漫画「灰かぶりの子は光の公女様」は原作泉紗紗先生、漫画嶌野先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「灰かぶりの子は光の公女様」9話~10話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
シムは自分の名を呼ぶリュミエラの声にぼんやりと目を開けました。シンダー?という声を聞いたリュミエラは顔を輝かせます。
灰かぶりの子は光の公女様9話~10話の注目ポイント&考察予想
本当の名前と姿
少し前にレガリアによって本来の金髪を取り戻し、本当の名前を家族にもらったリュミエラ。
シムもまた、シムルグ・リスティオールという本来の名前を持っていました。
何より彼が人間で、人間の姿に戻ったことをリュミエラは喜びます。
しかしシムルグには、鳥になる前の記憶が一切ありませんでした。
灰かぶりの子は光の公女様9話~10話の一部ネタバレ込みあらすじ
シムの本当の名前
リュミエラはシムが目覚めたことに安心して笑いかけましたが、起き上がった彼が呻いたのを見て心配しました。
自分が人間に戻っていることにシムは驚きます。
彼女が自分を人間に戻してくれたことをシムは悟りました。
リュミエラは笑顔で、自分の新しい名前を教え、家族を紹介します。
ようこそイルゼスタへ…リュミエラは家族とともにシムに笑いかけました。
その後クレインは改めてシムに、なぜ鳥の姿になっていたのか尋ねます。
シムは鳥になる前のことは何も思い出せませんでしたが、自分の名前がシムルグ・リスティオールということだけは覚えていました。
あのリスティオール伯爵家の子なのかとクレインたちは驚いた様子です。
シムルグは不思議そうでしたが、実は剣術の名家として知られている伯爵家でした。
オスティリアンは改めてシムルグを見つめ、ソードマスターだったビル・リスティオールの面影があると呟きます。
おそらくビルが彼の父親のはずですが、ビルは15年前に失踪し、その後消息不明でした。
シムルグは愕然とします。
ビルの父、ダリオ伯爵も他界しているため、リスティオール家自体が消滅したことになっていました。
人間に戻れても自分の帰る場所がなかったのかとショックを受けるシムルグ。
リュミエラは彼を心配して呼びかけますが、シムルグは一人にさせてほしいと頼みました。
オスティリアンたちはリュミエラを連れて部屋を出て行きます。
部屋で食事をする二人
それからしばらくの間、シムルグはぼんやりしていました。
ノックの音がして、リュミエラが食事を持って来たと笑顔で伝えます。
一緒にご飯を食べようという誘いにシムルグは微笑みました。
リュミエラという新しい名前にはまだ慣れませんでしたが、灰のように汚らしいという意味の前の名前よりずっといい名前です。
リュミエラはシムルグにも本当の姿と名前が戻ったことを喜びます。
兄たちが彼のために色々考えてくれていましたが、自分にもできることがあれば言ってほしいとシムルグに笑いかけました。
シムルグはリュミエラと初めて会った日を思い出します。
雨に濡れた小鳥だったシムを温めて介抱してくれた時も、リュミエラはそう話してくれました。
本当に救われてばかりだと笑うシムルグに、彼がいたから自分が今ここにいるのだとリュミエラは反論します。
自分もリュミエラを救えていたのだと知り、シムルグは微笑みました。
二人で食事をとることにしましたが、シムルグはまだ体を上手く動かせず、スプーンを落としてしまいます。
リュミエラは閃き、あーんをして食べさせてあげることにしました。
赤面して遠慮するシムルグでしたが、リュミエラに催促されて大人しく食べます。
騎士団長アルマス
リュミエラは笑顔でシムルグにスープを食べさせて、ゆっくり休むよう伝えて食器を片付けると、部屋を出て行こうとしました。
入口で知らない騎士にぶつかってしまい、リュミエラは慌てます。
騎士の男性はリュミエラに笑顔で挨拶し、イルゼスタ騎士団の団長アルマス・ルー・ディスティエロと名乗りました。
アルマスはシムルグに会いに来たのでした。
彼は昔シムルグの父親、ビルの部下だったそうです。
シムルグとリュミエラは驚きました。
アルマスはシムルグがリスティオール家の子息で、記憶をなくしていることをオスティリアンから聞いたのです。
シムルグは家族を思い出せないことを伝え、父がどんな人だったのかとアルマスに尋ねます。
アルマスは懐かしむように語りました。
ビルは剣術の名家でも歴代一番の剣の使い手で、多くの功績を立てていました。
アルマスの恩人であり、目標でもあったのです。
昔奴隷商人に売られて従僕として働かされていたアルマスは、行商を終えた帰り道に魔獣に襲われ、一緒にいた人々が息絶える中、自らも魔獣の餌になりかけました。
そこをたった一太刀で助けてくれたのがビルだったのです。
アルマスの恩返し
それからアルマスはビルに剣を教わり、彼の所属する騎士団に入隊するまでになりました。
聡明で勇敢な人で、行くあてのなかった自分に居場所を与え、導いてくれた人だとアルマスは語ります。
剣は己を守り、大切な人を守るものだという言葉をビルは大切にしていました。
シムルグはぼんやりとその言葉を繰り返します。
アルマスはいつかビルに恩返しをしたいと思っていましたが彼が失踪してしまい何もできずにいました。
自分に何かできることがあれば何でも言ってほしいとアルマスはシムルグに伝え、リュミエラに挨拶して部屋を出て行きます。
何も覚えていないことにショックを受けているシムルグをリュミエラは心配そうに励ましました。
シムルグは苦笑してお礼を伝えます。
その夜、シムルグは苦労して体を動かしながらある場所へ向かって…!?
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灰かぶりの子は光の公女様9話~10話の感想&次回11話の考察予想
どうして剣術の名家の子息が鳥の姿になっていたのでしょうか。
しかも記憶を失っているのですから、誰かの悪意によるものだと思います。
ビルが失踪していることからもおそらく間違いないでしょう。
せっかく人間の姿に戻ったのに帰るべき家がないなんて切なすぎます。
リュミエラのもとに来れたのが不幸中の幸いでしょうか。
ずっと鳥だったのですから人間の姿はなかなか慣れないでしょうね。
アルマスというシムルグの味方もできたので安心です。
早く記憶が戻るといいですね。
まとめ
今回は漫画『灰かぶりの子は光の公女様』9話~10話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- シムの本当の名前はシムルグ・リスティオールで、剣術の名家の子息のようでしたが、シムには名前以外鳥になる前の記憶がありませんでした。
- しかしリスティオール家の当主が失踪していてすでに家自体がなくなっていることを知り、シムルグは落ち込みます。
- リュミエラはそんなシムルグを励ましながら一緒に食事をとりました。
- 騎士団長のアルマスはシムルグの父親、ビルに恩を感じていて、シムルグの力になろうとしてくれています。
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