
漫画「皇女様のぬいぐるみ店」は原作POMPOMMELO先生、漫画On Uyeon先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「皇女様のぬいぐるみ店」43話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
レベッカと手を組んだベクター公爵の目的は、彼女の娘ローズを戴冠式でデオンの隣に立たせることでした。麻薬中毒のレベッカは不敵に笑います。
皇女様のぬいぐるみ店43話の注目ポイント&考察予想
懐かしい人の死
いつもの平凡な日常は、ドアを叩く激しい音で打ち破られました。
見知らぬ女性に懇願されたカシアはその頼みを受け入れて、その女性の夫の病床を訪れます。
なんとその人物はカシアもよく知っている人物でした。
過去を思い出したカシアは…。
皇女様のぬいぐるみ店43話の一部ネタバレ込みあらすじ
夏のある日の来訪者
季節はすっかり夏でした。
うだるような暑さにへばりつつ、カシアは長い髪を結びます。
ぬいぐるみ店をやりたがったのが春頃だったのにあっという間です。
春から夏にかけて、皇宮を出て店を開き、新しい人々にも会えましたが、どこか堂々巡りをしているような気分でした。
これから季節が変わってもずっとこんな感じなのは嫌だと思いながら、針を手に取ります。
そこへ玄関のドアを激しく叩く音、天使様と呼びかける声が聞こえてカシアはハッとしました。
驚いてドアを開けると、そこには見知らぬ初老の女性がいます。
切羽詰まった表情を浮かべた女性は、初対面で申し訳ないと謝りながらお願いがあると訴えました。
必死でカシアの手を握るその両手は、何度もドアを叩いたせいか真っ赤で震えています。
説明は後で道すがら話すからと涙目で訴えられて戸惑いながらも、カシアは案内してもらいました。
連れてこられたのは女性の自宅です。
ベッドに臥せっている夫に女性は声をかけ、天使様が来ているから目を覚ましてくれと呼びかけます。
懐かしい人ウィル
男性はその声に反応して虚ろな目をカシアに向けました。
カシアは、彼が自分の幸せな子供時代をともにした人物ウィルであることに気付いてハッとします。
ウィルは子供を欲しがっていましたが残念ながら子宝には恵まれず、その分カシアをとても可愛がってくれました。
カシアの可愛いワガママを何でも聞いてくれて、彼女を大切に思い、愛してくれた人です。
もう長くないであろうウィルに、カシアは心の中で自分だと呼びかけました。
ウィルは本当に天使様だと呟き、もう思い残すことはないと妻に伝えます。
妻が必死で縋るのをカシアはぼんやりと眺めました。
夕暮れの帰り道、カシアは喜びや悲しみ、申し訳なさ、懐かしさ…いろんな感情が混ざった複雑な思いを抱えて一人歩きます。
ウィルがずっと自分を覚えていてくれたこと、誰かの記憶にずっと残るということが何だか不思議だったのでした。
ウィルの死
何だか頭がぼーっとしていたので、自宅に着くなりベッドに入ります。
その夜、カシアは夢を見ました。
デオンが彼女の頬を撫でてくれていました。
その手の温もりから夢じゃないことを察し、カシアは安心して目を閉じます。
そのまま寝込んでいたカシアは、四日の休みの末全快しました。
マーフィ婦人が小言をいいながら食事を用意してくれている中、風に乗って鐘の音が聞こえてきます。
その音でカシアはウィルが旅立ったことを悟りました。
喪服に身を包んだカシアはウィルの自宅を訪れて…!?
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皇女様のぬいぐるみ店43話の感想&次回44話の考察予想
カシアは死というものに人一倍敏感な気がします。
母親の死の影響が大きいでしょうが、これまでの血生臭い復讐劇の影響も大きいでしょう。
見知らぬ人ならともかく、自分の幼少期を支えてくれた人なら話は別です。
ウィルの思い出を通じて母親を思い出すこともあるのではないでしょうか。
心のキャパオーバーで熱を出したのではないかという気がしました。
こんな形で知人の死と遭遇することになるとは、さすがのデオンたちも予想外でしょう。
ただデオンが夜に来てくれていたので、どこからか知ったのかなと思います。
カシアの心の闇がまた少し顔を覗かせたような気がしました。
まとめ
今回は漫画『皇女様のぬいぐるみ店』43話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 夏のある日、カシアの店には初老の女性が必死の形相でカシアに頼み込み、カシアは彼女の自宅へと連れて行かれました。
- 寿命わずかなその女性の夫を見たカシアは、彼が幼少期に自分を愛してくれたウィルだと気付いて驚愕します。
- 様々な感情が入り乱れて四日間も寝込んでしまったカシアでしたが、四日後に鐘の音を聞いて、ウィルが旅立ったことを悟りました。