ニセモノ皇女の居場所はないネタバレ1話〜4話【漫画】自分が偽物と知ったフィローメル

ニセモノ皇女の居場所はない1話～4話の注目ポイント＆考察予想

予言書を手に入れて…！？

ある日偶然拾った本が予言書！？

皇女である自分がニセモノ皇女で悪女として描かれ、最後には処刑されてしまうストーリーに愕然とするフィローメル。

信じられない話でしたが次々に本の内容が現実となり、この本が単なる小説ではなく予言書であることを確信します。

そして予言書の内容を利用して、自分の未来を変えようと考えたのでした。

ニセモノ皇女の居場所はない1話～4話の一部ネタバレ込みあらすじ

悪女フィローメル

皇女である自分には皇宮が相応しいと当然のように思っていたフィローメル。

しかし母親と共謀して十数年の間皇女と詐称した罪、エレンシア皇女の慈悲で命拾いしたのに妬みから魔塔と帝国の戦争を画策して帝国に危機をもたらした罪を宣告され、死刑になってしまいます。

見物人からは罵声と石をぶつけられ、フィローメルは呆然としていました。

 

エレンシアと並び立つ皇帝に、これまで本当に彼の娘だと思っていたことを伝えます。

しかし皇帝は耳を貸さず、すぐに黙らせるよう騎士に命じ、フィローメルはショックを受けました。

愛情も居場所も、何一つ自分のものではなかったと思い知らされたのです。

 

自分を一瞬でも娘と思ったことがあるかと泣いて訴えるフィローメル。

しかし皇帝は答えることなくエレンシアの手を引いて、フィローメルの処刑を終わらせるよう命じてその場を立ち去ります。

そうしてフィローメルは楽に死なせないという目的のためだけに死刑執行人の刃に苦しみながら死に至りました。

まさに悪女に相応しい最期です。

父親の愛を感じず…

そこまで読んだ9歳のフィローメルは腹を立てて本を投げつけました。

庭園で拾った怪しい本「公女エレンシア」は、フィローメルを偽物の娘だとして他に本物の皇女がいるとする内容だったのです。

皇后そっくりの皇女と悪女フィローメルの物語でした。

 

父親に愛されず、使用人たちからも陰口を叩かれていたことをフィローメルは知っています。

そんなに母親に似ていないのだろうかとフィローメルは落ち込みました。

しかし名前が似ているだけで、事情を知らない外部の者が勝手に書いただけだろうと考えます。

 

そこへ乳母が入って来て、フィローメルは慌てて本を隠しました。

皇女のワガママで困るのはこちらなのだから大人しくするようにと乳母はフィローメルに厳しい言葉をかけます。

今度こそきちんと躾けたら皇帝と食事ができると乳母は伝えますが、絶対嘘だとフィローメルは否定しました。

 

フィローメルがいくら頑張っても、父親は褒めるどころか会いにすらきたことがないのです。

聡明な母親を見習って今度の建国祭では大人しくしているようにと乳母はフィローメルに言い聞かせます。

建国祭は太陽神の加護を授かったとされるベレノフ帝国恒例の祭りで、毎年神託で日付を決め、皇族と貴族が皇宮に集まって祝辞を聞くことから始まる習わしでした。

 

行事は必ず太陽が昇り、晴天の下で行わないといけません。

しかしその日はあいにくの雨で、フィローメルはがっかりしました。

小説ではなく予言書？

皇帝が側近と建国祭を延期にしようと話しているのを聞いたフィローメルはハッとします。

このまま延期されればあの本の通りになってしまうと気付いたのでした。

本にはその後大神官が倒れるという内容もあり、作り話だと思っていましたが、本の内容が現実になるのかもしれません。

 

もしもあの本の内容が全部本物だったら…とフィローメルは不安に駆られました。

雨の中皇帝のもとへ駆け寄り、延期しないで室内で開催してほしいと訴えます。

しかし皇帝はガキのワガママと一蹴し、耳を貸すことなく立ち去りました。

 

取り残され、雨に打たれて立ち尽くす彼女を一人の貴族の少年、ナサールが見つけて声をかけようとします。

しかし彼の父親に止められ、それは叶いませんでした。

その夜、フィローメルは乳母のむち打ちという罰に耐えていました。

 

何度も足を鞭で打たれ、乳母はため息をついて部屋を出て行きます。

侍女たちが足に薬を塗ってくれましたが、フィローメルは沈み込んだままでした。

侍女たちは建国祭が一週間後に行われるらしいので、その頃には乳母も外出を認めてくれるのではないかと励まします。

 

一週間という異例の遅さに困惑するフィローメル。

その原因は、大神官が倒れたからということでした。

巷では帝国への神の加護が消えたという噂まで流れているそうです。

 

フィローメルは侍女たちを部屋から帰した後、そっと本を取り出しました。

これは小説ではなくて予言書だったのだと察します。

自分は皇帝ユースティスの娘ではなく、偽物だと悟ったのでした。

嫌われている皇女

翌朝、乳母は仮病ではなく本当に熱を出して寝込んでいるフィローメルに気付きます。

予言書での皇帝の冷たさを夢に見て、うなされていたフィローメルはハッと目覚めました。

いくら具合が悪くても彼がお見舞いに来てくれるはずもありません。

 

本の内容通りになったら結局自分を〇すのだろうかとフィローメルは不安になりました。

一縷の望みにかけて、未来を変えたいという思いから、フィローメルは熱でふらつく体を引きずって廊下に出ます。

皇帝の執務室へ行くまでの道のりが長くて、めまいに耐えながら進んでいると、使用人の部屋の中から話し声が聞こえました。

 

侍女や護衛騎士のマルタンがフィローメルの陰口で盛り上がっていたのです。

普段優しかった彼らの裏の顔に、フィローメルは愕然としました。

止まらない悪口からフィローメルは逃げ出し、涙を浮かべながら、彼らの言葉になんて傷ついていないと自分に言い聞かせます。

 

執務室の仲では、側近のポルランが皇帝に、一度くらい皇女の見舞いに行くべきだと進言していました。

皇帝は一度も彼女を我が子と感じたことがないと打ち明けます。

彼女のせいでイザベラが死んだと思っていた時期もありましたが、今はもはや何の感情もなく、あのザマでは期待などするはずもないと皇帝は吐き捨てました。

 

イザベラはもちろん、皇帝とも全く似ていません。

本当に皇女に愛情のかけらも感じないのかというポルランの質問に皇帝は頷き、自分が望むのは彼女が息を殺して死人のように静かに暮らすことだと答えます。

フィローメルの人生計画

部屋の外で話を聞いていたフィローメルはたまらず逃げ出しました。

ベッドで絶望のあまり泣き伏せるフィローメル。

これからどうしようと途方に暮れました。

 

未来の皇帝は絶対に彼女を許してくれません。

しかも皇宮にはフィローメルの味方もいないのです。

皇帝の冷たい言葉を思い出し、泣きながら死にたくないと叫ぶフィローメル。

 

しかしその後フィローメルは助かる方法を探すため、予言書を開いていました。

予言書の内容から考えて、エレンシアが現れる前に逃げれば良いとフィローメルは結論付けます。

今すぐには無理でも、紅炎の指輪と呼ばれる皇家の後継者のために作られるものがあれば可能でした。

 

皇族に宿る太陽神の神聖力を動力に、様々な魔法や能力が使えるのです。

その中には一度行った場所に移動できるテレポート能力もありました。

フィローメルには神聖力がないため、皇帝の神聖力が宿った指輪をもらわなければいけません。

 

指輪をもらう方法を考えようとしていたところで、フィローメルは床に倒れ込んでしまいました。

ただいい子にしているだけではなく、生き残るためにはもっと他の方法が必要です。

こうして幼い皇女の、命をかけた人生計画が始まったのでした。

 

その夜、ポルランの訴えのしつこさに負けてフィローメルの寝室を訪れた皇帝。

泣きながら眠っていたフィローメルは父親に〇さないでと訴える寝言を呟いていて…！？

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ニセモノ皇女の居場所はない1話～4話の感想＆次回5話の考察予想

フィローメルが可哀想すぎました。

ここまで使用人たちにも嫌われているというのは彼女のこれまでの言動にも問題があったのでしょうが、皇帝の態度のせいもあると思います。

皇帝がとんでもなく冷たくてびっくりしました。

 

小説の世界に転生という設定は多いですが、生きる世界の中でその小説を読むというのは少し珍しいですね。

庭に落ちていたということで、いったいその小説がどこから来たのか気になります。

父親の愛を渇望していただけなのに死刑になるなんて辛いです。

 

ただ皇帝が部屋に来てくれていたことも意外でした。

ポルランがしつこくてよかったです。

これから皇帝の心境に変化が起きるのか楽しみです！

まとめ

今回は漫画『ニセモノ皇女の居場所はない』1話～4話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。

ざっとストーリーをまとめると・・。

≫≫次回「ニセモノ皇女の居場所はない」5話はこちら

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