
漫画「悪女のペット」は原作Seobo先生、漫画Harnenn先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「悪女のペット」53話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
ナスカはシャシャのすぐに謝ってしまったり、人の顔色を過剰にうかがってしまう点に関して、真剣に言葉をかけました。
しかし前世での虐待の記憶があるシャシャは自分が生きていくためには仕方がないと思い込んでいます。
ナスカは今のシャシャは人の機嫌を取らなくても命を失うことはないはずだ!なぜ「怒る」ということをしないんだ!とシャシャを改めて諭そうとします。
シャシャはやっとなぜ何もかも手に入れた自分が、今もこんなにつらいのかわかり、気持ちの高ぶりから涙するのでした。
悪女のペット53話の見どころ・考察予想
せっかく旅行に来たのに、バラバラになってしまった四人。
シャシャは落ち込んでしまいますが、今回はばらばらになったことによって、それぞれ深い話が打ち明けられる回です。
悲しい空気が流れて、がっかりな旅行でしたが、それがシャシャたちにとっていい変化を与えるきっかけにもなるので、それぞれの会話や、会話中の微妙な表情の変化にも気を付けながら、読み進めていきましょう。
また今回の最後にはリリスの運命を動かすかもしれない新展開があるので、そちらもお楽しみに。
悪女のペット53話のネタバレ込みあらすじ
アースとレベッカの小舟での語らい
アースは急なレベッカの変貌ぶりに困惑しています。
なぜ急に態度を変えたのか教えてくれというアース。
レベッカはあまりに変わらない現実に、努力するのがむなしくなったと吐き捨てるのでした。
努力して剣術を学んでも、騎士たちからは高貴な人間のお遊びと言われ、挙句の果てにはけがをしてしまう…。
そんな現実が不快だと、レベッカは言うのです。
しかしアースはレベッカの異変はそれだけの理由ではないと見抜きます。
レベッカははっとした顔で、アースが「そのこと」に気付いてたことにびっくりします。
アースからしてみれば、レベッカのシャシャへの態度を見ていれば気付かないほうが不思議というくらい明らかなことでした。
レベッカは遠くにいるシャシャを愛しそうな視線で見つめながら、自分に問題があるからこんな感情を持つのか?と悲しそうにうなだれました。
しかしアースは決してレベッカの「気持ち」を否定しませんでした。
真正面からレベッカの「気持ち」を肯定してくるアースに、「自分に同情しているのか?」といらだちを隠さずに聞き返すレベッカ。
アースはその返事に「罪滅ぼし」という意味深な言葉をはき、レベッカにとって自分は罪人でしょうから…。という謎めいた発言をするのでした。
シャシャとナスカ、湖畔での語らい
再びシャシャとナスカの会話の場面へ。
シャシャは涙を流しながら、本当は自分自身の思いもまだよくわからないと告白します。
でもこれから頑張って自分の本心に従っていこうと思う!とナスカに伝えました。
シャシャはドラゴンであるナスカが人間を理解しようとしてくれたように、自分も頑張ってみようと心に誓うのでした。
そこへレベッカとアースが話を終えて戻ってきました。
するとシャシャの瞳に泣いた跡があることにアースがいち早く気付き、心配してかけよります。
シャシャはとっさに心配をかけないために嘘をつくことも思いつきましたが、その思いを振り払い、正直に泣いたことをアースに伝えました。
するとアースはナスカにだけ何か重要な話をしたことに「少し妬いちゃいます」と微笑みながらシャシャを抱きしめました。
突然アースに抱きしめられて真っ赤になって照れるシャシャに対して、レベッカは少し悲しそうな顔をして、言いかけた言葉をぐっと飲み込みました。
そして改めてクールな目つきに切り替え「アルチェン家の当主になる!」という野望をレベッカに伝えるのでした。
メアリーのたくらみ
場面は変わリリスが故郷から連れてきたメイドのメアリーの部屋へ。
メアリーは机に向かってリリスの母親への手紙をしたためていました。
メアリーはリリスに黙ってこっそり母親に手紙を書くことに罪悪感をいだいていましたが、「お嬢様のためだ!」と自分に言い聞かせ、再びペンを動かします。
その手紙には、首都に来てから白いドレスは着なくなり、赤いドレスばかり着ているリリスの様子や、第二皇子ペインと交際していることなどを書いています。
書き終えた手紙を封筒に詰めているところで、リリスが部屋にやってきました。
リリスはペインと二人で飲むお茶の準備ををメアリーに頼みに来たのでした。
その事実にさらにむっとしたメアリーは手紙を出すことを決意し、それもこれも「お嬢様のため」という恐ろしい言葉を残して、終わるのでした。
悪女のペット53話の感想&次回54話の考察予想
レベッカのシャシャに対する友情以上の感情については、53話以前にも少しづつ漏れていましたが、今回はっきりとレベッカの口から話されたのはれたのは衝撃でした。
アースはレベッカのそばにいたから「その感情」がわかったということもありますが、婚約以後シャシャに対する気持ちも日増しに高まっていたことが、レベッカのシャシャへの愛情を確信に至らしめたのではないでしょうか?
そしてシャシャはただ他人だけを想う自分を抜け出し、身近な人に心を開いて頼るということにチャレンジしだしました。この変化がいつか、シャシャは心からレベッカを信頼しているという気持ちを伝えるきっかけいなるといいですね。
53話の最後にはリリスのメイドメアリーの暴走が始まりました。
なんと首都でのリリスの「自分らしい生き方」を故郷の母親に手紙で告げ口する作戦に出たのです。
以前ペインから花束が届いて元気づけられたリリスに対して、故郷の母親からの手紙を渡して再び落ち込ませるという暴走をしていましたが、やはりメアリーには要注意です。
リリスの実家の面々はどうやらまだ原作の縛りを受けているので、奥様(=母親)絶対主義のような行動をしてしまいます。
奥様に従うことこそお嬢様の幸せと思って疑わないのです。
ただメアリーはいつも「お嬢様のため」という言葉を、行動するときつぶやいているので、いつか原作から抜け出して、本当の意味でのお嬢様思いのメイドになってくれるといいのですが…。
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』53話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。