漫画「怪物公爵と契約公女」は原作MinJakk先生、漫画Liaran先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「怪物公爵と契約公女」63話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
レスリー殺害未遂容疑で判決の下ったエリーは、4年間狭い牢屋のような場所に監禁されていました。エリーを利用とするマディア太后は4年前にも一次試験をパスさせ、そして今、二次試験を前にエリーの前に姿を見せました。
怪物公爵と契約公女63話の見どころ・考察予想
マディアはエリーをアラベーラにしたいわけではありません。
なれるとも思っていないようです。
ただ、その方が利用しやすいだけ・・・そう言うのでした。
そもそも、マディアにとってアラベーラは重要ではなく、封印されている伝染病を手にすることだったのです。
そして、サルバトール公爵のアシュラと何やら因縁めいたものを感じます。
レスリーが公爵家の門をたたく前から、子供を探していたのは、アラベーラにするためでした。
だから、最初からレスリーの契約にすんなり頷いたのです。
しかし、今の公爵にとってレスリーの存在はあまりに大きくなっているのでした。
怪物公爵と契約公女63話のネタバレ込みあらすじ
エリーを訪ねてきたマディアは、わざとらしく声を震わせながら同情の言葉を並べます。
いったいなぜこんなことに・・・と抱き寄せました。
マディアの口車に乗せられるエリー
エリーは4年間も放っておいたくせにと心の中では悪態をつきます。
マディアは、自分が近づけばエリーの立場が悪くなると思ったが、それは間違っていたと言いました。
その上、これまでも資金援助をしていたと甘いことを言います。
エリーはそれを鵜呑みにして、ではなぜこんなところに閉じ込められているのかと聞きました。
するとマディアは、お金を着服していた者がいたのだろうと・・・。
エリーは、さんざん自分を馬鹿にした態度をとってきた侍女をやり玉にあげ、不平不満をぶちまけます。
マディアもすっかり乗ってきて、その次女を連れてこいと護衛に命じました。
その次女に対する罰はエリーが決めていいと言われ、ひどく残酷なやり方で処刑するようエリーが言います。
エリーはその侍女にレスリーを重ねていました。
騎士に引き摺られていく侍女は、太后の命令に従っただけだと抵抗します。
連れて行く騎士も、我々も承知している・・・と言うのでした。
マディアの狙いは・・・
皇宮に戻ったマディアは、侍女のリフィエルに身に着けていたストールを処分するように命じます。
リフィエルがしつけの効果があったかと尋ねました。
4年も放っておいて十分あったとほくそ笑むマディア。
リフィエルが、エリーがアラベーラになるのも時間の問題だろうと言うと、レスリーがいるからそれはどうかとマディアが言いました。
そもそもマディアはエリーがアラベーラになろうがなるまいがどうでもいいことなのです。
ではなぜエリーにアラベーラの試験を受けさせるのかとリフィエルが聞くと、そのほうが利用しやすいからだとマディアが答えました。
マディアは、エピアルテスさえ手に入ればそれでいいのだと言います。
エピアルテスは強力な伝染病。
それを手にした者には確実に死が訪れます。
エリーがもしアラベーラになったとして、それで命を落としても、皇帝の悲劇の婚約者として歴史に残るのだから私に感謝するはずだとさえ考えるマディア。
マディアがエピアルテスを手に入れたい理由は、アーレンドを皇帝にするためでした。
第一皇子ではあっても、皇帝は未だ後継者を決めかねているのです。
リフィエルがエピアルテスのことをサルバトール公爵は知っているのかと疑問を呈しました。
マディアはイトバーナの王族でもないのに知るはずがないと言います。
マディアはイトバーナの王族出身で、国を去る時にエピアルテスに関する記録はすべて燃やしてしまったのでした。
だから私が教えてあげると言うマディア・・・。
レスリーの笑顔を守りたい
マディアは言葉通り、エピアルテスについてサルバトール公爵に手紙をしたためました。
その手紙は、「どうかレスリー・シューヤ・サルバトール公女の死が安らかなものでありますように、あなたの友より」と締められています。
公爵は手紙を握りつぶし、マディアめ、と苦々しくつぶやきました。
公爵はマディアの思惑が測りきれずにいます。
エピアルテスを手に入れてどうするつもりなのか?アーレンドを支持する理由は・・・?
本来、サルバトールとしては高貴な守護者としてやるべきことは明白です。
帝国の危機が最優先、自分の命よりも。
ところが、今の公爵にはレスリーの笑顔は天秤にかけられないほど大切なものとなっているのです。
シーナが、レスリーに全て話してはどうかと進言します。
しかし、公爵はやっと笑顔を取り戻したあの子から、また笑顔を奪うようなことはできないと言うのでした。
怪物公爵と契約公女63話の感想&次回64話の考察予想
マディアはラスボス!?だんだん話しがつながってきました。
封印されている伝染病については、帝国には情報がほとんどありません。
隣国には記録が残っているかもしれないと言っていた、まさにその国の王族出身なのですね。
アーレンドを皇帝にすることが一番の目的としても、アシュラに対して敵対心をもっていることも感じられます。
レスリーを危険に晒したくないという気持ちと、帝国の危機を絶対に回避しなければならない使命の板挟みのサルバトール公爵家。
アシュラはどう判断を下すのでしょう?
そして、すべてを知ったとき、レスリーは?
ただ守られているだけの状態を良しとするわけがないから、絶対一緒に戦おうとするはずです。
4年前は助けられてばかりだったレスリーも、今は力をつけていると思うのですが・・・。
まとめ
今回は漫画『怪物公爵と契約公女』63話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
今はマディアの駒の一つとなったエリー。
マディアの狙いは封印されている伝染病「エピアルテス」を手に入れることでした。
エピアルテスを手にした者は確実に命を落とします。
アラベーラになろうと決意しているレスリーを危険に晒すこととなったサルバトール公爵は苦悩の色を浮かべるのでした。