
漫画「悪女のペット」は原作Seobo先生、漫画Harnenn先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「悪女のペット」45話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
赤いドレスを着て第二皇子の帰還パーティーに参加するリリス。
最初は母親の望みをぶち壊そうとペイン皇子に近づきますが、次第に心惹かれていくところで回想が終わります。
現実世界に場面が戻ると、リリスはシャシャに、自分は原作通り生きるべきか?と問います。
シャシャはこの世界も人々も生きている!だから自由に生きるあなたを応援する!とさわやかに答えるのでした。
一方皇宮で開かれている軍事会議では皇帝の体調がすぐれず、会議は休止されることに。
ペインにつらく当たる皇帝は、ペインを激戦地区ティグリスに派遣させようとしているようですが…。
悪女のペット45話の見どころ・考察予想
前回長かったリリスの回想編が終わり、無事リリスとシャシャが仲良くなりました。
今回は前回ラストの皇帝とペインのやり取りの続きからです。
皇帝はペインに対し並々ならぬ恨みを抱いているようで、ペインもあくまで従順でいます。
リリスは母親に対してはっきり反抗しているのに対し、ペインは果たしてどこまで皇帝に従順なのか?
リリスの性格と比較しながら見ていくと面白いでしょう。
また今回はアトランタ建国の歴史も紐解かれるので、そちらも楽しみに読み進めていきましょう。
悪女のペット45話のネタバレ込みあらすじ
ペインの憂鬱
皇帝に会議室を追い出されたペイン。
廊下では重臣たちが何やら噂話をしています。
皇帝の体調は日に日に悪くなっていて、政治もろくにできていない!一刻も早くヨハネス皇子に即位してもらいたい!と。
ペインの存在に気付くと、重臣たちは口を閉じ、そそくさと帰っていきました。
ペインは母親が犯した罪を必死に償おうと、これまでアトランタのために手を尽くしていました。
真っ赤な目を魔法の布で覆って隠しているのも、皇帝のためです。
疲れ果ててペインが自室に帰ると、笑顔のリリスが待っていました。
ペインをねぎらう楽しげなリリスを見て、シャシャとの話し合いがうまくいったと安心するペイン。
疲れた顔のペインが心配なリリスは、二人きりの時だけでも目を覆った布を外せないですか?とお願いします。
しかしペインは優しく微笑みながら、それはできないと断るのでした。
ペインの思考のなか、アトランタ建国史
ペインは自分が皇帝になる意志がないことを再び心に刻みつつ、アトランタの歴史について思考を巡らせました。
アルチェン家の初代当主、アレクサンドロスはアトランタの初代皇帝アスクリットと親友でした。
ところが、二人で力を合わせてアトランタを建国したのちに、アスクリット皇帝がアレクサンドロスに不信感を抱き始めてしまいます。
多才なアレクサンドロスこそ皇帝にふさわしいという世間の声に憤慨した皇帝は、アレクサンドロスとの上下関係を明確にしようとしました。
それがアレクサンドロスへの爵位授与の時に与えるミドルネームを「ポーン」、すなわちチェスにおいて最弱の駒の名前にすることだったのです。
この決定にはアレクサンドロスも不服でしたが、建国間もない帝国の安定を最優先し、その名前を受け入れました。
その後アレクサンドロスは皇帝の裏切りにも関わらず、帝国の基礎作りに貢献した偉人としてたたえられているのです。
アースの戦略とは
場面は変わってアースの仕事場へ。
アースは今後のアトランタに関して戦略を練っていました。
そのために「駒」をそろえるのを急がなければ、取り返しがつかなくなる!と思案しているようです。
下手をすればシャシャが政治に巻き込まれてしまう!とアースは心配を募らせていました。
部屋に入ってきた執事から皇帝の病状を聞き、その後部屋を出ていくアース。
宮殿の中庭では、両手に美女を侍らせたヨハネス皇子が遊んでいます。
アルチェン家の初代当主アレクサンドロスは、自分がポーンの名に甘んじたばかりに、子孫に苦労を強いることになるだろうと死ぬまで罪悪感を抱いていました。
その不安通り、アルチェン家はその後、長らく皇室に従い続けているのです。
しかしアースは思うのでした。
たとえ最弱のポーンであっても、敵の最終ラインにたどりつけば、キング以外のなんにでもなれると!
(※チェスのルールで、ポーンは敵陣の最奥のラインにたどりつくと、キング以外の駒に変化することができることを意味していると思われます。将棋の「歩」が「金」になる成金に類似したルールですね。)
アースが剣術の練習場に着いていてレベッカを探すと、何やら騎士たちが慌てています。
急いで医務室に行くと、手を痛めて包帯を巻いているレベッカが座っているではありませんか!!
悪女のペット45話の感想&次回46話の考察予想
前回ペインに対し皇帝があまりにもひどい態度だったので、ペインはどう動くんだ!と思っていたのですが、そこは「優しい」ペインなので、やはり甘んじて受け入れる態度なんですね。
リリスは母親に反撃する意志が強いキャラクターであるだけに、その真逆のペインに心惹かれるのも今回の話でよく分かったような気がします。
また今回の話では、初代皇帝とアルチェン家初代当主との関わりがよくわかる歴史の説明がありましたね。
皇帝は初代から嫉妬深くて人を上下関係で見る人間だったのか…、と思うとがっかりでした。
しかしアルチェン家の初代当主の聡明さはレベッカにもしっかり受け継がれているので、今後のレベッカの活躍が楽しみですね。
活躍が楽しみなだけに、最後に出てきたレベッカの怪我が気になるところ!
次回怪我についてはっきりするといいですね。
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』45話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。