
漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
イベリナの起こした軌跡により呪いを克服したリアンドロ。その姿を見ながら夢を見ているんじゃないかと信じられないイベリナでしたが、リアンドロとの会話の中でだんだんと彼の回復を認めていきます。
顔からも体からも呪詛が消え去りきれいになったリアンドロの顔は美しく、イベリナは見つめながら幸せを感じるのです。
そしてなんとリアンドロの解呪はイベリナによってなされたのでということもわかります。その証拠にイべリナの手には解呪の際にできる手のひら大の傷跡が残ってました。
単なる脇役だったはずなのに大きな役割を担うことの出来たイベリナ。そばにいてやることしか出来ないと思っていましたが、彼女の愛がリアンドロを救ったのです。
優しい顔をするリアンドロの瞳はより一層美しく輝き、イベリナはその瞳に見惚れるのでした。
今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の22話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しました【22話】の考察予想
公爵家のメイドに憑依しました【22話】の考察予想や、見どころについてと後半はネタバレ確定がありますのでネタバレが知りたい方はこちらをクリックして飛ばしてくださいね。
呪いが解けたリアンドロは性格も丸くなったように見えました。
人々に恐れられる存在でしたが、呪いがなくなりその心配もなくなりました。
これなら少し気持ちに余裕も生まれて、バランス良くイベリナと向き合っていくことができるのではないでしょうか。
呪いの悪化直前にはロレンゾのことで少しイベリナとギクシャクしましたが、もうその心配もなさそうです。
これからリアンドロはイベリナとどんな風に向き合っていくのでしょうか。
公爵家のメイドに憑依しました【22話】ネタバレあらすじ
リアンドロの呪いが治った!
その話はすぐに屋敷に広まり、メイドたちは驚きます。
イレナ夫人ともどもこぞってリアンドロの部屋へと駆けつけると、そこには美しい顔を取り戻し元気そうなリアンドロがいるではありませんか!
呪いのせいで今までは彼の美貌に気づいていなかったメイドたちはメロメロ。
口々に奇跡だと言い、彼の回復を喜びます。
イベリナでも未だにリアンドロの回復が夢ではないかという疑いを持っているほど。
他のメイドたちにはもっと信じがたい事態なのでしょう。
しかしイベリナは突然現れたまばゆい光がリアンドロを包み、呪いが解けていく瞬間をその目で見たのです。
リアンドロが言うように自分が彼を救ったのでしょう。
脇役であったはずの自分がこの世界で立ち回り、小説が筋書き通りに進むのを止めることが出来たのです。
ならば、この先も自分の動き方次第でリアンドロの人生を好転させることが出来るはず。
呪いに苦しんでいるリアンドロに付き添っているときには何も出来ない自分に情けなさを感じていました。
しかし今では自分にはリアンドロのためにしてあげられることがあると知っています。
イベリナは決して諦めることなく、彼のために尽くすことを誓うのでした。
その日の午後、リアンドロの主治医が訪れ診察をしています。
突然の回復に主治医も驚きを隠すことが出来ません。
一方、彼の解呪のために祈りを捧げていた神官たちは神の御業に間違いないと拝みます。
イベリナは神がリアンドロを救うなら、最初に呪いから守ってくれるはずだろうと思い、神官たちを冷めた目で見つめます。
自分がいなければリアンドロの人生はとことん不幸になることを知っているイベリナは、この世界の神というものを信じていないのです。
主治医はリアンドロに治る前に何か変わったことはなかったか質問しますが、リアンドロは夢の話や突然現れた光の話は一切しません。
朝起きたら突然治っていたとしか言わないのです。
主治医はリアンドロが呪いに苦しめられていた10年間、彼を治そうと一緒になって苦しみながら人生を捧げてきました。
だからこそ、本当のところ何がリアンドロを治したのかを知りたいのです。
しかしそれでもリアンドロは本当のことを言いませんでした。
リアンドロはイベリナとある約束をしていたのです。
リアンドロに刻まれた呪詛は、現皇帝が滅ぼしたアンブレセティ王国の古代文字で記されていました。
王国を滅ぼされた恨みとして、本来は皇位継承者のディエゴに掛けられるはずだったのです。
そんな呪いを解くことが出来るのは、アンブロセティ家の唯一の生き残りとされているエレオノラだけだと考えられていました。
しかしそんな呪いをイベリナが解いたということになれば、イベリナは皇帝の預かり知らぬところで生き残っていたアンブロセティ家の一員だということになってしまいます。
皇帝は報復を恐れてイベリナを捕縛するでしょうし、最悪死刑にすることも考えられます。
だからこそイベリナがリアンドロの呪いを解いたことが巷に広まるのはまずいのです。
呪いがどこからやって来て、何故自分にかけられたのかを知らないリアンドロにはそんな説明をしても理解してもらえるかわかりません。
なのでイベリナは昨日起きたことや呪いを解いたのがイべリナだということは、二人だけの秘密にしようとリアンドロと約束したのです。
大好きなイベリナと自分しか知らない秘密がある。
そんな嬉しい響きにリアンドロは素直に従うことにします。
一方、別に小説の主人公に躍り出たいわけではなかったイベリナ。
事件の中心とはならず、脇でずっとリアンドロの美しい顔を眺めていられるこれからの人生への満足感に満たされていました。
リアンドロから有力な情報を得ることの出来ない主治医はついに諦めてしまいます。
人の体は謎でいっぱいだからと自らを納得させ、リアンドロにしばらくは養生するように言い残して帰っていくのです。
神官や医者が部屋を去り、イベリナと二人きりになったリアンドロはいたずらっぽい笑みを浮かべて、ピースサイン。
自分のごまかしっぷりをイベリナにどうだったか聞きます。
呪いが残っているときは元気なときでもこんな明るい態度は見せませんでした。
ちょっと性格の変わったリアンドロにイべリナは少し戸惑いを感じます。
そういえば、とリアンドロ。
イベリナが席を外しているときに父からリアンドロに言伝があったようです。
呪いが完全に回復したら後継者としてのレッスンを始めるとのこと。
回復してからまだ直接リアンドロに会いにも来ずに、もうそんな話を持ち出すベラビティ公爵へ少し反感を見せるイベリナ。
しかしリアンドロは意外にも公爵の肩を持ちます。
多大な荘園を抱えるベラビティ家の当主として、各地で仕事にかからなくてはならない父の境遇をリアンドロは理解していたのです。
呪いに苦しむリアンドロを見ていたときには意識していませんでしたが、彼は立派な貴族の一員。
後継者としての意識はしっかり持っていたのです。
時はあっという間に流れ、リアンドロが完治したという噂はすぐに国中へ広まりました。
貴族たちは山のような花束をベラビティ家に送り、リアンドロの回復を祝福しました。
呪いが解けた一週間後にはリアンドロのレッスンがはじまり、彼は忙しい日々を送っています。
そしてイベリナはリアンドロのそばにいつづける必要はなくなり、普通のメイドとして雑務に勤しむようになったのです。
リアンドロが回復して以来、メイドたちは余裕を持って仕事に取り組めるようになり、ゆったりとした時間が流れていました。
しかしイベリナにとってこの生活は少しばかり退屈。
なんと言ってもこの世界にはテレビも本もないのですから。
そんなある日、イベリナが洗濯物を干していると仲間のメイドが食堂で軽食でも取らないかと声を掛けます。
小腹の空いていたイベリナは賛成し、食堂へ向かおうとしますが反対側から彼女を呼び止める声が。
そこには健康的になり少しばかり成長したリアンドロが立っていたのです。
公爵家のメイドに憑依しました22話の感想&次回23話の考察予想
すっかり呪いから開放されたリアンドロは顔つきまで変わっていました。
13歳の少年らしい明るい表情を浮かべる彼はなんとも魅力的。
またただのわがまま小僧かと思いきや、ちゃんと自分の果たすべき義務は理解していたのですね。
父への恨み言一つ言わずにしっかり与えられたレッスンに取り組んでいました。
呪いで心を乱されているときにはわかりませんでしたが、彼は立派な公爵家の後継者だったのですね。
イベリナとしばらく別々の生活をすることになりましたが、今回のラストでイベリナの前に姿を現します。
健康になり食事も良くするようになったからでしょうか、あっという間に成長し血色の良い姿を見せるのです。
身長も一気に伸びたかのよう。
リアンドロのことを弟のように扱っていたイベリナがそんな彼の姿を見たら、ギャップで一気にやられてしまうのではないでしょうか。
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』22話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。