
漫画「ある継母のメルヘン」は原作ORKA先生、漫画Spice&Kitty先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ある継母のメルヘン」43話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
皇太子を殴ってしまったジェレミーは牢屋に入れられてしまいます。
皇后の沙汰で右手を切り落とされる危機に!
シュリーはなんとかジェレミーを救おうと有識者に意見を求めます。
そしてその方法はジェレミーを当主に据えることだと考えたシュリーは…。
ある継母のメルヘン43話の見どころ・考察予想
ジェレミーの右腕を切り落とせと命じたのは皇后でした。
ただ、これは皇族を冒涜したと憤っているわけでも、皇太子を溺愛しているからでもないようです。
皇后の愛国心と亡きヨハネスの間に何かあったと匂わせる場面が出てきます。
そしてシュリーはジェレミーを救おうとある決断をします。
そのためにヨハネスの残した手紙を探しますが…。
一方皇太子も裁判でシュリーの味方をするとジェレミーに告げます。
そんな皇太子にジェレミーは…。
ある継母のメルヘン43話のネタバレ込みあらすじ
カイザーライヒ帝国は長くその強大な力を知らしめてきました。
しかし、そんな帝国にも暗雲が立ち込めます。
終わりの見えない徴収、狭まることのない階級の貧富の差、墜落した司祭たちによって民衆たちは苦しめられていました。
その憤怒が自分たちに向けられる前に、帝国の首脳部は戦争によって鎮めようとしていたのです。
皇后とヨハネス
皇后は4年前のヨハネスとの会話を回想しています。
皇后はヨハネスがまだ少女のシュリーを後妻に迎え、後継者教育をしていることに苦言を呈しました。
ヨハネスはジェレミーは当主の器ではないと言います。
真っ直ぐに前を見つめることしかしらないジェレミーは、狡猾な者たちに容易く利用されてしまうと…。
側で守ってくれる伴侶と出会うまで手助けしてあげたいけれど、残された時間はあまり残っていないと話すヨハネス。
それなら尚更私に侯爵家を任せるべきだと皇后は声を荒げました。
幻影に魅せられて正気を失ってしまったようだと責め立てます。
ルドヴィカの幻影などに!!と怒鳴る皇后。
そのとき、彼女にはヨハネスが笑っているように見えました。
それはまるで何もかも自分の思い通りに進むと言っているように感じたのでした。
皇后はヨハネスが選んだシュリーが、この危機をどう乗り越えるのかこの目で確かめてやると思っています。
この程度の試練を乗り越えられないようなら、ノイバンシュタイン家は自分の手中に収めてしまおうと目論んでいるのでした。
ノラのやるせない気持ち
その頃シュリーは、ノラに手伝ってもらってヨハネスの書斎で探しものをしていました。
長く掃除もしていなかったのでホコリだらけの書斎。
シュリーはヨハネスの手紙入れを探していました。
それらしきものが目に入ったのですが、高い場所に置いてあります。
するとノラがひょいっと飛び乗っていとも簡単にとってしまいました。
このくらい朝飯前だと笑うノラ。
シュリーは公爵夫人の気持ちがわかるような気がするのでした。
ノラは手紙箱を渡すと帰ると言います。
誰にも見られたくないだろうからという気遣いでした。
今度は笑顔で会いましょうと言葉をかけるノラ…。
帰りはシュリーが用意した馬車で帰路につきました。
ノラは、自分が大人だったらもっと力になってあげられただろうと考えています。
今の自分は無力だと、やるせない気持ちになりました。
早く大人になりたい…そう思うのでした。
普通の夫婦関係ではないことの証明
シュリーはヨハネスの手紙の束から、自分たちが普通の夫婦ではなかったという事実を証明する文面がないかと探しているのです。
ヨハネスは他人と一定の距離をおいて付き合う人だったけれど、数少ない大切な人に気安い手紙を書くことがありました。
もしかしたら、彼らには正直に明かしているかもしれないと思うシュリー。
裁判で婚姻無効を受理されるためには、家庭をなす努力をしなかったことが認められる必要があります。
ヨハネスが亡くなった今、それを口実としてあげられるのは2人の間の子供の有無だけだとシュリーは考えました。
裁判台で夫婦生活について証言するなんて、鉄血の未亡人だとかブラック・ウィドウと呼ばれていたことが懐かしくなると呟くシュリー。
この作戦が成功すればジェレミーは当主となって開放される可能性があります。
しかしそうなるとシュリーはこの家を去らなければなりません。
正直、シュリーは怖くて仕方ありません。
でも、もうシュリーの中で答えは出ていました。
今回もあなたの結婚式には出れない運命みたいだと、静かにジェレミにー語りかけるのでした。
ジェレミーと皇太子
一方、牢屋に入れられているジェレミーの元へ皇太子が顔を出しました。
警戒するジェレミーに、助けてやると言いに来たと皇太子が話しかけます。
皇后を説得することはできなかったけれど、裁判でシュリーを弁護すると言いました。
殿下が計画したことではないのかとジェレミーが訊くと、そんなことをして何の得があると皇太子が聞き返します。
少なくとも、危機の瞬間に現れた勇者のふりはできるだろうと皮肉るジェレミー。
そんな風に思われているのは胸が痛いと答える皇太子は、シュリーを助けたいのは本音だと言いました。
自分にもある程度の責任はあると…。
するとジェレミーはシュリーのことを好きなのかと訊ねるのでした。
ある継母のメルヘン43話の感想&次回44話の考察予想
ヨハネスがシュリーを後妻にしたのは、何か理由があるとは思っていました。
でも、明確に後継者として据えようと思っていたとは…。
当時のシュリーに、ヨハネスは何を感じたのでしょう?
一度目の人生ではそれは上手く行っていたのか疑問は残ります。
オハラと結婚することをヨハネスは望んでいて、それは達成できたから思い通りとは言えそうです。
皇后が感じていたように、ヨハネスの筋書き通りに物事が進んでいたのがシュリーの一度目の人生だとしたら、今はもしかしたら変わっているのかもしれません。
とりあえずは、シュリーがジェレミーの危機を救い出すことができるかどうかに注目したいと思いますが、ノイバンシュタイン家を離れることになるとは考えにくいのですが…。
まとめ
今回は漫画『ある継母のメルヘン』43話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。