
漫画「異世界剣王生存記」は原作SOON-G先生、漫画YKB先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「異世界剣王生存記」57話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
前回56話では・・。
左腕をモンスター化されたラウルは、アリのモンスターの群れを光輝へと向かわせます。
しかし、光輝の剣の一振りで全てを一網打尽に。
メイデンは、光輝の心の闇の深さと途轍もない悪魔が住みついていると言います。
異世界剣王生存記57話の見どころ・考察予想
隠されたガイドラインの秘密
ガイドラインには、腹黒い女神の極秘の命令が隠されていました。
それは、女神にとって都合の良い内容で「ラトナ人を犠牲にしても、それは仕方ない・・。」とその探求と褒美が隠されていると・・。
一度でもラトナ人を手にかけてしまうとその褒美として、非常に強い脳内麻薬が与えられ中毒にさせれてしまうと言うものでした。
その為、ラトナ人は異世界人を恐れるのだとメイデンが声を詰まらせながら話します。
光輝は、今は正常かも知れないが彼の中に恐ろしい物が存在しているし、彼はラトナ人を手に掛けたことはないが・・。
これが、22年間岩山暮らしをして食うか食われるかの壮絶な生活をしていた彼に、大事な仲間できた今は違うと言います。
その仲間に、危険が迫っているのなら彼は迷わずにラトナ人を手にかけるだろう・・とメイデンが話します。
そして、私たちの想像を超える悪魔になると・・。
闘技場では・・
メイデンが、恐れていたことが起こっていました。
光輝は、自分の身元が知れてしまうとアーティスやエピルに危険が及ぶと思いラウドを始末するしかないと思うのでしたが・・。
光輝が剣を振りがかざした瞬間、張朗信がラウルの前に入り込み盾で光輝の剣を止めようとしたのですが・・。
止めきれずに、左腕を切り落とされ胸深く剣が刺さるのでした。
我に戻った光輝は「朗・・信・・?」と声にならないで声で、ただ茫然と朗信を見つめ・・。
朗信は「お互い・・、はなし・・。」と言って光輝の胸の中に、倒れ込むのでした。
フィリップスは、兄の元へ
一方、兄に依頼されたいた写真を持ってフィリップスが兄であるレオンハートの屋敷に来ていました。
ラウドの写真を見ながら「こいつは、異世界人ではない。調査済みの人物だ。」と言い「女神は、異世界人を気にするのか?」と事態が深刻になる前に何とかしようと思っていました。
数枚の写真の中から、光輝の写真を手に取り「バルタラ戦士だ。コイツの力は凄まじい。」とフィリップスが話します。
その話しを聞くと急に立ち上がり、バルタラ戦士を捕まえに行ってくると面を付けるレオンハート・・。
異世界剣王生存記57話のネタバレ込みあらすじ
光輝は、剣が折れたのでクイーンの手をもぎ取りクイーンを真っ二つに切り裂くのでした。
その破壊力は凄まじく、格闘会場に爆弾が投下されたように破壊されます。
クイーンを倒したことによって1億を超える経験値を獲得しましたが、光輝のレベルを上げるには程遠く・・。
謎多いガイドラインの義務と偽りを話すメイデン
メイデンはアーティスとエピルに意を決して、ガイドラインの秘密を話し始めます。
異世界人が、恐怖の対象となったのはガイドラインに秘密がありました。
ガイドラインには、『義務を追及すること』と『報奨金を得ること』が隠されていると重い口を開き話し始めるのでした。
その中でも『義務を追及すること』には、異世界人を惑わす罠が仕組まれていると話します。
それは、ラトナ人を意味もなく始末させてしまい、しかもそれは『義務を追及すること』に隠れた指令となっているのでした。
陰険な女神が、自ら始末するのではなく褒美としてラトナ人を始末すると言う使命をガイドラインに忍ばしているからです。
その見返りとして、ラトナ人を始末してしまうと脳内に麻薬成分が分泌されてしまい、非常に依存性が高くなり次々と始末を繰り返すように・・。
それが原因となって、ラトナ人を恐怖に落とし込むようになったのです。
例え、1回でもラトナ人を始末してしまうと殺人鬼となってしまうとメイデンが話すのでした。
メイデンは「グレイトアースの手助けをしていたので、間違いありません。」とうつむきながら話します。
アーティスとエピルは口を揃えて「そんな素振りを、感じた事がない。」と言うと「今までは、ラトナ人を始末したことがなかったから・・。」とこれからが心配だと言うのでした。
そしてメイデンは「誰かを守るためなら・・」とこれから起こるかも知れないと・・。
崩壊寸前の格闘会場では・・
光輝の攻撃の破壊力は、格闘会場から貴賓室にまで及んでいました。
死傷者はおらず、閉じ込められた人々はその場から逃げようとしています。
その頃、格闘場ではラウルを始末しようと光輝が構えていました。
それは、メイデンが案じていたことが今まさに起きようと・・。
光輝は「22年間隠して来た事が、お前のせいで知られると・・、大切な人が危険な目に合うんだよ!」とメイデンが恐れていたことが現実として起ころうとしていたのです。
光輝は持っていた折れた剣で、ラウルに斬りつけて・・。
そして、辺り一面血の海となり左腕が「張・・、朗・信・・?」と戸惑う光輝。
朗信は「兄貴を受け止められると・・。相手と語り合わないと・・。」と言い終わらないうちに、光輝に倒れ込むのでした。
2週間の時が流れ・・
ダンジョンでは、ブレッドとマーチンが大ムカデのモンスターを倒し、魔石を獲得していました。
恩返しとばかりに、魔石をアーティストとエピルにプレゼントします。
ブレッドは、エピルに恋心を抱いているようです。
エピルの天真爛漫な笑顔に、デートを申し込みますが霊術師の姉妹に呼ばれて彼女たちの元へと飛んで行くエピル。
アーティスは、橋の上のエピルの様子を見て異変に気付きます。
まさか?!光輝の身に異変が起きたのではと案じるのでした。
謎の商人プレシー卿は・・
その頃、ある一室にプレシー卿の姿と1通の封筒をテーブルに置き「留置所の写真だ。」と手渡すのでした。
その相手は、プレシー卿の兄である闇の教団のレオンハート卿だったのです。
「そっちで、調べた方が早いのでは?」とプレシー卿が言うと、私的なことだと答えるレオンハート卿。
プレシー卿が持って来た写真に、ラウドが入っていたが「この男は、調査済だ。」と答えるのでした。
レオンハート卿は、この所の女神のお告げが異世界人について多すぎると疑問を抱いています。
問題が大きくなる前に、異世界人を捕まえようと考えていました。
封筒の写真に光輝の写真が混じっているのを見つけて、彼の情報をプレシー卿から聞き出します。
「うわさ話しでは、一撃でボスを倒し、教団に協力して竜の巣とボスを始末したらしい・・。」と説明するプレシー卿。
その話しを聞くとレオンハート卿は、バルタラ戦士を捕まえに行くと異端審問官の仮面をつけるのでした。
異世界剣王生存記57話の感想&次回58話の考察予想
今回のお話しは、難しい問題提起されていたように感じました。
光輝は、22年間も生と死と隣り合わせの時間を費やし異世界人と言う自分の正体を知られては殺されてしまうと思って暮らしてきました。
いろんな葛藤の中アーティスを信じられる友となり、エピルも大切な存在となったこの時に、もし自分が異世界人だと知られて掛けがえのない友に迷惑が及び、ガイドラインの大義も加わってしまったらと自分に置き替えて想像してしまうと・・。
私も、光輝と同じ行動を取ってしまうのではないか感じました。
自分は、どうなろうと大切な人に迷惑をかけたくない思いが前に出てしまうと・・。
でも、そこには張朗信がいた。
ラウドを助けると言うこともあったのでしょうが、朗信は光輝を助けたかったのではないでしょうか?
同じガイドラインを持っている2人ではありながら、女神の呪縛は朗信には及ばないのでしょう。
彼は、勇者になると言っていました。
しかし、左腕を切られ胸まで剣は刺さり・・、それでも殺し合いではなく話し合いで・・と言った彼に心打たれました。
その姿を見て、光輝もラウルも変わるのではないのかと願いたい思いでいっぱいになりました。
人は、1人では生きていけない弱い者・・。
光輝とラウルの中に、朗信の血の一滴が心に染みわたって何かが変わるのだと私は信じたいです。
今、この世界でも気がついてないだけでそんな一滴を自分に流してくている人がいると信じています。
人は、1人で生きていけない・・。
でも、そんな人へ「ありがとう。」と言いたくなりました。
ラウドの資料を持って来た弟のプレシーは、金髪の紳士。
兄は4大英雄の1人で、女神の祝福を受けたレオンハート。
きっと若々しく素敵な紳士なのでしょう。
兄だけれど若いままの兄とは一体どんな顔立ちなのでしょう・・。
まだ、まだ気になることだらけです。
さて次回は、瀕死状態となった朗信を助けることができるのでしょうか?
我を見失った光輝とラウドは、いったいどうなるのでしょうか?
まとめ
今回は漫画『異世界剣王生存記』57話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。