
漫画「ニセモノ皇女の居場所はない」は原作oaen先生、漫画LOGO先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ニセモノ皇女の居場所はない」13話~14話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
建国祭での祝辞をユースティスに任されたフィローメル。ほどほどにすればよかったのに…と張り切りすぎた自分を内心責めていました。
ニセモノ皇女の居場所はない13話~14話の注目ポイント&考察予想
イメージが変わり始めて
ワガママな皇女のイメージはだんだん薄れつつありました。
フィローメルがひたむきに努力している姿を皇宮内の人は皆見ていたからです。
ただ、それは皇宮内だけの話でした。
外の人たちのイメージを変えるためには、大勢の目に留まる場所で悪いイメージを一掃するようなことをしなければいけません。
ニセモノ皇女の居場所はない13話~14話の一部ネタバレ込みあらすじ
祝辞を読むフィローメル
フィローメルは気持ちを切り替え、一生懸命祝辞を考えていました。
城の外ではまだわがまま皇女だと思われているので、名誉挽回の機会でもあります。
祝辞を立派にこなして行事が無事に終わったら、今度こそユースティスに「あれ」を頼もうとフィローメルは決めていました。
建国祭の当日は大勢の人が集まっていて、フィローメルは緊張します。
フィローメルを心配して声をかけたのは、花束を背中に隠したナサールでした。
ナサールはフィローメルに励ましの言葉と花束を渡したかったのですが、タイミング悪くフィローメルが担当の騎士に呼ばれてしまい、ナサールは落ち込みつつフィローメルを笑顔で送り出します。
緊張を押さえて人前に歩み出たフィローメル。
過去のイメージを一新して後継者としての姿を見せるのです。
傍目にも緊張しているのが丸わかりでしたが、マイクになる拡声石がなぜか使えず、フィローメルは青ざめました。
見守っていたナサールはすぐに予備の石がないか騎士に尋ねましたが、フィローメル用に特注したもので他にはないそうです。
そうこうしている間にも祝辞を待っている民たちの間には、祝辞が始まらないことに不安と不満の声が広がりました。
このままでは全部台無しになってしまいます。
青ざめたフィローメルを抱き上げたのは隣にいたユースティスでした。
ユースティスは自分用の拡声石をフィローメルに使うよう促します。
人前で抱き上げなくても…と真っ赤になるフィローメルでしたが、とにかく祝辞を読まなければいけないので、その体制のまま祝辞を始めます。
人々は噂と違って仲睦まじい親子の様子に驚きつつ、後継者が変わるという噂はデタラメだったんじゃないかと噂しました。
紅炎の指輪
その後、夜に花火が上がる中、フィローメルはユースティスと向き合い祝辞について褒めてもらいます。
褒美に紅炎の指輪が欲しいと笑顔でねだるフィローメル。
ユースティスは時期尚早だという理由で断りました。
フィローメルは食い下がりましたが、幼い体では負担がかかるため、少なくとも成人した後だとユースティスは伝えます。
それではエレンシアが現れた後になってしまうので遅すぎる…とフィローメルは焦りました。
紅炎の指輪以外は何もいらないと叫びましたが、すぐに俯いて謝ります。
ユースティスが発言を取り消すことはしないことは分かっていました。
フィローメルはその夜、ソファーに寝転がりながら、計画を全面的に見直さなければと考えていました。
紅炎の指輪がなければ逃走計画が成り立たないからです。
そこへデレス夫人から、ユースティスに呼ばれていると聞かされますが、フィローメルはもう何もしたくなかったので断りました。
来られないならこちらへ来るらしいという言葉に困惑しましたが、もう寝ていると伝えるよう頼み、フィローメルはそのままソファーで目を閉じます。
しかし足音で目を覚ましました。
ユースティスがフィローメルに話しかけ、フィローメルは寝たふりをしましたがバレているようです。
ユースティスはなぜフィローメルがそんなにも紅炎の指輪を欲しがるのか分かりませんでした。
しかし、そこまで望むなら3年後の15歳になったら紅炎の指輪を渡すと伝えてくれたのです。
フィローメルは飛び起きて、喜びのあまりユースティスに抱き着いてお礼を伝えました。
我に返って慌てて離れてごまかしつつ、フィローメルは安堵します。
3年後ならまだエレンシアは現れていません。
ワクワクしながら3年後を心待ちにするフィローメルの様子を見て、ユースティスは微笑みました。
フィローメルのデビュタント
やがて時は流れ、フィローメルは14歳になり、デビュタントの日を迎えます。
通常デビュタントは早くても16歳でしたが、社交界を牛耳っていたエルロス侯爵夫人がいなくなったため、中心となる皇家の人間が必要になるのです。
自分にその役目が務まるだろうかとフィローメルは不安に思いましたが、デレス夫人は着飾ったフィローメルを絶賛します。
ユースティスも待っているはずなので、そろそろ行こうとフィローメルは立ち上がりました。
一方デビュタントの会場では、立派な青年に成長したナサールを貴婦人たちが褒めていました。
デビュタントでファーストダンスを申し込まれた相手と結ばれるという社交界のジンクスがあるのだと貴婦人たちはナサールに伝えます。
ナサールは何か答えようとしましたが、皇帝と皇女入場のアナウンスがそれを遮りました。
美しく着飾ったフィローメルを見たナサールは…!?
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ニセモノ皇女の居場所はない13話~14話の感想&次回15話の考察予想
緊張しているフィローメルが可愛かったです。
そしてフィローメルに花束を渡したいのに渡せないナサールにもキュンときました。
ユースティスはもうかなりフィローメルを可愛がっていますね。
意地悪ではなく、フィローメルを心配して紅炎の指輪をすぐに渡さないのだということが伝わってきます。
ただフィローメルにとってはそんなことどうでもいいですよね…。
ひとまず三年後にもらえることになって安心しました。
一度決めたことを変えないユースティスが考えを変えたのはすごいことだと思います。
それだけユースティスの中でフィローメルが大きな存在になっているのでしょうね。
まとめ
今回は漫画『ニセモノ皇女の居場所はない』13話~14話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 建国祭の当日、フィローメルは緊張しながら祝辞を読もうとしましたが、ハプニングに見舞われました。
- ナサールも心配して見守る中、ユースティスの助け舟で事なきを得て、むしろ仲睦まじい親子の姿を見た人々の間に噂は嘘なのだという考えが広まります。
- 祝辞が上手くできた褒美として紅炎の指輪を欲しがりますが、ユースティスはフィローメルにはまだ早いから最短でも成人後として却下しました。
- しかしユースティスはその夜フィローメルの元へ来て前言撤回し、3年後と約束してくれたため、フィローメルは歓喜します。
- やがて14歳になったフィローメルは通常よりも早いデビュタントを迎え、ユースティスとともに会場へ入場しました。