
漫画「かわいい悪党は初めてですか?」は原作Choi dododo先生、漫画R先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「かわいい悪党は初めてですか?」7話~8話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
テオドールは亡き妻を思い出していました。あの子はヘルマンと違って、必ず自分で自分の道を選ぶはずだと呟きます。
かわいい悪党は初めてですか?7話~8話の注目ポイント&考察予想
有り得ないはずだった惨劇
ソフィアの脳裏には、前世の惨劇がはっきりとこびりついていました。
知れば知るほど起こり得ないはずの悲劇だったとしか思えません。
何とかしてあの惨劇を食い止めたいソフィアは必死で魔獣について調べます。
そうすれば故郷である国境村の人々も、そしてモニカも、命を落とさずに済むかもしれません。
かわいい悪党は初めてですか?7話~8話の一部ネタバレ込みあらすじ
多彩なテオドール
ヘルマン城へ戻った後、ソフィアの個人レッスンが始まりました。
先生はシャドーナイツの騎士であるミルハウワーです。
かれこれ一週間テオドールの部屋に缶詰め状態で、がっちり見張られながら勉強している状態でした。
詰んだ…とソフィアは途方に暮れます。
ヘルシオだけでなくテオドールにまで犯行の現場を見られてしまったので、第一印象は最悪のはずでした。
あの日以来ぎこちなくて、彼が父親だということもしっくりきません。
ただ、じっと観察しているうちにソフィアはテオドールのことが少しわかるようになってきました。
意外と知識欲が豊富な人で、剣士というより学者タイプのようです。
さらに驚くことに、彼は半端なく料理が上手でした。
右腕を失った人が作ったとは思えないほど豪華な料理だったので、きっと高価な魔晶石が右の義手にたくさん使われているのだろうとソフィアは想像します。
それもお金があるからできることでした。
テオドールの料理に舌鼓を打つソフィア。
世界一おいしいと褒められたテオドールは目を見張り、嬉しそうに笑いました。
その笑顔を見たソフィアは動揺します。
昔は父親と言う存在に憧れていましたが、モニカの裏切りを知ってから家族などまやかしだと考えるようになっていました。
所詮薬を手に入れるまでの関係なので、情に流されてはダメだと心の中で自分に言い聞かせます。
あの惨劇の原因は?
ミルハウワーはソフィアの勉強について素晴らしい出来栄えだとテオドールの前で褒めてくれました。
学んでみたいことを聞かれたソフィアは考え込み、魔獣のことが知りたいと二人に伝えます。
本来魔獣は魔晶石が大量に埋まっている地域しか襲撃しないはずです。
国境村で鉱山は開発されていますが、魔晶石が見つかったという話は聞いたことがありませんでした。
国境村に魔獣が現れた理由さえ分かれば、あの惨劇を未然に防げるかもしれません。
そして数日魔獣について学び、ソフィアは違和感を覚えました。
10歳の誕生日に起きたあの惨劇を、ソフィアははっきりと覚えています。
その日モニカは鉱山での作業を手伝っていました。
駆けつけたソフィアが見たのは辺り一面の血と、残されたモニカの片手だけだったのです。
鉱山にいた人たちの遺体は結局見つからなかったため、魔獣に食べられたのだと思っていましたが、異界の魔獣は人間を食べないということでした。
それならいったい遺体はどこへ消えたのでしょうか?
まだ自分の知らない何かがあるはずだと険しい表情で考え込むソフィア。
国境村の惨劇には何か隠された秘密があると直感で悟っていました。
もしもその謎が解ければ村の人も、そしてモニカも死なずに済むかもしれません。
自分の身の安全と平和な暮らしのために見て見ぬふりをしたいところでしたが、少しでも可能性があるのなら無視することなどできませんでした。
リシアン・ザ・ナイフとして生きた人生は決して褒められたものではありませんでしたが、決して卑怯な人間ではなかったのです。
逃げてはいけないとリシアンは決意します。
ソフィアの誕生日まであと6週間でした。
メロディーの一人芝居
国境村の情報収集について考え込むソフィアのもとに、メロディーが現れます。
ソフィアはギクッとしましたが、メロディーはソフィアが手癖の悪さで有名になっていることを伝えました。
さらにメロディーは彼女が魔獣の本を読んでいることに気付いて非難します。
魔獣と戦うなんて平民にやらせればいいとメロディーは鼻で笑いました。
さらに彼女は平民がやるべきようなことをわざわざ調べているなんてヘルマンの名にふさわしくないと逆上します。
そしてメロディーは自ら自分の髪を掴んで乱し、ソフィアに掴まれたかのように悲鳴を上げ始めました。
突然目の前で始まった一人芝居にソフィアは呆気にとられますが、すぐにメロディーの侍女たちが駆け込んできます。
ソフィアが急に叩いてきたのだと訴えて泣き叫ぶメロディー。
ソフィアがイラッとしているところへイアンが…なんと4階の部屋の窓に現れました。
ソフィアを庇うイアン
イアンはテオドールの次男で、一言で言えば天才でした。
オーラの術も剣術においても抜きんでていて、ヘルマンのあるべき姿を地でいくような14歳の後継者で、ソフィアの兄にあたります。
メロディーはイアンにソフィアに虐められたと泣きつきましたが、イアンはさっきの話を全て聞いていました。
魔獣の戦いを平民にやらせれば良いというメロディーの発言を、イアンは痛烈に非難します。
テオドールがヘルマンの騎士とともに魔獣と戦ったことを理由に挙げて…。
メロディーは慌てて彼は例外だと言い訳しました。
しかしそれだけではなく、イアンはメロディーの演技も全て窓の外から見ていたのです。
突然自分の髪を乱し始めた彼女に呆れ、品格を重視するなら自分の行いはどうなのかと問いかけたのでした。
ぐうの音も出ずに真っ赤になって黙り込むメロディー。
侍女たちは大人たちに告げ口しないとイアンに約束させられ、あたふたしながらメロディーを連れて部屋を出て行きます。
呆れていたソフィアは、嫌われている理由をイアンに聞かれて自分がヘルマンの人間なのが気に食わないからじゃないかとあっさり答えました。
髪や瞳の色もヘルマンのものではないので、みんな半信半疑だろうとソフィアは他人事のように答えます。
しかしイアンは彼女がヘルマンであることを最初から確信していたそうです。
イアンがソフィアを連れて行った先には二人の母親、ドロシーの肖像画が飾られていて…!?
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かわいい悪党は初めてですか?7話~8話の感想&次回9話の考察予想
テオドールは凄まじい剣術の使い手だという話でした。
ただ本や書斎が似合うので、剣士だと言われなければ学者かと思うかもしれません。
しかもまさか料理上手とは…。
あまりこういう手のお話で貴族が料理上手というのは聞かない気がします。
シェフ顔負けの腕前のようでした。
まだまだ親子というには距離のある二人ですが、父親の手料理を美味しく食べている姿はほっこりします。
メロディーは相変わらずですね。
ソフィアに構ってほしいのか、本当に気に食わないのかちょっと読めません。
まとめ
今回は漫画『かわいい悪党は初めてですか?』7話~8話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- テオドールは剣術だけでなく、学問、そして料理にまで長けていて、ソフィアは彼の料理を絶賛しました。
- ソフィアは前世で起きた惨劇を思い出し、それを防ぐために魔獣について勉強し始めます。
- 勉強中に乗り込んできたメロディーはソフィアに虐められたように見せかけて騒ぎを起こしましたが、イアンがそれを制しました。