
漫画「エボニー」は原作Neida先生、REDICE STUDUIO先生、漫画kakaopage先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「エボニー」60話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
ラルソンは、エボニーのアカデミーで騎士たちにおしえてほしいというお願いをはぐらかしてばかりいました。
そして、ジュディスはなんとエボニーの、アカデミーの校長になってほしいというお願いを断ったのでした。
エボニー60話の見どころ・考察予想
ジュディスがまさかのエボニーのお願いを断る!その理由は?
ジュディスは、絶対エボニーのお願いを聞いてアカデミーの校長先生になってくれると思っていたので、前回のお願いを断ったのには驚きました。
子爵も、ジュディスが校長になるために動いているようだといっていましたし、前回のお断りには本当に驚かされましたが、理由は何なのでしょうか?
まさかの展開に、ジュディスは結局エボニーを手伝うのではなどと、まだ心の中のどこかで期待している自分がいます。
ジュディスがなぜ断るのか、何を考えているのが気になりますね。
エボニー60話のネタバレ込みあらすじ
ジュディスがエボニーのお願いを聞いてあげられないその理由
エボニーが驚き、子爵が心配そうな顔で見つめる中、ジュディスは、待たせておいてこんな返事で申し訳ないことを謝ります。
きっと理由があるのだろうと落ち込むエボニーに、ジュディスは、エボニーがやろうとしていることは慈善事業なのかと質問しました。
ジュディスは、エボニーからもらったアカデミー運営計画を見て、貧民市民、男女関係なく入学させるところに、学費や経済的な負担は奨学金制度で賄うことなどを理解したうえで、エボニーの計画には致命的な二つの問題があることを指摘します。
致命的な二つの問題とは
一つ目の問題は、貴族とそのご子息を考慮していないことだと言い、貴族階級の保守性とプライドを例に出し、庶民や女子と同じ空間で勉強するのは彼らのプライドが許さないと言いました。
女子学生が入学すれば、ナイトアカデミーとしての専門性は弱くなり、ほかの教育機関に流れる恐れを指摘したのです。
エボニーは覚悟をしていることを告げると、ジュディスは、反発に耐えるかどうかの問題ではないことを指摘します。
そして、もう一つの問題、奨学制度だけでは絶対的貧困は賄えないことを告げたのです。
エボニーがあらゆる調査をしたのはわかっているとフォローしつつも、ジュディスの見たランセンの実態はとても深刻で、ランセンには内務部の統計資料よりも多くの6歳以下の人口がいることを話しました。
それは、課税を逃れるために多くの人が出性届を出していないという事実なのです。
戦争中に生まれ、孤児になり、出生届を出る保護者すらいない子供もたくさんいる中で、まともに食事すらできないのにも関わらず、奨学金で勉強しろといえるのかとエボニーに聞いたのでした。
基本的要求が満たされていない中で、社会的な地位を考える余裕などないと言い放ったのです。
ジュディスはさらに、この問題たちによりアカデミーは最低限の運営基準を満たせないこと、そしてアカデミーの存続自体が驚かされるだろうとも告げました。
エボニーの努力は認めたうえで、教育は現実問題だと言い、この問題が解決されない限り提案を受け入れることは出来ないこと、そして、徹底的にアカデミーを圧迫したかったために返事が遅くなったことを謝罪したのです。
その夜、エボニーは自分の考えが間違っていたのか悩みました。
カルカスの実情を看過していた自分を未熟だと実感し、ジュディスの言う通り慈善事業にしたほうがいいのかと考えたのです。
しかし、エボニーはアカデミーを諦めたくなく、バルバラのようにこの国の子供たちに言葉を教えたいと思うのです。
そんなエボニーは、こんな時こそ、あの人の力が必要だと考えたのでした。
エボニー、パトリシアに会いに行く!
エボニーは、パトリシアに会いに行き、エボニーがお願いをしようとすると、まず、バルバラに自分の話を聞いてほしいと遮られます。
そして、スぺス監獄を司法部に監視してほしいと、エボニーが頼んでいる件で、無駄だから今すぐやめるように強い目で言い放ったのです。
エボニーが、司法部がスぺスの囚人が罪を犯しているのは間違いないし、スぺス監獄だけを改善するのは不公平だといわれたと言うと、パトリシアはやっぱりねといい、司法部はエボニーに負い目は感じているものの、司法部のプライドを傷つけてはいけないと忠告しました。
そして、エボニーの存在が司法部にとってはプライドを傷つけるのだと言い放ったのです。
パトリシアはエボニーひとりの為に、偉そうな判事たちが市民に後ろ指をさされ、スぺス監獄の実情まで公になればどう思うかと言うと、エボニーはそれを遮り、これは正しいことだから続けると言いました。
司法部からちゃんとした返事はこの五か月ないのが証拠だと言うと、バルバラは、シュナイダー大公に頼んだほうが早いと助言します。
しかし、エボニーは大公のひとつひとつのすべての行動が監視対象になっており、代行は今はじっとするべきだと言うとパトリシアは納得し、エボニーの要件をようやく聞きました。
エボニーは、アカデミーの件でパトリシアの力が必要だと言うと、パトリシアにそれはシュナイダー大公のためなのかどうか聞かれます。
エボニーが無関係ではないが、結果みんなの為になると返すとパトリシアはため息をつき、今味方している者たちはただの道場であり、エボニーが上の権力に少しでも歯向かえば容赦なく攻撃してくるだろうと告げました、
そして、エボニーにバルバラのようになりたくてここに自分を尋ねてきたのかと問いました。
エボニーに、女の子にも大陸公用語を教えたいなら、慈善事業のほうがいいと言い放ったのです。
エボニーは、その時、ジュディスは自分の計画を無謀だと思っていてそういったのかと思っていたが実はそうではなく、多くの資金も必要になり、注目されるリスクもあることから、良いアドバイスをくれていたのだと気づき、希望で胸が高鳴りました。
そう、それでもバルバラのようになりたいエボニーは、パトリシアから助言を得た後、その足でシュナイダー大公に会いに行きました。
そして、許可してほしいことがあるとお願いに行ったのです。
エボニー60話の感想&次回61話の考察予想
なるほど、さすがというか、ジュディスがエボニーに言った言葉はすべてものすごく説得力がありますし、徹底的に調べた後なのですね。
エボニーの知らないところまで調べ上げたジュディス、さすがの一言です。
失敗するリスクが大きすぎること、それでもエボニーの願いをかなえたくて慈善事業とアドバイスをしてくれたのですね。
パトリシアも冷たいようできちんとエボニーの為にはっきりアドバイスをしてくれ、いい仲間を見つけましたね。
エボニーのシュナイダー大公へのお願いとはやはりこのことでしょうか?
エボニーのアカデミー計画は慈善事業と変化しやりとげるのでしょうね。
次回も楽しみです。
まとめ
今回は漫画『エボニー』60話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。