
漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
イベリナはロレンゾと久しぶりに再会し、お互いの近況を話し合っていました。
そこへリアンドロが現れ、二人の会話を終わらせようとしてきます。
ロレンゾはリアンドロの態度を見て、彼はイベリナのことが好きなのではないかと勘ぐりますが、そんなことはないだろうと考え直します。イベリナは、レッスンの合間を抜けて彼女のところにやって来たというリアンドロを諭し、一緒に部屋へ戻るのでした。
部屋への道すがら、リアンドロはイベリナとロレンゾの仲を問い詰めます。
イベリナが仲良くしていると答えると、リアンドロはすごい顔でイベリナのことを見つめてくるのです。
仲がいいと言ってもイべリナとしては単なる同僚としての感想でしかありません。
それを伝えてもリアンドロの表情は晴れません。イベリナの手をとって真剣な表情で見つめてきます。
遠くからそんな二人を眺める人物が一人。二人のやり取りを苦々しく思っているようです。
今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の25話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しました【25話】の考察予想
公爵家のメイドに憑依しました【25話】ネタバレあらすじ
イベリナの手をとり、真剣な顔で彼女を見つめるリアンドロ。
そのまま黙っていましたが、戸惑うイベリナが声をかけると、別の男と手を繋ぐなというのです。
先程中庭でイベリナが立ち上がる際、ロレンゾの手を借りたのが気に食わなかったのでしょう。
リアンドロの気持ちに気づいていないイベリナとしては、彼がロレンゾを嫌っているのではないかとしか思っていません。
イベリナは親切な男であるロレンゾを何故嫌うのかと尋ねます。
そして彼はリアンドロが呪いで苦しんでいる時に心配してくれた数少ない人の一人だったことを教えるのです。
それを聞いて驚くリアンドロは、確かに彼は悪い人には見えなかったと考えますが、すぐに思い直します。
ある教師から聞いた、誰しも黒い一面を持ち合わせているという言葉をイベリナに言うのです。
しかしそれリアンドロも同じこと。
イベリナに指摘されるとリアンドロは言葉に詰まり、唇を噛んで黙ってしまいます。
そんなリアンドロの口元にイべリナが手を伸ばし唇に触れます。
突然のイベリナの仕草に慌てるリアンドロ。
顔を真赤にして何をするんだと叫びました。
イベリナはリアンドロが強く唇を噛んで、色が白くなってしまっていることを気にして、やめさせようとしたのです。
そう言うイベリナ対し、男の唇が赤いことの何が魅力的だとリアンドロ。
イベリナは正直にリアンドロの容姿を可愛いと思っていることを伝えます。
男に対してかわいいは褒め言葉ではありません。
世辞にもならんと不機嫌なリアンドロにイベリナは慌てて、かわいいしとってもハンサムだと言い直すのでした。
その言葉をリアンドロは素直に受け取ったのでしょうか、顔を真赤にして照れてしまいます。
イベリナはリアンドロに唇を噛まないと約束するよう小指を差し出します。
しかしリアンドロにはその指が何を意味するのかさっぱりわかりません。
尋ねるリアンドロにイべリナは約束の証だと伝え、リアンドロにも同じ指をさせて指切りをするのでした。
約束を交わしリアンドロは守れたらイベリナは何をしてくれるんだと尋ねます。
そしてすかさずロレンゾと会話するのをやめてくれるかと畳み掛けるのです。
しかしイベリナはそれは出来ないとすぐに答えてしまいます。
そしてそれ以外になにか願いはないかと尋ねるのです。
他のことなら何でもしてくれるのかと考え、悩むリアンドロ。
イベリナは歴史の先生が待ってるからと答えを急かしながら部屋へとリアンドロを押していきます。
すると二人の前に前回二人を眺めていた初老の男性、この館の執事が現れます。
その顔は苦々しいもので、冷たい視線をイベリナに投げかけていました。
そして歴史の先生がすでに部屋でお待ちだと言ってリアンドロを急かして部屋へと向かわせるのです。
執事の様子からイベリナはリアンドロとの距離のとり方を考えなくてはいけないと思っていました。
使用人と主人が必要以上に仲良くするのを好まない彼のような人はたくさんいるのです。
またメイドたちの間でもあらぬ噂を流されてしまいます。
一方部屋へと戻るリアンドロは廊下で母親と出くわしていました。
元気そうなリアンドロを見て本館で一緒に生活したらどうかと声をかける母親。
しかしリアンドロの態度は冷たく、突き放したものでした。
呪いで苦しんでいるリアンドロを化け物扱いして避けていた母親です。
今更優しくされても白々しいことこの上ありません。
ショックを受けている母親を残し、リアンドロはさっさと部屋へと向かっていくのでした。
ところは移って帝国の宮殿、リアンドロの父は皇帝に謁見していました。
リアンドロ回復の知らせを聞いた皇帝が父親にお祝いを言っていたのです。
皇帝は本来皇族直系の者が受けるはずであった呪いを、遠縁であるリアンドロが受けてくれたことに感謝し、褒美として城下町近くの土地を与えます。
父は祈祷師が暗躍して呪いをリアンドロへ向けさせたことは知らず、単なる偶然で呪いが息子にかかってしまったと思っているようです。
皇帝は考えます。
突然リアンドロの呪いが解けたのは何故なのか、本当に変わったことが何もなく解けてしまったのだろうか。
呪いは自分が滅ぼしたアンブレセティ王国のものでしたから、王国の生き残りがいるのではないかと警戒しているのです。
ベラビティ公爵や医師は目を覚ましたらいつの間にか呪いが解けていたというリアンドロの言葉を信じているようですが、皇帝は疑っています。
そこには確実に何かがあった、そしてその何かを自分は突き止めなくてはならない。
皇帝の中で疑念が生まれるのでした。
公爵家のメイドに憑依しました25話の感想&次回26話の考察予想
イベリナはまだリアンドロの気持ちに気づかないのでしょうか。
あれだけ明らかにロレンゾに嫉妬しているのに、リアンドロが自分を好きになることなどつゆとも考えていうないようです。
二人の間で約束が交わされましたが、約束が守れた場合のご褒美を決めないまま別れてしまいました。
今後どんな要求をするのか気になりますね。
父親には理解を示していリアンドロでしたが、母親へは冷たい態度で接しているようです。
厳しくリアンドロと接していただけの父親と違い、母親は化け物を見るような目でリアンドロを見て恐れていましたからね。
更には父親と母親では子から求められるものも違います。
父と子はビジネスライクな付き合いで大丈夫なのかもしれませんが、母と子には血の通った人間関係が必要なのです。
リアンドロと母親の間の溝は深そうですね。
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』25話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。