漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品です。
皇女殿下の誕生祭で、皇女殿下がお選びになったのはイヴォナの刺繍が施されたハンカチでした。
誰より刺繍に自信があったジュリアは傷心し、一人中庭に出て行きました。
ジュリアは、これからどうやって生きていけばいいのかわからないと、水辺で悩んでいたところへ、二人の若い貴族がやってきました。
彼らは、酔った勢いもあって、ジュリアに執拗に絡んできます。
女性としての振る舞いを小さな頃から、叩き込まれ、いかなる時も、嫌な態度を男性に向けては、評判が落ちると思っているジュリアは抵抗できずにいました。
そこへ、どこからか、蔓らしきものが伸びてきて、絡んでいた二人の貴族を池へ放り込んでしまいました。
そう、ジュリアのピンチを救ったのは、他でもないイヴォナだったのです。
今回は「かりそめの公爵夫人」の22話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
かりそめの公爵夫人【22話】の考察予想
イヴォナとジュリアの間に友情が生まれますかね?
ちょっとそれは無理そうです。
ジュリアはプライドが高いでしょうから、素直に謝ったり、イヴォナのことを認めたりはきっと出来ないでしょう。
イヴォナも、そういった関係は今は求めていないでしょうし、謝罪などもいらないと思います。
これ以上、話がこじれて、険悪な関係の社交界は避けたいとは思いますが・・・。
イヴォナが召喚術でジュリアを救ったことを、アゼンタインは知っているのでしょうか?
もし、あの場にアゼンタインがいたら、二人の貴族はもっと酷い目にあっていたかもしれませんね。
実際、イヴォナに絡んだ貴族は、踏みつけにされてましたから。
殺さない程度に~とか言われてましたし。
その時は、まだ二人は婚約していなかったのにです。
もし、イヴォナが、二人の貴族を池に放り込んだことが問題視されたら、きっと皇女殿下やアゼンタインが事を収拾するに違いありません。
二人共、イヴォナのことを大層気に入っていますから。
そもそも、問題視されたとして、その場にいたジュリアが証言すれば済む話だとは思うのですが、ジュリアが男性にそんな仕打ちを受けたという事実の方が、ジュリアにとっては、マイナスイメージになりかねないので、証言しないかもです。
ともかく、問題にならなければいいのですが・・・。
かりそめの公爵夫人【22話】ネタバレあらすじ
一人、中庭で落ち込んでいるジュリア。
これからどうやって生きていけばいいのだろうと悩んでいたところへ、二人の酔っ払った貴族が現れて執拗にからんできました。
そんなピンチを、救ったのは、そうイヴォナです。
しかし、突然の出来事で、呆けている間に、イヴォナの姿はなく、残されたジュリアは、悶々とした気持ちのまま考え込むのでした。
女性は、守ってもらえるように、か弱く、おしとやかで、きれいであればいい。
そして、男性の選択をただ待てばよいのだという女性としての価値観が根底から崩れてしまったのです。
これから、自分は一人の人間として、人間らしく生きられるだろうか?
人生においてもっとも重大なテーマについて、向き合おうとするジュリアでした。
一方、ジュリアにも、他の貴族達にも、召喚術でジュリアを救ったことを知られたくないイヴォナは、案内役をしてくれたペイグリン令嬢に口止めします。
ペイグリン令嬢も、この件に関しては、もちろん、口止めOKだと言っているのですが、どうやら、召喚術に大変興味があるようです。
魔法使いと召喚術の違いなどを、イヴォナに質問しています。
自分以外の貴族令嬢で、召喚術に興味がある人がいることに、イヴォナもびっくりしました。
さて時は過ぎ、ここはボルト家。
今日も、イヴォナはアゼンタインのお屋敷に行こうとしています。
そこへ、父親が現れて、今日は一緒に行くと言い出しました。
今度もまた、ガスパルの時のように、金品をせびりに行くに違いないと考えたイヴォナは、父親の同行を拒否しました。
父親は、自分にも、少しくらい、おこぼれをくれるくらいあってもいいのではないかとイヴォナに詰め寄りますが、イヴォナは、金輪際、自分の人生に関わるなと強く突き放すのでした。
そんなイヴォナを見て、腹が立った父親は、これまでのように、イヴォナに手を上げようとします。
しかし、そんな父親にひるみもせず、イヴォナは真っ直ぐに父親を見つめて立っていました。
そして哀しそうな目をしながら、静かに言いました、
これからは自分なんか最初からいなかったように忘れて欲しいと。
所変わって、ここはアゼンタインのお屋敷。
晴れない表情のイヴォナを見て、すぐに何かあったと察したアゼンタインはイヴォナを心配します。
イヴォナは、これまでのいきさつを話し、父親は結婚式にはこないこと、家を飛び出してきたことを伝えました。
かりそめの公爵夫人22話の感想&次回23話の考察予想
一番助けてほしくない人に助けられたジュリアのプライドはズタボロでしょうね。
だけど、イヴォナがそれをネタにしていじめ返すような女性でないことは、ジュリアもわかっているでしょうから、今後は、イヴォナとジュリアの間に友情に似たものが生まれるといいですね~。
そして、新しいお友達ができそうな予感です。
ペイグリン令嬢です。
召喚術にも興味があって、イヴォナのことも、ジュリアのことも、同じように心配できる穏やかな人のようです。
今後、良好な友好関係を築けるといいですね。
父親、やっぱり、アゼンタインにたかる気、満々でしたね。
でも、全部お見通しのイヴォナは、強かったです。
一切ひるみませんでした。
弱い者を殴る人間は、強い人間にはめっぽう弱いですから。
とうとう、強気に出たイヴォナを殴ることはできませんでした。
貴族というのは、何をして、財をなすものなのでしょうか?
ガスパルもそうですけど、アゼンタインなどは、魔王討伐任務などには、かり出されています。
領地を持つ人達は、その統べる領地の税金が入ってくるというのは何となくわかりますが。
貧乏貴族などは、何をして、富を稼ぐのでしょうか?
ボルト家というのは、召喚術で爵位をもらったのだから、召喚術の腕を磨けば、それなりの功績で皇帝から褒美がでるのではないでしょうか?
それを、イヴォナ一人に押しつけて、父親は、遊んでばかりでは、話になりません。
イヴォナが一人前になるまでは、父親が召喚術の腕を披露していたのでしょうか?
それとも、出ていった母親が召喚術ができたのでしょうか?
というか、母親は出ていったということでしたけど、今はどうしているのでしょう?
娘を捨てて出ていったのだから、やはり、酷い母親ということになるんですかね。
酷い母親ならば、イヴォナも結婚するからといって、今更会いたいとかには、ならないかもしれません。
しかし、だれも自分側の参列者がいない結婚式って、アゼンタインが困ったりしないのでしょうか?
本人は気にしない人だろうけど、アゼンタイン家の人々はそうではないでしょう。
今後、このへんも問題視されそうです。
今後の予想としては・・・。
イヴォナは家を飛び出してしまったので、今夜の泊まるところから考えねばなりません。
結婚式をまだ終えていない、婚約者同士が、同じ屋敷に泊まるのはどうかということになりませんか?
お屋敷は、とても広いので、部屋の一つや二つ余っているでしょうが。
宿を手配するにしたって、もし、アゼンタインの婚約者が泊まってる宿などとバレてしまっては、不届き者がイヴォナを人質にしたり、襲ったりする可能性もあります。
やはり、ここは、広いお屋敷の客間を一つお借りするのが良いようです。
そろそろ、ガスパルとトリスタンも動き出す頃じゃないですか?
そして、謎の人物の正体が判明するのは、もうすぐかもです!
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』22話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
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