
漫画「ある継母のメルヘン」は原作ORKA先生、漫画Spice&Kitty先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ある継母のメルヘン」42話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
皇太子に誘われ生誕祭のパーティー会場を抜け出して皇室図書館に行ったシュリー。
アクシデントで皇太子がシュリーに覆いかぶさる体制になってしまったところをジェレミーが見てしまいます。
ジェレミーは皇太子に殴りかかり…。
ある継母のメルヘン42話の見どころ・考察予想
自分の一瞬の気の緩みから、ジェレミーを窮地に絶たせてしまったとひどく後悔するシュリー。
ジェレミーは牢に入れられ裁判にかけられることになりました。
最悪の場合右手を失う判決が下されると聞き、シュリーはどんな手を使っても救い出さなければと奔走します。
右手を失うということは、剣士にとって、命をとられるのと等しい判決なのでした。
ある継母のメルヘン42話のネタバレ込みあらすじ
ジェレミーの起こした騒動により、生誕祭は中止になりジェレミーは牢屋に入れられました。
そんな中、リシュリュー枢機卿はいつもと変わらず「苦行の部屋」で祈りを捧げています。
そこへジェレミーの処罰に対する皇命が下されたと知らせが入りました。
皇后がジェレミーに下した命令
今回の件については、なぜか皇帝は押し黙ったままで、激怒した皇后が全権を握ることになりました。
その皇后は、ジェレミーの右手を切り落とすよう命じたのです。
それに対して貴族側は重すぎると主張し、教会側も裁判前に論議することが山積みなのでした。
リシュリューはシュリーを思い浮かべ、不敵な笑みを浮かべ…。
一方シュリーはジェレミーを救うために法曹界の重鎮たちに意見を求めていました。
シュリーはこの騒ぎをなかったことにしたいわけではなく、皇后の下した命令以外に道はないのかと意見を求めます。
法曹人は、家門の脈を守るために「名誉の決闘」を申請することもできたかもしれないが…と顔を曇らせました。
現在はまだジェレミーは当主ではないのでそれも叶わないのです。
そこで、シュリーはジェレミーに当主権を渡すと言いました。
ところが、当主権の譲渡は皇室の承認が必要で、今の状況では聞き入れてもらえないだろうと言われます。
婚姻無効はどうかと意見が出ました。
婚姻無効とは離婚を意味します。
教理で禁じられているのではとシュリーが質問すると、そうではあるがあくまで市民層に言えることであり、貴族の結婚はまた別の側面があると説明されました。
貴族の結婚は利害関係で成り立つ取引とも言えるもので、婚姻の結果期待通りのものでなかった場合、相互間の私的な過失さえ証明できれば可能です。
この意見に対しては、結論として不可能でした。
ヨハネス前侯爵が生き返らない限りは…。
打つ手なしのシュリー…。
ニュルンベル公爵の来訪
シュリーが1人で執務室で頭を抱えている時、ニュルンベル公爵が訪ねてきました。
シュリーは皇后が謁見を拒否されていて会うこともできないと肩を落とします。
公爵も口添えしていると言いました。
裁判では反対声明を出すことになったので、あまり心配しないようにと慰める公爵。
シュリーは、優れた剣士でありノイバンシュタインの正当な後継者であるジェレミーが、女当主を守るために処罰を受けるという騒ぎ自体が醜聞だと心を痛めます。
公爵は姉である皇后をよく知っているからこそ、何か他の意図があるのかもしれないと言いました。
まだ時間があるから仕える手はすべて利用しようと言うのでした。
シュリーを心配するノラ
ニュルンベル公爵が帰った後、シュリーは1人で庭の奥深くの森へと向かいました。
ジェレミーを救えないかもしれないという諦めと、自分の選択が間違っていたのではないかという後悔で心が揺れています。
そこへノラが姿を現しました。
シュリーが心配になって来たというノラ。
シュリーはノラに今の状況を説明しました。
頭が痛い状況だと言うノラは、裏がある事件に思えると口にします。
シュリーもそう思っているのではと訊かれますが、でも今は異議を提示する時間も証拠もないと顔を曇らせました。
ジェレミーをどうにかして守ることだけで精一杯だと…。
ノラは、シュリーは逃げないから方法は見つかるはずだと言葉をかけました。
自分とは違う、逃げ出してしまいたいときも堂々と勝ち抜くじゃないですかと言います。
その言葉を聞いても、シュリーは答えることができません。
多く寄せられた慰めの言葉の中で、本当の気持ちを伝えられたのは…そのときシュリーは何かを思い出します。
ノラを手をとり、手伝ってほしいことがあると言って走り出しました。
ジェレミーを助けられるかもしれない!と言って…。
ある継母のメルヘン42話の感想&次回43話の考察予想
シュリーは、2度めに与えられた人生では、子供たちと寄り添いながらノイバンシュタイン家を守ろうとしました。
良好な関係を持った上で、成人になったジェレミーに当主を譲ろうと思っています。
それなのに、自分のせいでジェレイーに汚点がつくだけでなく、剣士にとって命よりも大事な右手を失うことになってしまったら…後悔してもしきれません。
それだけは避けたいと思うシュリーですが、方法が見つからないのです。
皇后が皇太子が殴られたことを、母性から腹を立てているとは思えないので、やっぱりニュルンベル公爵が言うように、他の意図があるように感じます。
それに、ノラも気づいているくらいだから、裏に何かがあると感じている人は他にもいそうですね。
シュリーは何を思いついたのでしょう。
あの瞬間、シュリーはヨハネスが手紙を書いている姿を思い浮かべていました。
どう関係しているのでしょう?
まとめ
今回は漫画『ある継母のメルヘン』42話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。