
漫画「ある継母のメルヘン」は原作ORKA先生、漫画Spice&Kitty先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ある継母のメルヘン」94話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
広い屋敷の真っ暗な部屋でシュリーは一人、宝石箱を前に座っていました。ぎゅっと目を瞑って頭を抱えます。
ある継母のメルヘン94話の注目ポイント&考察予想
過去の記憶
一つの宝石箱を前にしたシュリーの脳裏に、過去の記憶が蘇りました。
ロベルトの声が緊張していたのも無理はありません。
シュリーにとって苦い記憶でした。
彼女が15歳の時にも同じように宝石箱が届いたことがあったのです。
ある継母のメルヘン94話の一部ネタバレ込みあらすじ
15歳の侯爵夫人
15歳のシュリーは、教師からその成長ぶりを褒められていました。
ヨハンの目標を最初に聞いた時、あまりにも急いでいるような教育で他の教師たちも含め心配していましたが、この調子なら問題ないと話します。
もう少し自分を褒めてもいいだろうと教師は微笑みました。
翌日ヨハンとのお茶会で、シュリーはそのことを喜びいっぱいで伝えます。
数週間ぶりに会ったのに自分の話ばかりしてしまったと慌てて、ヨハンの旅について尋ねました。
仕事のための旅はいつも変わらないとヨハンは穏やかに微笑みます。
旅をしたことがないシュリーはワクワクしながら話を聞かせてほしいとせがみました。
しかしその瞬間、覗いていたエリアスと目が合い、彼が逃げ出したためシュリーは口をつぐみます。
あの日以降問題はなかったかとヨハンは尋ねました。
苦い記憶が脳裏に蘇りますが、シュリーは何もなかったと答えます。
もう少しヨハンに休んでもらいたいとシュリーは慌てて伝えましたが、ヨハンは自分が対処できることに早めに手をつけておけば後々シュリーが苦労することも減るだろうと伝えました。
シュリーを思いやるヨハン
シュリーは彼を見つめ、母親との出来事を思い出します。
転んで足を怪我したシュリーに呆れて、目も合わせずに罵倒しながら、母は足の手当をしてくれました。
言葉は冷たくてもその両手は温かったので平気でしたが、今になってシュリーは知ったのです。
人は心配する時その対象に目を向けるということを…。
ヨハンが自分を心配してくれているということも、シュリーは実感していました。
別の日、シュリーはヨハンに連れられて議会の見学に訪れます。
ただそのことに対して議会では盛大な反発が起きていて、シュリーはヨハンを心配しました。
ヨハンは問題ないとシュリーをかばいます。
ただ、ヨハンはすでに体調不良を隠していました。
一人部屋で喀血し、まだ死ぬわけにはいかないと思いながら咳きこむヨハンを、ある人物がドアの隙間から覗いています。
シュリーは勉強を続けている中で、ふと自分がヨハンについて知らないことがあまりにも多いことに気付きました。
侯爵夫人として一年以上ここで暮らしてきましたが、彼の本心は常に秘められていて、何が最善なのか今でも迷ってしまいます。
それでも焦らず自分を見守ってくれた彼のおかげで、シュリーはこの場所で頑張れるような気がしていました。
匿名の小包が届いたのはそんな時で…!?
続きはピッコマで!
ある継母のメルヘン94話の感想&次回95話の考察予想
改めて今より幼いシュリーが年配のヨハンの妻として教育を受けている様子が不思議に思えます。
可愛らしい少女なのに侯爵夫人ですもんね。
15歳の少女が聞いても絶対に面白くないであろう仕事の話をせがむ様子はアンバランスさを感じさせます。
エリアスのことについて、あの年頃の子供は自分勝手だからとヨハンが話していましたが、それをシュリーに言うのかと…。
ヨハンよりもはるかにエリアスの方が年が近いはずです。
ただ二人の一風変わった夫婦関係はとても穏やかで互いの信頼が伝わってくるので、見ていて微笑ましいです。
しかしこの匿名の小包が15歳の時にも届いていたとは…。
前話の最後の方では不穏な気配だったので、何があったのか気になります。
まとめ
今回は漫画『ある継母のメルヘン』94話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 15歳のシュリーは教師に褒められたことを喜んでヨハンに報告し、彼に心配してもらっていることを実感して嬉しく思っていました。
- ヨハンは体調不良を隠してシュリーを議会に連れて行くなど、自らの死後に向けて着々と準備を進めます。
- シュリーがヨハンについて自分が何も知らないことに気付いた頃、匿名の小包が届きました。