
漫画「悪女のペット」は原作Seobo先生、漫画Harnenn先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「悪女のペット」61話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
酔って人間についてナスカに聞くレベッカ。
ナスカは相変わらず人間を軽蔑していますが、レベッカはシャシャもそんな人間の一人であり、死ぬほど苦しい過去を乗り越えて、必死に生きているのだと説くのでした。
ナスカに送り届けられたレベッカはシャシャのベッドで目を覚まし、ついに、思いのたけをシャシャに伝えます。
しかしシャシャはレベッカの気持ちにこたえられず、ただ黙ってうつむくだけなのでした。
悪女のペット61話の見どころ・考察予想
前回の話では、レベッカがシャシャに対して、特別な「想い」があることがわかりましたが、それを受けて今回の話では、レベッカとシャシャの出会いが改めて描かれます。
漫画冒頭のお話で、少しふれた程度で終わっていた、出会った頃のシャシャとレベッカ。
その後の展開で、レベッカはシャシャと出会うまで、かなりすさんでいたということがわかってきたので、そのあたりも改めて説明されるでしょう。
そこに、レベッカがシャシャに「思いを寄せる」きっかけもあると思うので、レベッカの気持ちを考察しつつ、読み進めていきましょう。
悪女のペット61話のネタバレ込みあらすじ
夜会の準備、憂鬱なレベッカ
時間を戻し、場面はレベッカがシャシャに出会う夜会の日。
レベッカは屋敷で身支度をしています。
侍女にエレーナ様そっくりといわれ、急に不機嫌になります。
レベッカは、感情表現豊かな愛らしい母親エレーナと自分が似ているはずがないと思っていました。
だから母亡き後、父親ともぎくしゃくしているのだと。
侍女たちからみたら、黒髪も目元も歩き方もすべてエレーナにそっくりなのに。
夜会に向かう馬車
レベッカは出かける直前にヨハネスのことを思い出すと、また憂鬱になりました。
社交界では婚約者どうしで同じ色の服を着ることが流行なのに、ヨハネスは服装を教えてくれません。
それどころかエスコートさえしてくれないのです。
ヨハネスがいないため父親とともに夜会へ向かうレベッカ。
父親とは会話がありません。
馬車を下りると、父親はひたすら夜会での振る舞いについて注意事項を言うばかりです。
夜会会場でちやほやされるレベッカ
会場に入ると、多くの令嬢が誉め言葉を述べながら、レベッカのもとへ駆け寄ってきました。
レベッカはニコニコしながら対応しますが、ドレスの話やゴシップの話など、つまらないとしか思えません。
そんな中ヨハネス皇子が夜会会場で堂々と、ほかの令嬢の手にキスをしている様子が目につきました。
レベッカの取り巻き達は、「帝国の自由な風」というヨハネス皇子のあだ名を引き合いに出し、一人の女性に満足しないヨハネスを非難しました。
しかし非難しているように見えるのは、あくまで表面上で、徐々に皮肉なせせら笑いが混じり、レベッカへの当てつけが始まりました。
レベッカはきれいなだけで、愛嬌がない。
怖くて萎縮してしまう。
さっきまでおべっかを使っていた令嬢たちが、口々にレベッカの悪口を言い始めました。
するとレベッカは急ににこっと笑って令嬢たちに、好きなだけ笑ってください、と語り掛けます。
慌てて話の中心にいた令嬢が、冗談だから気を悪くしないで、とレベッカの顔色を窺ってきました。
令嬢たちに怖がられて悲しい、としおらしい顔をするレベッカ。
しかし、怖がられないには「媚びを売る」しかないのかしら、と言いながら立ち上がり、見下すように令嬢をにらみつけるのでした。
令嬢は涙目になって謝ってきましたが、レベッカはもう二度と話さないから謝ることもないと耳打ちして席を離れました。
シャシャの良くない噂に興味を持つレベッカ
席を立つと、レベッカは会場にピンク色の髪の令嬢がいることに気付きます。
こんな目立つ髪色の令嬢を自分が知らないなんて、と不思議に思うレベッカ。
すると近くからその令嬢の噂話が聞こえてきます。
ピンクの髪の令嬢はシャシャタルト嬢という、ちょっとした有名人だそうです。
「お偉方のペット」と言われ、今回の夜会はイビー嬢に媚びを売って、招待状を手に入れたとか。
噂をしている男性は、へつらうしか能のない弱小貴族だと軽蔑しているようです。
レベッカは単なる好奇心で、少しシャシャの顔を見てみたくなりました。
いつもヨハネスと喧嘩する夜会にも飽きていたからです。
そこでヨハネスの近くにいるシャシャの顔を見るために、ヨハネスに女遊びについて注意しに行きました。
そしてシャシャの愛らしい顔を見ると、なるほど、イビー嬢が可愛がるわけだ、と納得するレベッカなのでした。
悪女のペット61話の感想&次回62話の考察予想
今回は少し時間をさかのぼって、シャシャとレベッカの出会いの回でした。
その当時はまだレベッカも心をとざしていたので、なかなか怖い令嬢だったんですね。
確かにこれは、チャラいヨハネスの好みではないような…。だからと言って、いろんな女性を口説く理由にはなりませんが。
レベッカは父親とも、侍女ともギスギスしていますし、いかにシャシャに癒されて丸くなったかわかりますね。
次回は、シャシャの顔の可愛さに見とれたレベッカが、シャシャと初めて会話するシーンが描かれるはずです。漫画の冒頭に少し書かれている最初の会話シーンが、しっかりと描かれ直すとおもうので、楽しみです。
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』61話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。