
漫画「陛下、今度は私が育てます!」は原作横山すじこ先生、原案猫野ゆきち先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「陛下、今度は私が育てます!」51話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
陛下、今度は私が育てます!51話の注目ポイント&考察予想
ロベルト卿とクラウスの不仲は第三者の介入があったところで改善の見込みがないほど根深く、闇深いものです。
幼い頃のクラウスはレオが生きる支えでした。
レオが亡くなったことをきっかけに今のクラウスの人格形成が出来上がりました。
ダリアとユーリと家族になっていきたい、変わっていきたいとクラウスが思ったのはユーリとダリアの存在があってのことで…。
陛下、今度は私が育てます!51話の一部ネタバレ込みあらすじ
根深い不仲の理由
初めてロベルト卿の心が壊れたのはクラウスが生まれて間もない頃。
クラウスは母セシルの命と引き換えに誕生し、ロベルト卿にとってクラウスは憎むべき対象となりました。
憎まれていても見捨てられないよう、僅かな希望を胸に生きるクラウスを常に気にかけてくれたのはレオ。
ロベルト卿はレオがクラウスと関わることも嫌がってました。
生まれてからずっとこの環境で過ごす内にクラウスの中で自分は生まれてこなければよかった人間と思うようになりました。
ロベルト卿に愛されるレオを妬ましく思うこともありましたが常にクラウスを気にかけ傍にいてくれたレオはそれ以上に生きる支えでもあり、全てだったのです。
だからクラウスはレオを守る盾になりたいと思い、強くなろうとしました。
生きる支えでもあり全てだったレオが戦場で亡くなったとき、初めてクラウスは大切な人を失う恐怖とロベルト卿が感じた痛みを理解しました。
母と兄、そして父の心まで◯したクラウスはロベルト卿が叫んだ通り◯神。
◯神である自分が人として享受する幸せを望むべきではないとそのとき思うようになりました。
カーネーションに込められた思い
ダリアとユーリが庭園で抱き合っていた経緯を聞いたクラウスはユーリに悪いことをしたと思いました。
ユーリは今カーネーションの花を使って花冠を制作中なので終わってから謝罪の言葉を直接してあげてほしいとお願いされます。
カーネーションの花冠はレオとの思い出の品でもありました。
懐かしさを覚えるクラウスにダリアはカーネーションの花言葉を教えます。
レオが示してくれていた思いに大人になって気づいたクラウスは今ユーリに謝罪してくると立ち上がります。
陛下、今度は私が育てます!51話の感想&次回52話の考察予想
クラウスとロベルト卿の不仲は第三者が介入して改善できるものではありません。
改善できているならそれこそレオが存命のときに改善してます。
まずクラウスに非はないことは断言できます。
周りはロベルト卿を忖度して本当のことを言わないでしょうが明らかに被害者はクラウスです。
クラウスが誕生して妻を亡くしたのは事実であっても出産が命がけである以上、危険は当然あります。
不運だったとしか言えない状況を生まれたばかりのクラウスに全ての非を押しつけるのはお門違いです。
レオが亡くなったのも戦場。
これも命の奪い合いの場である戦場で起きた悲劇にたまたまクラウスが同行していたからという理由でクラウスのせいにされています。
ロベルト卿は立場の弱いクラウスただ1人に責任を負わせることで心の安定をはかり、現実逃避しているだけです。
まとめ
今回は漫画『陛下、今度は私が育てます!』51話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- クラウスは母セシルの命を引き換えに誕生し、ロベルト卿の憎むべき対象になりました。
- クラウスを常に気にかけてくれたレオはクラウスにとって生きる支えでもあり全てでした。
- 生きる支えでもあり全てだったレオを戦場で喪い、大切な人を失う恐怖とロベルト卿が感じた痛みを理解します。
- レオが幼いクラウスにカーネーションを使って思いを伝えてくれていたと大人になって気づき、ユーリに今謝罪しに行こうとするクラウス。