漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の14話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
真紀の読んでいた小説の通り、体調が悪化するリアンドロ。青く輝いていた瞳は再び曇っていき、連日高熱を出す状態になっていました。それでもリンドロは心配そうなイベリナを安心させようと笑顔を見せようとします。
イベリナはリアンドロの呪いはその先4年間ずっと悪化し続けることを知っているがため、健気な様子に張り裂けそうな思いを抱いていました。彼女にできることはずっと一緒にいて、手を握ってやることしかないのです。
体調が良くなったら庭園を散歩する。イベリナはリアンドロと約束し、なんとか元気づけようとします。
しかしその後リアンドロの容態は更に悪化。2日間高熱にうなされることになるのです。
必死に看病するイベリナ。彼女はリアンドロがこれから4年もつらい日々を過ごさなくてはならないと悲しみます。
2日後、うっかりリアンドロの部屋で寝てしまったイベリナを呼ぶ声が。なんとリアンドロの体調は回復し、瞳も元に戻ったのです。
嬉しさのあまりイベリナはリアンドロを抱きしめます。驚くリアンドロでしたが、イベリナのぬくもりに安らかな顔で身を任せるのでした。
イベリナ(真紀)の思いが届いたのでしょうか。なんと物語のすじを塗り替えてしまいました。
このままリアンドロはイベリナと幸せな日々を送っていくことができるのでしょうか。
*真紀はリアンドロたちの登場する小説を読んでいた女の子です。現在、屋敷のメイドのイベリナに憑依しています。
公爵家のメイドに憑依しましたの【14話】の考察予想
物語とは違い、生死をさまよう高熱の後、リアンドロは回復することが出来ました。
もしかしたらこのままエレオノラの力がなくとも呪いから開放されてしまうのではないでしょうか。
それならリアンドロの横恋慕もなく、王国は安泰、リアンドロもしっかり幸せな日々を過ごせる!
真紀が願う理想の展開を作ることができますね!
「私だったらリアンドロを幸せにしてあげたのに・・・」という第一話の思いを順調に叶えつつあります。
回復したということで今回は庭園のデートにいくのでしょうか。
寝間着姿ばかりだったリアンドロの外出時コスチュームも楽しみです!
公爵家のメイドに憑依しました【14話】ネタバレあらすじ
イベリナの温かい抱擁の中でリアンドロは回想する。
幼い頃自分を抱っこした誰ともしれない人の冷たい肩。
不仲の両親に厄介者扱いされる日々。
そして突然現れた恐ろしい呪い・・・。
しかし今自分を抱きしめてくれる人は自分を本気で心配してくれた。
自分に優しい手を差し伸べてくれた。
唯一こんなに暖かく抱きしめてくれた。
そんな人はイベリナしかいなかった。
暖かい思いでしばらくその身を預けていたリアンドロでしたが、だんだん息が苦しくなってきます。
「苦しいよ」。
リアンドロがそう言うとイベリナは慌てて離れます。
安心と喜びのあまりつい強く抱きしめすぎてしまったのです。
黙って目をそむけるリアンドロを見て、イベリナ少しまずかったかと思います。
専任とはいえ自分は単なるメイド。
公爵の息子に抱きつくなど失礼に当たるかもしれないのです。
「謝りますから怒らないで・・^^;」。
そんなイベリナにリアンドロはなんで俺が怒るんだ?と返します。
「なんでもないことですぐに謝る癖、やめたほうが良い」。
リアンドロはそういいイベリナの膝を枕にして寝っ転がるのでした。
「前より子供っぽくなってますよ」。
甘えるリアンドロをなでながらイベリナは優しく言いました。
「散歩にいかないか?」
リアンドロが誘い、二人は庭園を散歩することにします。
長らく視力が衰えていたリアンドロにとって、美しい花の咲き乱れる庭園は新鮮でした。
「いつもこんな風に見えていたの?」
珍しくはしゃいぐリアンドロ。
その姿にイベリナも喜びを噛み締めます。
以前なら目が見えないため少し出歩くのにも杖を持ち歩かなくてはいけませんでした。
しかし今では杖も誰かの補助もなく一人で歩いているのです。
病み上がりで出歩くのは少し大変ではないかと心配していたイベリナでしたが、元気なリアンドロの姿を見てすっかり安心します。
と、そこに芳しい香りが。
庭園には赤いバラがいっぱいに咲き乱れていたのです。
この場所はベラビティ家の初代公爵夫人のために作られた庭園でした。
初代公爵はこの庭園を恋人の大好きな花でいっぱいにして結婚を申し込むという、ロマンティックなプロポーズを行ったのです。
以来、この求婚はベラビティ家の慣習になりました。
それが親の決めた政略結婚であっても例外ではありません。
ベラビティ公爵夫妻の関係は冷めきっていましたが、イベリナがいつ訪れても庭園はバラでいっぱいです。
なのでイベリナは今の公爵夫人はよっぽどバラが好きなんだと思っていました。
そんなことを考えているイベリナに少し心配そうな顔でリアンドロが話しかけます。
「ひまわりがないけどがっかりしてない?」
イベリナはもちろんそんなことはないと笑顔で答えます。
「私はここの持ち主ではありませんし、こんな素敵な景色を見れてとても嬉しいですよ」。
言いながらイベリナは
(そういえばリアンドロがエレオノラに告白した時どんなセリフを言ったんだっけ。)
と思い出そうとします。
突然考え出したイベリナをリアンドロは不思議そうな顔で見つめていました。
散歩するイベリナとリアンドロを、二人のメイドが偶然見かけます。
そしてうなされていたリアンドロの回復に驚き井戸端会議を始めました。
片方のメイドは4日前イベリナが席を外したときに鈴の音を聞き、リアンドロの部屋に入ったのですが、リアンドロは彼女を睨みつけながら鈴を鳴らし続けたというのです。
そしてイベリナが急いで戻ってくると、「俺を一人でおいていくなといっただろ!」と怒鳴りつけたといいます。
その姿を見て、イベリナは子供っぽいと称していましたが、そのメイドには子供っぽいというレベルで片付けられる態度ではありませんでした。
以来、イベリナが片時もリアンドロを離れなくて済むように、彼女は朝食を部屋まで持っていっているのです。
それを聞いたもう片方は昼夜リアンドロとともにしているイベリナが何の病気も傷も負っていないことに驚きます。
呪いが伝染るという噂は嘘なのかもしれない。
イベリナたちを見る二人はそう結論づけるのでした。
「そこの二人、何を話しているの?」
突然声をかけられて驚く二人。
おしゃべりをしているところをイレナ夫人に見られたら大変です。
しかしそこに居たのは茶髪の美青年でした。
「なんだ、ロレンゾか」。
叱られる心配のない相手だったらしく二人は安心して話しかけます。
呪いに苦しんでいたリアンドロがすっかり良くなって散歩をしている。
その知らせにロレンゾは驚きます。
ロレンゾが庭園のリアンドロを見ると実際に彼は元気そうに散歩をしているのです。
半身に浮かぶ呪詛のほかは異常がないように見えるリアンドロ。
そして彼に優しく笑いかける女性。
その温かい笑顔を見て、ロレンゾは彼女は誰だ?と気にするのでした。
公爵夫人のメイドに転生しました14話の感想&次回15話の考察予想
リアンドロの外出着姿可愛かったですね。
貴族らしい装飾付きのシャツでしたが、蝶ネクタイは黒。
頑固なところのあるリアンドロらしいちょっと硬めの衣装でした。
ベラビティ家のしきたりで庭園にバラを咲かせているということでしたが、夫婦仲が悪いのに常に庭園にバラが咲いているというにはどういうことでしょう。
イベリナは公爵夫人がそれだけバラ好きだと推測していましたが、何かもっと深い意味がありそうです。
公爵夫人の真意が気になりますね。
新登場の青年ロレンゾはどう立ち回っていくのか気になります。
なんだかイベリナに興味を持ったようです。
これはリアンドロのライバル出現でしょうか。
先の展開が気になりますね!
まとめ
今回は漫画『公爵夫人のメイドに転生しました』14話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。