漫画「ある継母のメルヘン」は原作ORKA先生、漫画Spice&Kitty先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ある継母のメルヘン」119話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
テオバルトは窓辺で眠っていました。その傍らには空になったグラスが置いてあります。
ある継母のメルヘン119話の注目ポイント&考察予想
幼い頃のテオバルト
まだ幼いテオバルトは熱病に苦しめられていました。
これまで感じたことのない苦痛に死をも意識するテオバルト。
しかしリシュリューは無情にも「軽い熱病」だと伝えます。
さらに父親がお見舞いに来ていないことまでも…。
ある継母のメルヘン119話の一部ネタバレ込みあらすじ
熱病に罹った皇太子
テオバルトは苦しんでいました。
身体が熱くて喉がひりつき、周囲から何かを呟くような声が聞こえてきます。
ぼんやりした意識の中で、テオバルトはそれが祈祷文であることを察しました。
幼いテオバルトが目を覚ますと、枕元にはリシュリューがいました。
咳きこむテオバルトに、リシュリューは彼が軽い熱病にかかったことを伝えます。
「軽い」とはとても思えず苦しむテオバルトは、母親のようにこのまま寝込んで死ぬのかと尋ねますが、リシュリューは心配しすぎだと答えました。
教皇庁と議会の貴族、要職の全員が祈祷会に集まってテオバルトの回復を祈っていて、診断のために医師も来ています。
数日間安静にして経過を見ることになるので安静にするようリシュリューは伝えました。
テオバルトは父親がお見舞いに来たのか尋ねます。
何か自分への伝言はないのかという質問にリシュリューはちらりとローズを振り返り、ローズは真心を尽くして看病をするように命じられていることを告げました。
テオバルトは落胆します。
皇帝は寡黙な方だと告げるリシュリューでしたが、テオバルトはいっそ死にかけていたらよかったとぼやきました。
親の看病
そしてリシュリューに、子供の頃生死を彷徨ったことはあるかと尋ねます。
リシュリューは沈黙ののち頷いて、テオバルトは目を見張りました。
勢いよく当時はどうだったのか尋ねるテオバルト。
ローズが起き上がらないよう注意しますが、テオバルトは横にさせられながらも質問を重ねました。
両親が直接看病してくれたのか、どんなふうに看病してくれたのかと尋ねたのです。
本では病気の子供に歌う子守歌もあるとされていたからでした。
しかしリシュリューは、感染の恐れがあるため病床に大勢が出入りするのは望ましくないと答えます。
テオバルトは表情を歪めて寝返りを打ち、背を向けました。
リシュリューは二日目までテオバルトが重体だったことから、貴族たちが部屋の外で嘆き、皇后が枕元で長い間祈りを捧げていたことをその背中に伝えます。
皇帝は自らの後継者を誰よりも心配し、何度もこの部屋に来て額に触れ、ひどく憂いを帯びた表情だったと語りました。
テオバルトは心動かされかけましたが、自分が喜びそうな話を適当にでっちあげたんだろうと呟きます。
堅苦しいリシュリューに舌打ちしつつ、リシュリューに明日も来るよう頼みました。
彼が部屋を出て行った後、テオバルトは甘い言葉を並べれば自分が全て信じるとでも思っているのかと内心リシュリューに毒づきます。
しかしその光景を想像したテオバルトはとても安心し、眠りにつきました。
そしてテオバルトは長い昔の夢から覚め、自分を呼ぶ声にハッとして…!?
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ある継母のメルヘン119話の感想&次回120話の考察予想
幼いテオバルトが可愛いです。
それにしてもリシュリューが厳しすぎませんか?
幼い皇太子が寂しがっていることくらい分かりそうなものなのになと思います。
立派な大人であっても体調不良の時には心細くなったりするものです。
そんな冷たいリシュリューでさえも来てほしがるテオバルトの寂しさを思うと切なくなります。
そして本当にテオベルトの亡き母がシュリーにそっくりでした。
こうなってくるとちょっとテオバルトにマザコンの気質を感じてしまいます。
まとめ
今回は漫画『ある継母のメルヘン』119話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 幼いテオバルトは熱病に苦しみ、枕元にはリシュリューがいましたが、皇帝の姿はありませんでした。
- テオバルトは父親が来ていないと知って落ち込み、リシュリューは看病してもらったことがあるのか知りたがります。
- 冷たい言葉にテオバルトは拗ねてしまいましたが、リシュリューの慰めに似た言葉に少し励まされました。