
漫画「悪女のペット」42話の原作/韓国版の小説を先読みして読んだので、あらすじ&ネタバレをご紹介します。
悪女のペット42話【原作】韓国版のあらすじ込みネタバレ
幼いころから母親の顔色を窺って生きてきたリリス。
彼女の母親は、家族以外の人の前では良い母親を演じ、二人きりになると「原作と違う」という理由でリリスを叱るのでした。
彼女はこの、母親がいつも口にする「原作」という言葉が気になっていました。
ある日、辞書を引いた彼女はこの原作という言葉の意味を知りましたが、劇中でもない日常に「原作」と同じであることを命じる母親が理解できず、憎むようになったのでした。
そしてリリスが大きくなったある日、彼女の母親は彼女を呼び出し、「時が来た」と告げたのでした。
ついに知らされた「原作」の意味
戸惑うリリスに、母親は「ついにお前がヒロインになるときがきた」と告げます。
身体が弱ってうわごとを言っているのだと思ったリリスは母親を落ち着かせようとします。
そんなリリスへ母親は、彼女が大切にしている一冊の手帳を手渡します。
その手帳を読んだリリスは衝撃を受けました。
そこへ描かれているヒロインはまさにリリス自身。
鏡に映る自分の姿と同じく、白いドレスを着た「リリス」なのでした。
リリスは初めて、自分の運命が生まれる前から決まっていたこと、そして自分が生きてきた世界は誰かが書いた作品の中だったことを知ったのです。
決められている運命
母親は手帳を見ながら、彼女が出会う主人公たちのことを嬉しそうに言い聞かせました。
リリスはすでに物語のなかで、このあと出会う夫までが決められているのです。
書いてあるとおりにすれば心配はいらない、という母親の言葉に愕然とするリリス。
そこに彼女の選択肢は全く存在していないようです。
それに彼女はまだ、物語の中のリリスが自分であることに疑いを隠せないのでした。
母親に逆らったリリスは…
いますぐ部屋を出て、信じられない出来事や母親のおかしな様子を父親へ相談しようと考えたリリス。
しかし決意を固めて顔を上げたリリスを待っていたのは母親の世にも冷酷な表情でした。
母親が話をしているときに、リリスが少しでもよそ見をすることは許されないということをすっかり忘れていたのです。
急いで許しを請うリリスでしたが母親に捕まってしまいます。
彼女がいくら助けを求めても、ここには助けてくれる人は誰もいないのでした。
「すべてはお前のため」という言葉とともに振るわれたムチ。
その現場を目にしてもなお、リリスと母親を仲のいい母娘に仕立て上げる屋敷の使用人たち。
彼女は自分の運命にただただ絶望するのでした。
悪女のペット42話の読んだ感想
リリスが「原作」という言葉の意味も知らない頃から彼女を原作通りに育てようとしてきた母親。
母親に逆らうことができないことはもちろん、ただ一人として味方がいないリリスが可哀想でした。
彼女は原作のリリスとして生きることをどう受け入れたのでしょうか。
次回に期待です。
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』42話の原作/韓国版の小説を先読みお届けしました。
当サイトではピッコマ漫画の通常/日本語版のネタバレもご紹介していますので、そちらもぜひ読んでみてください。