
漫画「ある継母のメルヘン」は原作ORKA先生、漫画Spice&Kitty先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ある継母のメルヘン」131話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
ある継母のメルヘン131話の注目ポイント&考察予想
ニュルンベルでの珍事
平民の子供たちが公子に会いに来るというのは、ニュルンベルの屋敷ではめったにない珍事でした。
様々な人が出入りする公爵家にとってはそれほどの大事件というほどでもありません。
しかしノラの仲間たちにとっては大事件です。
平民の彼らが貴族と、それも公爵家の人物と顔を合わせることなんて、本来はまずないからでした。
ある継母のメルヘン131話の一部ネタバレ込みあらすじ
絵の具を探すノラ
ノラは絵の具がないか探すためにこっそり家に帰って来ていましたが、その甲斐はありませんでした。
入手しにくい色だったので部屋の隅に隠しておいたものが残っているかもしれないと思ったのです。
やはりあの日、画材まで全部燃やされたのかと落ち込むノラ。
店に注文しても入荷までかなり時間がかかる可能性もあります。
今あるものだけでもサファヴィーに送る絵は完成させられるでしょうが、ノラは躊躇しました。
途中までの肖像画を見たシュリーは心から褒めて、このままでも大満足だと喜んでくれたのです。
ノラが描いてくれたからか、絵の中の自分を見ても不自然な気がしないので、送ってしまうのはもったいないくらいだとシュリーは話します。
そんな彼女の笑顔を思い出したノラは、もう少しだけ探そうと決意しました。
ノラの仲間たちの残酷な体験
一方ノラの仲間たちは、突如現れた男性がノラの父親だとは知りませんでしたが動揺しました。
ノラの祖父を怒鳴りつけることができる人なんて限られているはずで、ノラとよく似ています。
ノラの父親も彼らを見て、ノラが親しくしていた子供たちだと気付きました。
執事のルシアンを呼んで短剣を拾います。
孫への贈り物をぞんざいに扱った祖父に苦言を呈し、ここで今日一日の時間を使うのかと指摘しました。
祖父は面白くなさそうでしたが、周囲からの後押しを受けてその場を公爵に任せ、狩りに出発します。
祖父たちが去って行ったことに、ノラの仲間たちは心底ほっとしました。
それと同時に、相手がノラの父親かつ公爵であることを知り冷や汗をかきます。
公爵家の前・現主人と立て続けに遭遇するなんて、考えが甘かったのでしょう。
公爵は彼らに近付き、馬車を用意させたのでそれに乗って帰るよう告げます。
ホッとしてお礼を伝えるベンでしたが、公爵は冷たい目で、自分が許可するまで口を開かないよう命じました。
しかし特に聞きたいこともないので黙ってついてくるようにと告げられ、彼らは従うしかありません。
鬱蒼とした森の中にあるニュルンベルの屋敷は、向かう道の中からはろくに見えませんでした。
屋敷が低く、広く作られているためです。
平民の彼らが先にその屋敷の全体図を見ることが出来れば、現実を悟り引き返すこともできたでしょう。
格差には慣れていたつもりでしたが、頭で理解していたその概念を体感するのは別の次元でした。
格差、そして自分の存在の無価値さ、矮小さを乱暴に突き付けられた三人は、呆然とします。
最初に自分たちが目撃して、ニュルンベルの屋敷だと思ったものは倉庫だったことも判明しました。
ノラの父親は自分たちが誰か知っているようだったと感じていた三人でしたが…!?
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ある継母のメルヘン131話の感想&次回132話の考察予想
ノラの父親が上手くごまかして…というか祖父を追い払ってくれたのでそこだけはよかったです。
ノラと親しい子たちだと気付いたのですからこんなに冷たくしなくても…と思ってしまいます。
ただ、「二度とうちの息子の前に現れるな」とか「またうちに来たら〇す」とか脅さないだけマシなのでしょうか?
これは公爵なりの歩み寄りだったのでしょうか。
とてもそうとは見えませんが、公爵からすればかなり譲歩した方かもしれないので混乱してきました。
家だと思ったものが倉庫だったって結構な衝撃ですよね。
ノラが公子という時点でそういう格差は分かっていたはずですが、実際に体感した後彼らがノラにどんな態度をとるのか心配です。
まとめ
今回は漫画『ある継母のメルヘン』131話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- ノラはこっそり家に入って珍しい色の絵の具を探し、見つからなかったもののシュリーの笑顔を思い出して探し続けました。
- ノラの仲間たちは相手がノラの父親で現公爵だと気付いて慄きますが、公爵は祖父を嗜めてその場から引かせ、少年たちは安堵します。
- お礼を伝える少年たちに、公爵は冷たい態度を見せ、馬車で帰された少年たちは相手と自分の格差を思い知らされていました。