漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
ロレンゾとイベリナが仲良く喋っているところを見て嫉妬心を燃やすリアンドロ。
自分の部屋に戻ってきたイベリナにわがままを言い続け、困らせてしまいます。その姿は駄々をこねる子供のよう。
しまいにはロレンゾをクビにしろなどと言い出す始末で手に負えません。
リアンドロがこのまま自分の気に入らないものを排除し続けてしまえば、彼は永遠に孤独です。
なんとかリアンドロに温かい人生を送ってもらいたいイベリナは、必死に説得しロレンゾの解雇を避けることが出来たのでした。
しかしリアンドロがイベリナに次に要求してきたことは自分以外の者に笑顔を見せるなという、これまた無理難題だったのです。
今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の19話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しました【19話】の考察予想
公爵家のメイドに憑依しました【19話】の考察予想や、見どころについてと後半はネタバレ確定がありますので、ネタバレが知りたい方はこちらをクリックして飛ばしてくださいね。
リアンドロのいまだかつてない癇癪で、イベリナとの言い合いが終わりません。
恋をするのも初めてなら、嫉妬という感情も初めてなのでしょう。
人生で初めて見つけた心を許せる人が、自分のもとを離れないよう独占しようと必死です。
ロレンゾはそう悪くない人物に見えますが、呪いが人生に影を落としてしまったが故に、リアンドロはあらゆる人への不信感を持っています。
このまま闇に落ちるのか、一歩成長してイベリナ以外にも心を許すようになるのか。
ここがリアンドロの人生のターニングポイントのような気がしますね。
自分以外の前で笑わないでほしいという願いにイベリナは一体どう返すのでしょうか。
公爵家のメイドに憑依しました【19話】ネタバレあらすじ
自分以外の前で笑顔を見せないでほしいというリアンドロの無理難題にイべリナは戸惑います。
いくら主人とはいえ、メイドの人生の細部までコントロールする資格はありません。
それでもリアンドロとの信頼関係を回復するには、この要求に答えなくてはいけないのでしょうか。
答えることの出来ないイベリナ。
要求を拒否されたと思ったリアンドロは、割いた枕から部屋中に羽毛を撒き散らし始めます。
あまりに子供っぽい嫌がらせに絶句し、イベリナはやめるよう叫びますが、リアンドロは構わずつづけます。
イベリナが仕事中に他の誰かと喋っていたから怒っているんだと言っていますが、本当に怒っているのはそこではないでしょう。
また、リアンドロの心を乱している感情は怒りともちょっと違うはず。
しかし初めての感情に戸惑うリアンドロはイベリナに当たり散らすしか出来ないのです。
最近は落ち着いていたリアンドロの突然の癇癪に、イベリナも対処しきれません。
どうしたものかと困っていましたが、リアンドロを見てふと気づきます。
彼の肌が赤く上気し始めているのです。
怒って暴れたのが体に障ったのでしょうか。
すぐにリアンドロを気づかうと、案の定リアンドロは頭痛を感じ始めていました。
リアンドロもイベリナの優しさに一瞬は落ち着きますが、すぐに怒りが再燃します。
今度は、メイドにも関わらず主人の機嫌を損ねるイベリナのせいで頭が痛くなったのだ言い出すのです。
怒るリアンドロでしたがその目には涙が流れ始めています。
なんでイベリナが自分以外に笑顔を見せるのを心配しなくてはならないのか、叫ぶ言葉はイベリナにぶつけているようで居て、自分の感情に対する戸惑いの言葉にも聞こえます。
イベリナやロレンゾだけでなく自分自身にも苛ついていて、その感情を全部イベリナへ八つ当たりしているのでしょう。
イベリナが体に障るから落ち着くように言いますが、聞く耳を持ちません。
リアンドロの表情は怒りから悲しそうな表情に変わり、イベリナが誰かに笑いかける時に胸が張り裂けそうな気持ちになると言います。
今でもロレンゾの顔を思い浮かべると苦しくなります。
そんな気持ちをわかってくれないイベリナをとうとうリアンドロは追い出してしまうのでした。
リアンドロに追い出され部屋を出ると、イベリナはドッと疲労感を感じてしまいました。
彼に従えば、リアンドロの気持ちは晴れることはわかっています。
しかし本当のところ何が彼の心をかき乱していて、何故そこまでロレンゾを嫌うのか、わからないのです。
今ここでリアンドロの約束に従うだけでは彼の心の問題は根本的には解決しないような気がします。
何にしても今日はもうリアンドロは自分と話してくれないでしょう。
イベリナは眠ることにするのでした。
夜遅く。
イベリナは夢の中にいました。
いつか見た夢と同じように、一面のひまわり畑を歩いています。
ふと前方を見ると呪いが解けた青年のリアンドロが歩いていました。
そしてその隣にはなんだか見覚えのある女性がいます。
大きな帽子をかぶったその女性の顔をよく見ることが出来ません。
しかしこちらに気づき、振り向く女性。
その女性の顔は・・・。
イベリナ!
突然大きな声で起こされるイベリナ。
部屋に仲間のメイドが動揺した様子で入ってきます。
どうやらリアンドロが吐血してしまったようなのです。
今はイレナ夫人が介抱しているのですが、リアンドロはしきりにイベリナを呼んでいるとのこと。
イベリナはすぐにリアンドロの元へ駆けつけます。
イベリナがリアンドロの部屋へ入ると、リアンドロの口からは黒い血が流れていました。
小説で呪いが強まり、リアンドロが生死の境をさまよった時の症状です。
ですがリアンドロが発作を起こすのはもう少し先のイベントのはず・・・。
快方に向かうかと思われた物語はなんと一気に悪い方に転がってしまったのです。
公爵家のメイドに憑依しました19話の感想&次回20話の考察予想
嫉妬にもがくリアンドロは見ていてい痛々しい気持ちになりました。
自分でも正体のわからない黒い感情に翻弄されて、自分が一番大切にしなくてはいけない人へ当たってしまうんですね。
強く正の感情を抱けば、その後生じる負の感情も当然強いものになります。
嫉妬心は誰かのことを想ったときに初めて生まれる感情です。
愛が芽生えると、その後暗い感情が生まれてしまう可能性もあるのです。それを乗り越えて人は強くなり、誰かと愛を育むことができるのではないでしょうか。
イベリナに当たり散らすリアンドロの行動は、子供じみているように見えますが、立派な成長過程なのだと私は思います。
しかしこの微妙な時期に呪いの発作が起こってしまいました。
このままリアンドロを更にどん底へ突き落としてしまえば、一気に闇堕ちの可能性が出てきます。
果たしてイベリナは彼を救い上げる事ができるのでしょうか。今後の展開が気になります!
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』19話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。