漫画「公爵夫人のメイドに転生しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
イベリナに惹かれていくリアンドロ。リアンドロも気づかぬうちに彼女を見る目が変わっていきます。
イベリナを女性として意識するようになってきたのです。
今までのようにお世話を受けたり、庇護される立場でいることに抵抗感を示し、逆にイベリナを守ろうとする素振りを見せ始めます。
そんなことには気づかぬイベリナに、リアンドロ自分でも理由のわからぬいらだちを覚えてしまうのです。
しかしイベリナの笑顔を見るだけでリアンドロの心は晴れてしまう。
思春期なリアンドロの様子を疑問に感じながらも、イベリナはいつもと違う彼の様子を可愛いと思います。
リアンドロが男の子として目覚め始めていることには気づいていない様子。
そんなイベリナはある朝、リアンドロの食事を取りに食堂へ行った際、あの茶髪の青年ロレンゾと出会います。
食堂にて、イベリナが座っている椅子から立とうとした時、足を滑らせ転びそうになります。
それをロレンゾが抱きとめて・・・。
今回は「公爵夫人のメイドに転生しました」の16話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
公爵夫人のメイドに転生しましたの【16話】の考察予想
前回はイベリナとロレンゾがいい感じに見つめ合うところで終わりました。
ロレンゾはリアンドロとは違い、階級もイベリナと近そうです。
もし二人の恋がうまくいってしまえば、周りの人たちは応援するでしょう。
今は断然イベリナ×リアンドロのペアが優勢ですが、階級の差から障害が多いことは明らか。
前回の様子からはロレンゾは好青年風でしたが、どんなキャラクターなのかも気になります。
果たして物語はどう転ぶのでしょうか。
公爵夫人のメイドに転生しました【16話】ネタバレあらすじ
「ありがとう、受け止めてくれなかったら足をくじいていたわ」。
転びそうになったところをロレンゾに抱きとめられたイベリナは感謝の言葉を述べます。
「どういたしまして・・・。」
少し頬を染めて答えるロレンゾ。
イベリナに見とれてしまっていたのでしょうか、掴んだ手を放しません。
「名前はなんていうんだい?」
小さな声で尋ねるロレンゾですが、イベリナは聞き取れず、遠慮がちに手を放してくれるように頼みます。
そこでロレンゾは自分がイベリナの手を掴んだままだったことにやっと気づき、慌てて放します。
他のメイドたちや食堂のおばちゃんと話すときとは調子が違うロレンゾ。
なんだかあたふたしています。
ロレンゾ、食堂のおばちゃんがそう呼んでいたのでイベリナには彼の名前はわかっていました。
おばちゃんの態度からどうもよく屋敷に出入りしている青年のようです。
しかしイベリナは昼夜問わずつきっきりでリアンドロのお世話をしていたため、まだ屋敷ではどんな人が働いているのかよく知らないのです。
おばちゃんはこの際だから、もう少し周りの人のことを知っといたほうが良いんじゃないかとアドバイスします。
しかし今はすぐにリアンドロのもとに行かなくてはいけません。
プリンの寄り道もしてしまいましたからね。
このままリアンドロを待たせてしまうと、ずっと呼び出しの鈴を鳴らされ続けてしまいます。
イベリナは食事を受け取り足早にリアンドロの部屋へと向かいました。
それを見たロレンゾは慌てて彼女を追いかけます。
部屋への道すがら、あるきながらロレンゾは話しかけます。
「君はイベリナっていうの?僕の名前はロレンゾ」。
「さっきシェフがそう呼んでたから知ってますよ」。
急ぐイベリナはそっけない様子。それでもロレンゾはめげずにイベリナの歳を聴きます。
困ったことにイベリナ(真紀)は自分の正確な年齢はわかりません。
周りのメイドが自分に接するときの態度が17歳を境にして変わっていたため、多分17歳だろうという予測はついていました。
正確かどうかはわかりませんでしたが、怪しまれないよう17歳だと答えます。
「僕は19歳だよ・・・」と不安そうに言うロレンゾ。
話しかけても歩みを止めず、そっけなく見えるイベリナの態度にだんだんロレンゾも意気消沈してきてしまいます。
「もしかして、僕邪魔かな?」
ロレンゾの言葉に、単に急いでいただけのイベリナは驚きます。
(ご飯が覚める前にリアンドロのところへ運びたいから急いでるだけなんだけど・・・。)
見るからに落ち込んでいるロレンゾ。
まるで飼い主に相手してもらえなかったときの犬のようです。
「全然気にしてないから、気を悪くしないで。今日は忙しいから行かなくちゃいけないだけなの」。
笑顔で話しかけるイベリナ。
それを見たロレンゾは本当に嬉しそうな顔になります。
彼の様子を見ていて、イベリナは
(考えていることがわかりやすい人だな)
と思いながら、またねと言ってリアンドロの部屋へと向かいました。
「体の調子は良いが気分は悪いぞ。なんでこんなに遅かったんだ」。
よっぽどイベリナが恋しかったのでしょう、部屋では小さなご主人さまがプンスカご立腹。
素直にプリンを食べていたと答えるイベリナ。
彼女の笑顔を見るとたちまちリアンドロの気持ちはほだされてしまいます。
久しぶりに食べたから本当に美味しかったと幸せそうなイベリナの様子を見た後、自分の食事にもプリンが付いていることに気づきます。
「そしたら、このプリンも食べなよ」。
無邪気な顔でイベリナに勧めます。
立場を弁えて、それは食べれないというイベリナにそれでも食べさせようとします。
「黙って座れ」。
言われたイベリナはリアンドロの直ぐそばの床にかがみます。
それを見たリアンドロは不思議な様子。
「なんで床に座るんだよ。俺の隣はまだ座るスペースがあるだろう」。
リアンドロはイベリナに一緒のソファに座ってほしかったのです。
イベリナは流石にメイドと主人が同じソファに横並びで座るのはまずいと断ろうとします。
しかしそれまでの強情な様子と打って変わって優しく座ってくれと頼まれて、イベリナは彼の隣でプリンを食べることにします。
仲良く食事をする二人。
「いっぱい食べて体重増やさないといけませんよ」。
主人の体を気遣うイベリナに「俺はいくら食べても太らないんだ」。とリアンドロはしれっと答えます。
「自慢することじゃありませんよ〜」。
そんなイベリナがからかうように言うと、に少しムッとするリアンドロ。
「そんなことはわかってる。お前は一言余計なんじゃないか?」
「それが私の強みですよ!」
笑顔で答えるイベリナ。
いつもの通りリアンドロに憎まれ口で返されると思いきや、「確かにそうだな」。と意外な返答。
リアンドロの方でもだんだんイベリナの扱いになれてきていました。
食後、散歩に行こうというリアンドロを止めて、イベリナは薬を飲ませようとします。
大した効果がないから飲みたくないというリアンドロに、また体調が悪化しますよと困り顔のイベリナ。
「わかった、飲むからそんな風に眉間にシワを寄せるなよ」。
とリアンドロにからかわれます。
「シワなんか寄せてません」。
とイベリナはむくれ面に。
彼女の曇った表情に
「どうしてそんな顔をするんだ」。
リアンドオが尋ねます。
「あなたのことが心配だからですよ」。
とても優しい言葉を聞きリアンドロはイベリナに背を向けてしまいました。
しかしその顔は耳まで真っ赤。
「俺のことを心配してくれるのはお前くらいしか居ない・・・。あ、ありがとう」。
嬉しかったんですね。リアンドロは照れながら背中ごしに感謝の言葉を述べるのでした。
公爵夫人のメイドに転生しました16話の感想&次回17話の考察予想
新登場の好青年は表情がコロコロ変わるわんこ系男子でした!
なんだか頼りないですが彼も可愛いキャラクターですね。
貴族の屋敷のお話しながら、この作品の男子はみんな可愛さで勝負してくるところがありますよね。
イベリナの言動に一喜一憂する様子を見ると、やっぱりロレンゾもイベリナに恋しちゃってるんじゃないでしょうか。
リアンドロの方にもキュンキュンさせられました。
遅れたイベリナに怒る甘えん坊な様子も可愛いですね。
イベリナがプリンを食べた話をしあわせそうな顔ですると、すぐに自分のプリンを食べさせようとするところも子供っぽい愛情表現で良いですね。
最後はリアンドロがイベリナの献身に感謝をするところで終わりました。
もしかしてリアンドロがありがとうっていうの初めてではないでしょうか。
二人の関係性が深まっているのも良いことですが、同時に13歳のリアンドロ少年が成長してきているところも見られます。
このまま立派な貴族に育てばいいですね。
さて、物語はどう進むのでしょうか。先の展開が気になりますね。
まとめ
今回は漫画『公爵夫人のメイドに転生しました』16話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。