンラッド卿が照れるシーンは・・・グッときますね!

この話にラブ要素が入ってくることはあまり期待しちゃだめなのかも知れませんが、ついつい、変な期待をしてしまいます。

 

これからレスリーの今後が大きく関わってくる裁判が始まるのでしょう。

不在がちなサルバトール公爵やサイレーンたちがどう対処していくのか、裁判がどう展開するのか、今からとっても楽しみです。

 

とにかくレスリーが笑顔で過ごせるように願いつつ、次のお話を楽しみにしています!

まとめ

今回は漫画『怪物公爵と契約公女』33話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。

≫≫怪物公爵と契約公女の34話のネタバレはこちら

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